保育園児が劇で使う魔法のランプを作りました! | よいおとこのどうぐばこ
かわいい甥っ子に保育園の劇で使う魔法のランプを作ってと頼まれました。
 
魔法のランプと聞いて、頭の中ではカップラーメンのミニカップ2個を上下で接着し、そこに厚紙で口、段ボールで取っ手を付けて金色の折り紙を貼りつけて完成!という制作イメージがすぐに湧いたので、「いいの作ってやるよ!」とすぐにOKの返事をしました。
 
まずは魔法のランプを作るのに必要な材料を揃える為に100均に買い物に行きました。
そこで見つけたのが発泡スチロール製、20㎝x10cmx5㎝のスチロールレンガ。
「そうだ!発泡スチロールで作ろう」てな感じで、当初のカップと厚紙で作るのをやめて発泡スチロールで作ることに変更しました。
スチロールレンガ3個お買い上げ。
 
家に帰って制作開始!
発泡スチロールを使っての造形は経験が無くはじめてなので試行錯誤を重ねての制作です。
 
最初にレンガを2つ接着して大きな塊にしました。
これを大まかにカットしてから形を整えるのですが、カッターだと分厚いのは切りにくいのですね。
試しにノコギリ使ってみたら簡単に切断出来ました。
次にランプの形にカッターで削っていくわけですが、やはり削りにくい・・・。
そこでカッターはやめて、ワイヤーブラシ(金属ブラシ)で擦ってみました。
これが大正解!面白いようにサクサク削れて簡単に造形出来る!
 
 
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ご覧の通り、短時間で形に出来ました。
大きなゴミ袋をテーブルに貼りつけ、袋の中に発泡スチロールをぶっこみ、削った粉が周りに飛び散らないように作業します。面白いように削れるので、5分もあればこのような形に出来ます。
 
 
 
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ただ表面はかなりザラザラして粗いので、表面をきれいに処理する必要があります。
 
 
 
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いつも愛用しているポリパテを塗ったら表面が溶けてしまったので、表面に水性ペンキでコーティングすれば溶けないかもしれないと思って、白い水性ペンキを塗ってみました。
 
 
 
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削った箇所はこんなに粗いです。
魔法のランプということで蓋の上部にラインストーンを付けることにしました。
 
 
 
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表面を水性ペンキでコーティングしてもポリパテを塗るとやはり溶けるので、ポリパテの使用は断念しました。
そして近所のホームセンターにて水性パテを購入してきました。
選んだパテは「カベパテ」というやつです。
これを表面にいっぱい塗りたくりました。
 
 
※はじめてなので、壁パテを厚く塗ってしまいましたが、厚塗りだとなかなか乾かないし乾燥後にひび割れするので、ヘラを使ってパテを表面に薄く擦り込みドライヤーの温風を当てて強制的に乾かし、乾いたら再度パテを薄く塗ってを繰り返して作業すると短時間で仕上げることが出来ます。乾燥後はサーフェイサーを吹かなくてもそのまま色を塗ることが出来ますので、もし劇で使うランプ作られる方はそのように作業されたらいいと思います。^^
 
 
 
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パテが乾いたらサンドペーパーで削って表面を整えます。はじめ粗いもので削って、だんだん目の細かいサンドペーパーを使って仕上げていくと作業時間を短縮出来ます。
 
取っ手はヤスリがけしにくいので、本体から切断してしまいました。笑 (あとで接着します。)
 
 
 
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表面が整ったらサーフェイサーを吹き付けて小さな傷が見えやすくして、傷がある部分にはパテをまた塗って再度サンドペーパーがけをします。
取っ手は本体に接着し爪楊枝4本を刺して強度UPし折れないように周りはエポキシパテにて補強してあります。
 
 
※接着剤は100均で購入した発泡スチロール用を使用しました。瞬間接着剤などは使用すると表面が溶けて接着出来ないです。木工用ボンドやエポキシ系接着剤などは使えます。
 
 
 
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さらにサーフェイサーを吹き付けて仕上げます。
 
※サーフェイサーはGSIクレオスMr.サーフェイサー1200(Amazonで411円で購入)を使用しました。
これを吹き付けると傷やへこみなどの粗が見えやすくなることにより完成度が上がりますし、また仕上げに塗る塗料が剥がれにくくなります。サーフェイサーを吹き付けなくても、パテにそのまま色を塗ることは出来ます。
 
 
 
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あのザラザラだった表面がきれいになりました!
あとはゴールドの塗装をすれば完成です。
 
※今回は初めての制作だったので、削った表面に水性ペンキ塗ったり色んな事してしまい大変そうに見えてしまいましたが、実はすごく簡単に作れるので、もし劇でランプが必要な方はぜひ作ってみてください。
 
必要なもの
○発泡スチロール (私はスチロールレンガを接着して大きな塊にして使用しました)
○ワイヤーブラシ (ブラシがスチール製のもの)
○水性パテ (私は安かったので、セメダイン社のかべパテ(室内かべ補修用)というやつを使いました。300円くらい)
○紙ヤスリ
○塗料
 
作り方
発泡スチロールをワイヤーブラシで削って、ランプの形にする。 (ブロックにあらかじめマジックでランプを描いておくと作業しやすい)
折れそうな取っ手部分は根元にボンドを塗った爪楊枝を何本か刺しておくと強度が増します。(刺した穴はパテで消える)
ザラザラな表面にパテを薄く塗り、乾燥させる。(ザラザラが消えるまで、この作業を繰り返す)
乾燥したパテを紙ヤスリで削って、表面を整える。
色を塗って完成!
 
劇の練習中などに園児が落として傷が付いたりしても、その部分にまたパテを塗って色を塗れば簡単に補修可能です。
 
パテとか表面処理が面倒くさいなーという方は、ザラザラな面にそのまま色を塗ってしまってもいいと思います。(または黄色や金色の紙を貼るとか)
劇の小道具なので近くで見るものでもないし、ランプに見えれば全然問題ないです。
でも表面をつるつるにきれいに作ったら、子供たちが「先生、すごい!」ってなると思う。
 
 
 
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魔法のランプを豪華にするために宝石を埋め込むことにしました。
穴を開けて木工用ボンドを付けて100均で買ってきたビーズを埋め込みます。
 
 
 
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ちょっと派手に埋め込み過ぎた。笑
これはやらない方が良かったかも・・・。
 
 
 
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蓋をランプ本体に接着して、魔法のランプ完成です!!
 
 
 
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発泡スチロール製なので、すごく軽いですW 
小さい子供が使う劇の小道具の素材としては最高だと思います。
 
 
 
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蓋の上部に取りつけたラインストーンは気に入ってます。いいアイデアでした。
 
 
 
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沢山埋め込んだ宝石は付けない方がランプっぽかったかも~
 
でもあとで園児たちが、「きれいでかわいい!」と言っていたという話を聞いて嬉しかったです。
 
 
 
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アラジンに出てくるジーニーのポップコーンバケツがあったので、一緒に撮影してみました。
 
 
よく考えたら保育園児が劇で使う小道具でしたが、何かすげ~の作っちまった。w
 
 
 
 
 
 
アラジンンの劇では、小道具としてランプが2個必要らしく、その後、もう一個作ることになりました。
 
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