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今日も花曇り

読んだ本や考えたこと、仕事について。

音楽業界から離れて久しいため、すっかり情報に疎くなっていたのですが

ふとWeb検索したところ、西村朗先生が昨年亡くなったことを知りました。

まだそんな御歳ではなかったはずなのに、と少なからずショックでした。癌だったとのことでした。

そして、Wikibediaのリンクをたどると、野田暉行先生も一昨年に亡くなったことを知りました。

私が音楽の仕事でお世話になった方々は、振り返ると、もう大変多くの方々が故人となってしまいました。

井上直幸さん、野坂恵子さん、遠山一行先生、遠山慶子先生、別宮貞夫先生、松村貞三先生、安部幸明先生、伊福部昭先生、三木稔先生、上記の西村先生、野田先生・・・

そのほかにも、私が知らないだけの方もいるかもしれません。

ひるがえって私の母も、70代半ばで、とても元気ですが、一緒に歩いていると、歩くのが遅くなったなと感じます。

私自身、鏡を見ると白髪が増えたなと思い、文字を読めば老眼が進んだと感じます。

一生は有限なんだと、当たり前のことが、頭でではなく実感することが多くなった気がします。

何をしてもしなくても、毎日終わりに近づいていきます。
自分の一生など、世界の時間の長さと広さの中では存在しないに等しいものなのに、自分にとってはそれが全てであることの不釣合が、どうしてもうまく受け入れられません。

一体この塵のような一生のなかで、何をすべきと生まれてきたのでしょうか。
それとも、そんなものはなく、何も意味などないことを理解するための一生なのでしょうか。

ルール不明のこの理不尽な強制参加のゲームを続ける意味は、何なのでしょうか。