北海道旅(プチ日本一周)と新たなテント購入(ルナドーム) | ひきこもり、お遍路へゆくAmeba版

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自身のアルコール依存症や引きこもり、アダルトチルドレン問題により、生き方を見直す切っ掛けを手に入れ、その舞台に四国八十八ヶ所の遍路を選んだ男のブログ

私ごとですが、近々生活に大きな変化があり、そのついでと言ったらあれですが、

7月半ばから8月末までの約40日程度、北海道をメインとして本州、北海道を車中泊旅することになりました。

予定としてはまだ全然立ててないのですが、自宅のある宮崎県都城市から10日ほどかけて日本海側か太平洋側をゆっくりと下道で観光しながら北上し、

20日ほどを北海道にあてて、残りの10日で北上の時に使わなかった海側を観光しながら自宅へ戻るといった予定をしております。

俺不在の時間、宮崎県でのお役目のひとつはもう引き継いでおり、もうひとつの方は最近腑抜けてしまっている“副”に厳しくも投げつけようと思ってます。

俺無くして回らないならいっそのこと潰れてしまえと言うほど、本来は誰かに寄りかかって自分の回復を求める場では無いのですよ。



この旅とは関係無いのですが昨晩、


新たなテントを購入しました。

mont-bellのルナドームというグランドシートを含めたら7万円を超える高級なテントです。


ステラリッジ2型やクロノスドーム2型と同じくらいの広さなのですが、室内空間を広くする知恵の使われたテントで軽量化もされており、ずっと欲しかったテントです。




通気性や耐久性にも期待できるテントで、軽量化も申し分ないですが、若干収納時が思っていたより大きいのは背負って歩く旅にはプチ問題。

新品を買う予定でしたが、昨晩メルカリで見たところ2020年前購入の1度利用(試し張り1回除く)と言うのがグランドシート含めて41,000円で売っていたので少し考えた結果、相場だと判断して買うことにしました。

出品者が嘘を書く可能性も勿論あって使用回数など何とでも誤魔化せるのですが、出品者の取引履歴の評価と、

テントの幾つかの写真を見ても、ペグを打つ部分も色褪せていないし、何より撮影されている庭が綺麗で高級車の角っこが写っているので大切にされている可能性が高いこと、

また、コロナ禍からのキャンプブームの終焉と在庫の余りは最初から解っていたことで、それなりに野宿や車中泊の経験がある俺としては、こうして1度しか利用していないアウトドア用品が大量に売りに出されることは十分に理解できることでした。

ワザワザ便利を追及した家から外に出て不便な環境で寝たい(過ごしたい)という変わり者な発想が通用するほど甘い世界ではなく、

「やっぱ無理」となる人が多いことくらい、そもそも俺がテント泊を嫌ってますので良く良く理解出来ることなのです。

つまりこの出品は自然なことであると判断しました。

俺のように、

①貧乏で金が無い

②しかし旅がしたい

③旅という目的のための宿泊手段であり、テントで寝ることが目的ではない

というように、テント嫌いでも貧乏旅という本来の目的を叶えるためのひとつの手段として割り切ってないと、余程好きな人じゃない限り、

①自然の厳しさ

②虫、虫、虫

③不便

④バカ騒ぎするバカ(アルコールが入る以上、意外と多い)

と言った過酷な環境はもう2度と体験したいと思わないと思います。

因みに、100泊どころじゃないほどに車中泊やテント泊を経験している俺の主観として、

俺のようなテント泊を旅の手段のひとつとしている人はマナーが良い(とにかく静か)ですが、

キャンプが目的の人は本当にうるさいバカが多いのは考えたら当たり前のこととも思えます。



さて、いつも通り話が長くなってまいりました。

自分でもよくこんなにも次から次へと考え事が浮かぶものだと、

『なるほど、さすが精神疾患者だ』と感じておりますが、

感の良い方ならひとつの違和感を感じていると思います。

その違和感とは、

身体の大きな2人と、大きな犬2匹が寝るにはどう考えても無理なテントであることです。



そうです。

今回購入したテントは北海道旅に使うものではありません。

冒頭に“生活に大きな変化があり”と書きました。

その変化の狭間で、もしかすると四国を通して歩くという発想が生まれても何も不思議ではない病気の人がいても不思議ではないのです。



俺は色々ありすぎて、とても変わった人生を歩んでいます。

その経験のなかで“時間”とはとても大切なものであることに気付きました。

今、出来ることは今した方が良い場合があるのです。

例えば失業したとしましょう。

また、精神的に病んだり、怪我や事故で長期の入院に至ったとしましょう。

そのどちらもを経験した俺がその時を振り返ると、

それは不幸ではなく“時間”というとても大切なプレゼントを受け取ったというシンプルなものでした。

それは“沢山の選択肢”というプレゼントとも言い換えられます。

俺はその時間で沢山の本を読んだり、あちこち旅をしたり、

沢山の酒や精神薬を飲んだり、ネットゲームに熱中したりと、

今考えたら『良かったな』と振り返れる良い(苦しみも伴う)思い出がとても沢山あります。

だから、他人にも“時間”を味わって貰いたいと思う。

この世は金より時間(選択肢)です。

勿論、金は必要ですが、メリハリを持つとこが大切であり、時間がある時は時間使って、

経験に金を使うなり、働いて金を貯めるなり考えて生きたら宜しい。

一生懸命貯めた金があるのでいくら使っても構わないし、きっと使ったところで数倍は残るほど必死に貯めました。

そもそもテントを買い、車中泊を選ぶのだから俺達には倹約生活が身に染み付いているし、

贅沢をしながらも、贅沢はしない、贅沢のハードルは低いのだ。



アルコール・処方薬依存症である俺が何故、酒も煙草も薬もギャンブルも断ったのでしょうか?

それは人生を歩む為です。

その歩む道のりには楽しみも欲しいし、

それが“生き方の病気”と呼ばれる依存症から学んだ“俺なりの生き方”であります。



まぁ、一言言えば、いつも使っているテント(ステラリッジ3型)でいいやろ。

1人には広くて張る場所を少し考えるけど、ルナドームと重量も一緒だし。

後は“元が取れる”かな?