日本のロック名盤カタログ CD Japan Japanese Music Real -5ページ目

SA / STIFF UPPER LIP

STIFF UPPER LIP

STIFF UPPER LIP SA
03年3月発売

曲名リスト
1. STAY STRONG
2. CLIMBER’S SONG
3. NO MAN’S NATION
4. SUNRISE HUNTER
5. BRACE&THE GAIN
6. サマーホリデイズスカイ
7. YET!YET!YET!
8. NAUGHTY BOYS
9. ボーナストラック

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★万古不易・無二無三・パンク・アティチュード=SA★

ものすげえ当たり前の話だが、
どの時代においても本物のパンクスはパンクスとしてしか生きていけないことは明白な事実である。
髪の毛を立てたり、金髪にしたり、破れた服を着たり、革ジャンを着たり。
パンクスはあくまでもパンクに徹する。喋り方からキャラクター、仕草に至るまでの全てを。
どんなバンドで演奏していても寸分たがわず同じなのである。
ちょっとぐらい違うジャンルに挑戦してみたら?なんて事はナンセンスで、とっても野暮な話なのである。
つまり、何をやっても(例え演歌でも)常にパンクでしかない、
変わり続けるロックとは対極の位置で完璧にやってみせるさ!という素敵で寵愛すべき人種なのだ。

元バッドメサイヤの馬淵太成を中心に、
ナオキ(ラフィン、コブラ、ドッグファイト)らを加えて再結成されたSAの3枚目ミニアルバム。
全曲日本語詞でダイレクトに伝えるパンク・メッセージはとても真っ直ぐで尊くて潔い。
醍醐味でもあるオーセンティック・パンクの大合唱メロディは、
相も変わらず危ないキッズ達のハートを沸点に誘ってくれるはずだ。

BOaT / RORO

RORORORO BOaT A.S.E. Aine

曲名リスト
1. ALL
2. AKIRAMUJINA
3. ROOTS OF SUMMER
4. RUMMY NIGHT
5. TUESDAY
6. CIRCLE SOUND

01年4月発売

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多彩で変幻自在なジャムった感じの即興性をゆらゆらとじわじわに、ラウドにエモーションさせロックし、
何処かポップで聴き易い形にして新世代のロック・ファンに新しい形のフリー・ロック(純粋な意味での)
を感じさせてくれる、BOaT最終作にして最高傑作。
(とはいってもBOatはこのアルバムしか聴いた事がないです・・・・・・)



ハードコアやノイズ、プログレ的な要素とはじけるようなポップさを併せ持つ
唯一無二の存在感で新境地を切り開いたかの様にみえたが、
直後2001年9月28日に音楽性の違いから事実上の解散。
その後、中心メンバーのAxSxEとアインはハードコア・フリージャズバンドNATSUMENを結成する。
そのNATSUMENの原点・指向性・出発点となった重要なアルバムでもあるだろう。

ブレッド&バター / バーベキュー

Barbecue(紙ジャケット仕様)

Barbecue(紙ジャケット仕様)
1974年9月オリジナル発売

1. 魔術
2. ピンク・シャドウ
3. 愛の歌
4. 飛行室
5. うつろな安息日
6. アフター・ザ・バーベキュー{ゲット・トゥゲザー}
7. 地下鉄
8. 夕暮れ(つらい夜)
9. 子豚と×××
10. メモリー
11. 朝の陽
12. ピンク・シャドウ(シングルMIX)
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切ない系美メロと美しい声を併せ持つ色褪せる事のない都会派フォークデュオ、ブレッド&バターの3rdアルバム。
色褪せないからポップスなのかポップスだから色褪せないのか?という不毛な議論は置いといて、
全てを超越したレベルで今もなお輝きを忘れていない。細野晴臣鈴木茂林立夫小原礼山本潤子といった
豪華ミュージシャンが参加している事が関係しているのかも知れないが、まあこれも一旦置いておこう。
そうなると後に山下達郎がカヴァーをした名曲「ピンク・シャドウ」が収録されている事も、
まあまあ一旦置いておこうと言う事になる。

つまりバーベキューというタイトル通り、
このアルバムの根源に見え隠れするカレッジ青春のハイでワイワイな部分やラヴな部分、
はたまた切ない部分などは、時代に関係なく一貫しているという事なのだ、と思うのである。
歌詞の世界にある青春描写はザックリ言ってしまえばありきたりofありきたりな繰り返しなのだが、
不思議とすんなり染みこんで来ちゃうのは、
様々なジャンルに精通した“コク”や“まろみ”が満遍なく含まれているからなのではないか、と。

