私の作品写真を
大袈裟に褒めた外国人アーティスト
ぼくの作品もみてよ
とバッグの中から
大きなポートフォリオをだし
めくると
新聞紙を一枚丸めたモノが
台の上に置いてある写真
"これは、僕の心を表現してるんだ〜
でね…(長々英語で10分説明してくれる。)
てなわけなんだよね。
いつか展覧会を開きたいなーって思ってるんだよ。"
え?展覧会してない。
どこにも発表してない…
で、アーティスト…な…の…?
少し軽いジャブを受けて
面食らっている私に
もう1人が
"私のはねぇ。"
ゴソゴソとハンカチサイズの布を出して
広げてみせる
着物生地っぽく織れている
ボーダー
"ステキだね"
さっきの新聞紙の人が
大袈裟に褒める
自分で織った着物を持ち歩けないから
試し織のサンプルを持ち歩いているのかな?
私も
"綺麗な布ね!
日本のどこで織ったの?"
と聞く
"京都の西陣よ。
愛は知ってる?
あそこは日本でも有名なの。
そこではいつでも着物を織らせてくれるのよ!"
ん?西陣でいつでも着物を
織らせてくれるとこなんてあったっけ??
"西陣ね。知ってるよ"
というと、嬉しそうに
"予約して行くと
すぐに着物をおらせてもらえるの!"
はてなが一杯の私に
とどめの言葉を吐く
"コレを2時間くらいで織ったの。
スゴイでしょ"
2人の外国人は
いやだすご〜い!あなたもすごーい!
とキャッキャしてるけど
私は…
それ経糸張ってあるやつやん!
それ着物を織ったんちゃうやん!
と、目の前が真っ暗になった。
もう少し続く









