日々読書。 -67ページ目

日々読書。

アメコミと、スティーブン・キングの小説や映画など、気になったことを書いています。

The Walking Dead コミックス版 #012
感想とあらすじ *ネタバレあり!
ウォーキング・デッド/ロバート・カークマン
¥3,150
翌朝、納屋の掃除をするRickとAllen。
部屋が空いているのに、何故納屋で寝なければいけないのか納得ができないRickが
Hershelに直談判します。
すると、家には招いたが、それはCarlの傷がいえるまでの話で、治癒すれば出て行ってもらう。
それに、私の息子の部屋を渡すわけにはいかない、と。取り付く島もありません。
見ず知らずの人に、死んだ息子の部屋を明け渡す気にはなれないというのはわかる気がします。

しかしそれに激怒したLoriが抗議に行きますが、売り言葉に買い言葉、結局彼らは出て行かざるをえなくなります。
メンバーを住まわせるには十分な食料の確保が難しい事、それになにより、部屋を明け渡す事で息子の思い出をなくしたくはないHershelとの決別です。
小さい集団なら大丈夫でしょうが、やはりある程度のグループになると共存というのは本当に難しいと思います。

メンバーは車で牧場を出て行きますが、その中の一人AtlantaでRickを救った中国人のGlennが
ここに残る事を決めます。Hershelの娘、Maggieを好きになったためです。
それまでは、生きてても死んでもどっちでもいいと考えていたが、今はもうそんな考えは無くなったし、なにより一人はもう嫌だ、とRickに語ります。
今までも、死という形での別れはありましたが、こういった形での別れは初めてです。
寂しいですが、こんな世界で、自分の人生を見つけられたのですから、素敵な事だと思います。

またもや車での旅が始まります。
やはり食料も見つからず、ガソリンも見つからず、途方にくれる面々。
何かあるか手分けして探しますが、DaleとAndreaが大発見をします。
メンバーを集め、見に行くとそこには・・・
フェンスで囲まれた、刑務所がありました。 安全面において、これほど完璧な場所はありません。
彼らはついに、住むべき場所を見つけました。

#013へ続く。
ドラゴンの眼〈上〉/アーティストハウス
ドラゴンの眼〈下〉/アーティストハウス
スティーブンキング積み本消化第10弾
ドラゴンの眼 アーティストハウス 約600ページ 評価:B
非常に読みやすい、王道的なファンタジーでした。

むかしむかし、デレインと呼ばれる王国での物語。
邪悪な魔術師フラッグの計略により、王殺しの罪を着せられ投獄された善良なる王子ピーター。
善と悪との戦いはどのような結末を迎えるのか。

子供に語り聞かせるかのような文章で、誰にでも読みやすい作品だと思います。
どちらかというと、ダークファンタジーですが、気持ち悪さやホラー要素、またキング作品によくある下品な言葉遣いも無く、娘に向けて書いたというのがよく判りました。(*一箇所だけ性描写がありましたが・・・)
不気味なダンジョンを冒険したり、ゴブリンの大群と剣と魔法で戦うといったタイプのファンタジーではありませんが、魅力的で魔法的な小道具やしかけ、フラッグが使う魔法など紛れも無くファンタジーです。
王殺しの罪を着せられたピーターですが、それでも信じてくれる仲間達、そして苦境にも負けず信念を持つピーター。物語中、本当の悪と呼べるキャラクターがフラッグ以外おらず、登場するキャラクター達の信念や感情にきっと共感できる部分が多々あると思います。
ドキドキワクワクする場面もあり、読み聞かせの文章というせいか、あまりキングの作品を読んでいるという気がしませんでした。最後はハッピーエンドですし、今後も物語が広がるよう考えた終わり方で、是非是非、彼らのその後の物語も読んでみたいです。彼らそれぞれの今後の冒険は、きっといくつも艱難辛苦はあると思いますが、彼らならやり遂げられると信じています。

もともとこの作品は、キングの娘さんのナオミに読ませるために書かれた作品で、限定1250部しか出版されませんでした。その時のタイトルは「ナプキン」というタイトル(物語を読めば、タイトルに納得です)でしたが、その後ファンと出版社の要望により、多少の手を加えてドラゴンの眼というタイトルになり出版されました。また、この作品は「タリスマン」にて、共同で作品を書いたピーター・ストラウブの息子、ベンに捧げられた作品でもあります。作中にて、ナオミとベンという同じ名前のキャラクターが登場する事から、キングが本当にこの二人を大切に思っていることが伺えます。
ちなみに、最初に発行されたナプキンというタイトル版では、多数の緻密なイラストが加えられた豪華本だったようです。残念ながら、このドラゴンの眼にそれらイラストは一切ありません。う~ん、是非見てみたいものです。

この作品に登場する魔術師フラッグは、他にもダークタワーやザ・スタンドでも登場しています。
ダークタワーでは、メインと呼べるほどの登場ではなかったので、僕にとってはこれが初めてのフラッグの物語でもあります。リーランド・ゴーント同様、純粋な悪ですね。人間という枠を超えた悪の象徴といった存在で、やはり物語にはこういった魅力的な悪役が必要ですよね!
また、この作品の舞台は中間世界と呼ばれており、タリスマンやダークタワーでも舞台になる世界です。

残念ながら、この作品は映像化には至っておりません。

次は、ローズ・マダーです。
The Walking Dead コミックス版 #011
感想とあらすじ *ネタバレあり!
ウォーキング・デッド/ロバート・カークマン
¥3,150
Hershelは助ける方法が見つかるまで死者を保護するため、納屋に閉じ込めていました。
自分が生活しているエリア内にゾンビがいると言う事だけでも、問題なのに
匿い、それがどれほど危険なのかも認識していません。

すぐに殺すべきと言うRickとHershelの間で激しい言い争いが始まります。
Hershelが言うには、何故ゾンビになったのか、その後どうなるかわからない。
病気か、何かの副作用なのか。もしかしたら、明日には回復するかもしれない。
だから殺す必要が無いという強固な考え方です。
ですが、根本にはそのゾンビの中に息子がいると言うのが理由のようです。

気持ちはわかりますが、ちょっと常軌を逸している気がします。
RickとHershelの意見は平行線。結局自分達はゲストと言う事で、彼らのルールに従う事になります。

空き時間を使って、銃の練習を行なうRick達の前に、ボロボロのゾンビが一体現れます。
射殺しようとするRickを押しのけ、Hershelがそのゾンビも納屋に匿おうとします。
納屋に入れようと、かんぬきを取った瞬間ゾンビが飛び出し、Hershelを助けようとした息子と娘が殺されてしまいます。幸い、納屋にいたゾンビを殲滅する事はできたものの、最初にゾンビになった息子を殺さなかったせいで、長女も、もう一人の息子すらも殺されてしまいます。現実を受け入れず、希望的観測にすがった結果がこの大惨事に繋がりました。
そしてやっと、自分の過ちに気がついたHershel。あまりにも高すぎる代償でした。

#012へ続く。