人間とは常に変化というものを強制するが、
人々の心の中に保存されている「美の面影」は当分永遠でありたいものだ。

V.A. / GET THE PUNK J PUNK&NEW WAVE 1972-1991

GET THE PUNK-J PUNK&NEW WAVE-



















GET THE PUNK J PUNK&NEW WAVE 1972-1991
03年10月発売 限定盤

曲名リスト
1. サ・カ・ナ(MOMOYO&The Lizard)
2. 衝撃X(MIRRORS)
3. 共犯者(MR.KITE)
4. AUTOMATIC FRU.(FRICTION)
5. 魔都(S-KEN)
6. シティボーイ(8 1/2)
7. TURNIN’ LOOSE(E.D.P.S)
8. なしくずしオペラ(メトロファルス)
9. インプロヴィゼーション・アナーキー(ULTRA BIDE)
10. Mr.Twist(SS)
11. MONKEY MONKEY(BOYS BOYS)
12. 真空パック・トラベル(水玉消防団)
13. マッチング・シュール(ZELDA)
14. 紫外線(PABLO PICASSO)
15. 夢の成る丘(突然段ボール)
16. Live at Shinjuku Loft.August 29th 1981(digest)(非常階段)
17. LOVE GENERATION(AUTO-MOD)
18. J.B.の夢(アレルギー)
19. Duncan Dancin’(NON BAND)
20. 彼女はフィクション(吉野大作&後退青年)

1. Flood(Phew)
2. 砂漠のマリアンヌ(招き猫カゲキ団)
3. 集団農場の秋(ゲルニカ)
4. ルームランナー(P-MODEL)
5. farewell(G-SCHMITT)
6. 夢の成る頃(黒色エレジー)
7. バーバラ・セクサロイド(ヤプーズ)
8. GO GO FREEDOM(ザ・コンチネンタル・キッズ)
9. BORN TO RIDE(WARRIORS)
10. ピラニアBOY(キャ→)
11. エメラルドの山彦(サボテン)
12. ゲンドウ ダンシング(ゲンドウミサイル)
13. アントニオバカ貝(SHONEN KNIFE)
14. FRUIT BUBBLE LOVE(THE 5.6.7.8’S)
15. 青春(赤痢)
16. 恋のスナイパー(スペルマ)
17. タコのおんがえし(パパイヤパラノイア)
18. 野良猫(GIRLS)
19. 白日-HA・KU・JI・TSU-(いんど猫)
20. フラッシュ・ザ・ナイト(ミン&クリナメン)
21. プリマドンナはお好き?(GO-BANG’S)

1. ロマンチスト(THE STALIN)
2. SOLID FIST(THE STAR CLUB)
3. ノット・サティスファイド(アナーキー)
4. NIGHTMARE(THE WILLARD)
5. LIFE IS A GAMBLE(the原爆オナニーズ)
6. BRAVO JOHNNYは今夜もHAPPY(KENZI&THE TRIPS)
7. FUNKY ROCK’N ROLL(THE POGO)
8. LET’S GET TOGETHER(THE RYDERS)
9. STAND AGAIN(THE STRUMMERS)
10. IN THE SHADOWS(責任転嫁)
11. ア・イ・キ・タ(ニューロティカ)
12. LOUD MACHINE(THE LOODS)
13. ROCKN’ ROLL TOY(THE GOD)
14. HUNTER(GYMNOPEDIA)
15. もっと愛して(SISTER RAY)
16. LOVE ME(AWSCHWITS)
17. SO THAT NIGHT(D-DAY)
18. 未青年(ばちかぶり)
19. 金くれ(グレイトリッチーズ)
20. 僕は言いたい(THE LONDON TIMES)
21. 元祖高木ブー伝説(筋肉少女帯)

