春高バレーは早くもベスト4が出揃った。
休日だったので、就実高校の3回戦と準々決勝をリアルタイムで観戦できた。
春の二連覇と昨夏のインターハイのリベンジに向けて、ここまで狙い通りに勝ち上がってきたが、接戦だらけで、観ているだけで疲れてしまいそうだった。
昨日の初戦(2回戦)は、立ち上がりの劣勢からしっかり立て直して勝ちきった。
難しい初戦の立ち上がりからの立て直しが早くできてやれやれだった
3回戦の熊本信愛女子戦もなかなかの接戦になったが、簡単な試合など望むべくもないので、苦戦も想定内と言わんばかりに最後は逃げ切った。
2セットとも序盤の混戦から、最後は突き放してストレート勝ちした。
大エースと形容されているキャプテンのめぐみ選手
中継のアナウンサーが 「王者・就実」 とか 「大エース深澤めぐみ」 を随所で叫んでいた。ファンとしては心地良い響きではあるが、高校生の選手たちには相当なプレッシャーだろうなと、心配になる。
準々決勝の相手、岡崎学園は強かった。2年生エース・カンポス選手の攻撃も良かったが、打っても打っても拾いまくる粘りが素晴らしかった。
粘りに関しては就実も負けていないので、我慢比べの長いラリーが続く展開が多かった。
1セットオールからの3セット目は、まさに手に汗を握る攻防だった。大接戦の中で、両チームの選手のメンタルには驚くばかりだ。
就実は先にマッチポイントを握られたが、曽我選手の強烈なスパイクで追いつくと、最後は深澤つぐみ選手の連続ポイントで勝ちきった。
マッチポイントでハラハラがピークなった場面(汗)
相手エース・カンポス選手がサーブに下がったのがわずかに望みを繋いでくれた
見えにくいけど、曽我選手が同点に追いつくスパイクを打った
スパイクを決めた直後の曽我選手。表情が硬く、緊迫感が伝わってくる。
ここでつぐみ選手がコートに復帰。交代する田中選手との身長差が凄い。
就実のメンバーには “ちびっ子ギャング” がたくさんいるなぁ。
皆の表情がこわばっていて、ちょっと心配だったが
つぐみ選手が立て続けに決めて決着した。
力を出し尽くした選手達。涙する選手もいる程の激闘だった。
解説の栗原メグさんが 「どっちが勝っても不思議では無かった」 と評した。
明日は強敵、金蘭会との準決勝。昨春は準々決勝、昨夏は準決勝で死闘を演じたライバルだ。
もう一方は、昨春の決勝で破った古川学園と、昨夏の決勝で涙を呑んだ下北沢成徳。
どの学校も打倒就実を目指している強豪校ばかりだ。
悔いの無いように自分を信じて、力を出し切って欲しい。もちろん目指すは優勝あるのみだ。
余談ですが.....
ネギちゃんの60余年の人生の中で、唯一井原市以外に住んだことがあるのが愛知県岡崎市。
岡崎学園の前身の岡崎女子高校の娘やOBとはバイト仲間だったし、遊んだこともあって、懐かしい想いが込み上げていた。もちろん試合は就実を応援していたが、セットポイントを握られた時は、「もし負けても岡崎学園が優勝するなら許せるな」って想いがちょっとだけ過った....。 ちょっとだけよ......