熱戦が続く甲子園は明日が準々決勝と、いよいよ佳境を迎えた。
と、その前に......今日は 「さくらの日」 ってことなので、井原市内の桜をちょっとだけ。
今年はまだ咲いていないので昔の写真だけどね
青野ダム公園(2022年3月) ガードレールの映り込みは興醒めだ....(>.<)
小田川の桜堤(2020年4月) 県内有数の名所だけど誰も居ない.....
さてセンバツ甲子園の話。
熱烈応援中の中国地区代表2校の、ベスト8進出を懸けた二回戦の結果。
26日 山梨学院 4-0 創志学園(岡山)
昨日行われた創志学園の二回戦は、春連覇の懸かる山梨学院との対戦だった。
結果は悔しい完封負け。山梨学院の選手個々の力強さを感じたけれど、チーム力に大きな差があるとは思わなかった。選手は懸命に戦ったが、ほんの少し勝利に届かなかった。
投手二枚看板が売りの創志学園だったけど、先発投手はその2枚エースとは違っていた。
選手起用に定評のある門馬監督が成長を認めている “3番手” 投手は、打者一巡が精一杯で捕まってしまった。継投が一歩遅れて勝負が決した。
ただし、2回の失点は持ち前の堅守であれば防げていただけに、ちょっとした綻びが後の展開を苦しくした。先制点も3回の追加点もすべて二死からの失点なのが悔やまれる。
まぁ、“タラレバ” 言っても後の祭りだし、完封されたのでどのみち勝ち筋は無かったけどね。相手投手の想定の上を行く遅球に翻弄されて、本来のバッティングをさせて貰えなかった。
門馬監督と同い年で、かつて清峰高校を率いて今村投手を擁して優勝した吉田監督の名将対決は見応えがあった。吉田監督の大胆かつ繊細な采配に軍配が上がった。
27日 広陵(広島) 5-6 青森山田 延長10回タイブレーク
「野球ってホントにおもしろい」 って思える試合だ。
おもしろい試合ほど、やってる選手や関係者には苦しい展開なんだけどね。
無得点のまま迎えた8回表、押し気味だった広陵がついに2点を先制して均衡を破った。が、その裏の青森山田は、この試合の初ヒットが出てノーヒットノーランを免れると、四球が絡んだチャンスにタイムリーが飛びだしてあっという間の同点。
流れは青森かと思いきや、広陵が9回表に怒濤の攻撃で3点を勝ち越して流れを引き戻す。
ところがところが、今度は9回裏の青森山田が打棒爆発で3点を奪い返して、なおもランナー3塁でサヨナラのチャンス。ここはスクイズ失敗で延長に入ったが、こうなると後攻の青森山田が俄然有利な展開になった。
タイブレークの10回表を無失点で凌いだ青森山田が、その裏に犠牲フライでサヨナラ勝ちした。7回まで抑えられていた広陵の高尾投手を、打線が終盤に見事に攻略した。
かくして中国地区代表の2校は健闘虚しく二回戦で敗退となった。
中国王者の広陵は優勝候補にも挙がっていた実力校で、地区大会決勝でその広陵を苦しめた創志学園にも期待していたが、また夏の大会での活躍を期待するとしよう。
と言っても、県大会を勝ち上がるのが一苦労なんだけどね。
今や野球の強豪は私立高校だらけになった中で、頑張ってる公立高校を応援したくなる。
※郷土の代表は別の話ね(小声)
今日惜敗してしまった宇治山田商業のように、公立の商業高校はオールドファンには格別の思い入れがある。ネギちゃんだけかもだけど
公立で唯一ベスト8に進出した阿南光高校には是非とも頑張って欲しい。