1. 銃をとれ(頭脳警察)
2. 涙のハイウェイ(SHEENA&THE ROKKETS)
3. レモンティー(サンハウス)
4. LET’S ROCK(Dan Dan)(THE ROOSTERS)
5. (Give him a)GREAT BIG KISS(大江慎也 with Johnny Thunders)
6. あの娘のウェスタン・ストリート(THE NO COMMENTS)
7. 僕はコレクター(THE COLLECTORS)
8. いかりをあげて(16 TONS)
9. BOYS OF BEDLAM(YBO[↑]2)
10. リボンの騎士(割礼)
11. BREAKING GLASS(SODOM)
12. SAINTLY EVIL BOY(THE ZOLGE)
13. JIMI JIMI(MESCALINE DRIVE)
14. タンゴ(暗黒大陸じゃがたら)
15. さいあいあい(ROSA LUXEMBURG)
16. HEAVEN(THE GROOVERS)
17. こたつ内紛争(THE NEWEST MODEL)
18. 天井裏から愛を込めて(アンジー)
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日本で最初に起こるロック・ムーヴメント「東京ロッカーズ」からバンド・バブルが終戦する91年までの輝かしいパンク&ニューウェイブの曲を『DOLL』編集長・相川和義監修により80曲凝縮(記録)した4枚組CD。改めて聴くと(といっても三分の一くらい初聴)当時の洋楽に比べて全然力負けしておらず、むしろ邦楽の方が斬新なんじゃねーかぐらいの勢いである。むろん影響力では断然負けていたかも知れないが。現在のロックには無いライヴでラウドな感覚や、デジタル作業中心では出せない緊張感と集中力は、日本の音楽産業がこの先どんなにオカシイ方向に向かっても、決して色褪せる事は無いだろう。そして忘れてはいけないと思う。

パンク&ニューウェイヴがなぜ日本の音楽産業に定着しなかったのか?ミュージシャンやロック・ファンが逸早く興味を示したのに比べると、音楽業界の反応と対応は何故か鈍かった。ロンドンにおけるSEX PISTOLSCLASHクラスのスーパーヒーローが居なかったというのもあるが、業界では商売にならないと判断していたフシが伺える。というより、おそらく旧人類の歳を重ねたお偉いさん方(フォークの連中)には理解不可能=ツイテイケナイ状態だったのかもしれない。

しかし、YMOP-MODELヒカシューPLASTICS周辺の活躍によりニューウェイヴの台頭を無視できなくなった状況(商売という意味)で、仕掛けられた安易なニューウェイヴ・バンドがこぞって登場した。そして当然の如く、このように仕掛けられたバンドで成功を収めたバンドは皆無といっていいほど記憶にも記録にも残っておらず、アッサリと「名ばかりの新しい波」は砕け散ってしまった。この虚構ニューウェイヴの失墜により、本格的なニューウェイヴ志向のバンドは行き先と目標を失ってしまいアンダーグラウンドに身を潜めることになってしまうのである。

~相川和義(DOLL)~
このCDのタイトル『GET THE PUNK』は、気づけば収録したバンドのレコードは総てゲットしていた・・・そんな単純な発想からだった。昨年の11月頃、この話を聞いた時には「バンドと曲を絞るのが大変だな」というのが率直な印象だった。80バンド80曲、パンク以前のルーツ的なアンダーグラウンド・バンドを含めメジャー、インディーズからのセレクト。諸事情も絡みこのようなラインナップとなったが、たかが80バンド、されど80バンド・・・人それぞれに色々な想いがある、私にもアナタにも80バンドの想い、80曲の想いがある。僕にとっては収録できたバンドも出来なかったバンドも、僕の中では刺激的でワクワクしたものであったし今も息づいている。最高じゃないか!今、10代、 20代、30代、40代、50代までもが一緒に共有できるアルバムなんて。


今、見なおさなきゃいけない日本のパンク&ニューウェイヴが隈無く詰まっているCDであり、ロックのアティチュードをとことんまで追求した最高な人達のメモリアル・アルバムでもある。21世紀を迎えた日本に“ロック”は生きているのか?日本の音楽の現状を嘆いていたり、納得できない人達がたくさん日本にはいるが、相も変わらず当時も今も流行歌とは関係の無い場所(聖域)で、自分達の信じるロック・シーンを作り続けているはずだ。

参考(軽く引用)文献:ライナーノート、ロック・ファイルVol.6

暇つぶし 生まれ変わりメーカー

人気!?うそこメーカー生まれ変わりメーカー
暇潰しにやってみました。
名前の入力はアメーバID(ニックネーム)です。
で、左の画像がその結果。

アカガイから犬までの壮絶?な生まれ変わりから、
一気に知的なオーストリア人w

ちなみに、本名でやってみると人間が二人増えました。

うそこメーカーTOP

他にも最近たりないもの占いなるものが流行っているそうで、
やってみましたが、微妙に面白くなかったです。