先週、今週と二週続けてクアラルンプールへ来ておりまして、バタバタのためBlogの更新が滞ってしまいました。
さて本日は規制緩和事例のことを書いてみたいと思います。
歴史的建造物は今ではその土地土地の観光スポットとして大きな収益を生み出す目玉ですが、近場に歴史的建造物があるからといって、その周辺地域が必ずしも栄えているとは限らないのが実情のようです。
観光地へ訪れたことのある方であれば「何でもっと近くに宿泊施設がないのか?」ということを感じたことはなりませんか?
これは歴史的価値が高い建造物ほど景観を気にすることになるために、建築条件に様々な規制がされていることが多く、自由に建築することができないためです。
よって観光スポットとして多くの人は集まりますが、滞在時間が短いことも相まって周辺地域の商業施設が観光客で溢れることはないのが現状です。
ですから一見栄えているだろうと思われがちな周辺地区は賑わうことはなく、驚くほど寂れているという状態が一般的なのです。
そこで寂れた周辺地域を活性化させるべく、建築規制を緩和してホテルや旅館を建設できるように計画しているのが世界遺産にも認定されている法隆寺の周辺地区です。
法隆寺は年間90万人を超す観光客が訪れる奈良県有数の観光スポットですが、この周辺地区も御多分に漏れず寂れた商店街が悲鳴を上げているのが現状です。
よって奈良県は今回の計画でホテルや旅館、飲食店などの商業施設の進出を促し、周辺地域の活性化とともに観光地としての魅力を高めることを狙っています。
既に国の了承は得ており、後は町議会の可決まちで早ければ10月にも施工される予定とのことですが、この規制緩和は歴史的建造物を持つ観光地にとっては今後のモデルケースとなることは間違いありません。
上手く成果が上がれば全国各地で同様の規制緩和が行われることとなりそうですね。
株式会社ニーズ・コーポレーション
代表取締役 芹澤 豊宏