日々読書。 -34ページ目

日々読書。

アメコミと、スティーブン・キングの小説や映画など、気になったことを書いています。

アメコミ読書第4弾
Wolverine Snikt 5/5 
感想とあらすじ *ネタバレあり!
Wolverine: Snikt!/Tsutomu Nihei
コロニーに突入したと思っていたものの、実はコロニー自体が始祖そのものでした。
Mandateの巣窟とも言える、始祖の体内に居るウルヴァリン。
無数のMandateが襲ってきますが、次から次に倒し、壁を切り裂き外へ飛び出し、ついに超巨大なMandate、始祖と対面です。

爆発から生き延びていた大佐が遅れながらも到着します。
壁の隙間を見ると、ちょうど始祖の核を発見、光弾を撃ちこみますが、距離が離れすぎており、かすり傷一つつけることが出来ません。
バーニアを使い、一気に距離をつめ、核に取り付くと零距離射撃を試みます。
その瞬間、核からレーザーが放たれ頭部を吹っ飛ばされる大佐。
頭部を失いながらも残っていた弾丸全てを核に打ち込み、外殻を破壊する事に成功。
さらにまわりにいたMandateを巻き込みながら自爆し、ウルヴァリンに道を作り果てます。

大佐が開けてくれた外殻から内部へ侵入し、最奥の中心核向けて突進するウルヴァリン。
レーザーで腕を焼かれながらも、無理やり中心核に爪を突き刺し、止めを刺すと始祖は巨大な爆発に包まれ、他の全てのMandate達も自壊を始めます。

翌朝、連絡の途絶えたウルヴァリンを探すため捜索に出たFusaたち。
荒野の中をボロボロの姿で歩いているウルヴァリンを発見、感謝の意を伝えます。
ずっと私達と一緒に暮らさない? Fusaの申し出に、お誘いありがとう。だが、俺はこの世界の人間じゃない。楽しかったが、もう二度と会いたくは無いな。他意はないぜ、そう伝えるウルヴァリン。
握手を交わすと、次の瞬間Fusaの前からウルヴァリンの姿は消えていました。

場所は移り、現代のニューヨーク。
ビールが飲みてぇ。なんて旅だ、そう愚痴りながらウルヴァリンは都会に姿を消していきます。
スティーブンキング積み本消化第16弾 1/5
文春文庫 Nightmares & Dreamscapes メイプル・ストリートの家より
かわいい子馬 評価:★★★☆☆ 3点 
約310ページ、そのうちかわいい子馬は約45ページです。
メイプル・ストリートの家 (文春文庫)/スティーヴン キング
少年クライヴ・バニングの祖父ジョージ・バニング。
死期が近い老人がが孫に伝えた"指示"とは。

祖父がこれまでの人生で、自分なりに学んだ人生哲学を孫に伝えるという物語ですが、何とも穏やかでどこか温かい、そんな作品に仕上がっています。
僕が生まれたときには、既に祖父は無くなっていたので、この少年のような思い出が無く、なんだか寂しく感じてしまいました。
今は無き、家族との大切な思い出、そんなことを思い出させてくれる作品ではないでしょうか。

あとがきを読むと、この作品は元々長編として書かれた作品の一部だそうです。
キングが経験した作家が陥るスランプ、ライターズブロックのときに書いていた作品、「マシーンズ・ウェイ」と「かわいい子馬」。
断片として残ったこの二つの小説、マシーンズ・ウェイは後にダーク・ハーフとして完成されましたが、このかわいい子馬という長編は残念ながら没になりました。しかし、その中のとある短い回想部分を捨てきれず、題名はそのままで、長編だった他の要素を一切カットした短編小説として世に出ることになりました。

ショートフィルムとして映像化されています。1分程度の本当に短いものでした。
翻訳はされていません。

次は電話はどこから……?
スティーブンキング積み本消化第15弾
ドロレス・クレイボーン 文春文庫 約350ページ 評価:★★★★☆ 4点
ドロレス・クレイボーン (文春文庫)/スティーヴン キング


かつて夫殺しの嫌疑をかけられた老婆ドロレスは、
再び殺人の嫌疑をかけられる。
ドロレスが語る過去と真相とは?

献辞はドロレスクレイボーンの試作と後書きにありましたが、確かに献辞のアイデアをさらに発展させた作品という感じがします。
献辞では、主人公が友達に過去の出来事を語るという形で物語が進みますが、ドロレスクレイボーンも同様に主人公ドロレスによる独白で物語が進みます。
ただ、献辞では独白だけではなく、友達が話すシーンもありましたが、ドロレスクレイボーンでは、ラスト数ページを除き、延々主人公の独白が続きます。
チャプターや節も無く、あげくは一行改行すらなく延々と独白で進むと言うのは、今まで見たことがなく、かなり新鮮に感じました。

延々と独白が続くのでは、つまらないんじゃないか?
そう思われるかもしれませんが、読んでいくうちにドロレスが語る彼女の人生にきっと引き込まれていくことと思います。

子供たちへの限りない愛情、ドロレスの人生観、劇中行われるとある計画。
中だるみもなく、一気に読ませてしまう不思議な魅力がありました。

この作品は、黙秘と言うタイトルで映画化されています。
主演は、ミザリーでの怪演が印象深いキャシー・ベイツ。それだけで、ちょっと見たい気がします(笑


後書きによると、この作品はジェラルドのゲームとの繋がりがあるそうです。
短編を挟んで、ジェラルドのゲームを読んでみたいと思います。
次は、メイプル・ストリートの家を読んで見ます。