沖縄旅3日目①座喜味城跡 | ひきこもり、お遍路へゆくAmeba版

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自身のアルコール依存症や引きこもり、アダルトチルドレン問題により、生き方を見直す切っ掛けを手に入れ、その舞台に四国八十八ヶ所の遍路を選んだ男のブログ

沖縄3日目の朝。

昨日の依存症セミナーの最中ずっと自分と向き合いながら『死にたい、楽になりたい』と思い続けてた自分を思い出していた。

毎回のセミナーがそうなのだけど、やはり俺はずっと死にたくて、早くこの世から卒業したくて、

だからこそ『今、そしてこれからも必死に生きるのか』と感じながら、人は死を目指して生きているのだと感じさせられていた。

きっと俺達“魂”は本来帰る場所はこの世ではなくて、

この世で必死に魂を磨いて修行して、帰るべき所へ帰ることを夢見ながら生きている、そんなことすら忘れてしまっているのだと俺は思っている。

だからきっと俺の感じる『帰りたい(つまり死にたい、早く楽になりたい)』は自然な事だと思うし、

そんな状態にありながらも自死の道を選ばないのは、俺なりの世界観があり、

死にたいからこそ悔いの無いように必死に生きる(本心は悔いなく自殺したいから必死に生きている)、

やはりこの世は修行の場という位置付けと、今世でやり残したことは来世に持ち越しという輪廻転生の世界観はそう外れては無いのだと実感している。



そんな人生にも良いことは沢山あって、苦行ばかりでは成り立たないとこに感謝して、

“楽しむこと”にも時間を使ってみようと意識出来るようになった結果、

今まではお金を気にして避けていた“経験”にも、お金と時間を敢えて出すことによって買えるようになってきた。

アダルトチルドレンは自分にお金と時間を使うことは苦手なのに、他人にはお金も時間も使える生き物だ。

そこからの回復とは自分にお金や時間を使うこともだが、自分を癒し、自分を楽しみ、叶わなかった子供時代を大人になった自分が今、叶えてあげることだと思う。

初日からウンザリだった沖縄3日目、さて何をしようと迷った結果、レンタカーにお金を使って自由に沖縄を走り回ることにした。

2日間過ごしたホテルに寂しさを感じながら“おさらば”してレンタカーを借りに歩いて向かった。



今日の予定はこうだ。


現在いる那覇市の番から出発して、再び番に17時頃帰ってきてレンタカーを返却する。

そこからバスに乗り番の那覇空港へ向かい19:45発鹿児島空港行きまでの時間を夕食や買い物に当てて待つことにした。

予定している観光地は以下になる。

 座喜味城跡(読谷村)
 勝連城跡 (うるま市)
 海中道路 (うるま市)
 中城城跡 (中城市)
 斎場御嶽 (南城市)
 ニライ橋・カナイ橋 (南城市)

それに加えて2週間に一度継続している献血をしようという計画だ。

献血については車で90分かかる宮崎市の献血会場まで行く日を、宮崎市に用事がある毎月第2第4月曜日と固定しているため曜日をずらす事が出来ず、今回可能なら沖縄の献血ルームも経験してみたいと思っている。


レンタカーの緊張に耐えながら安全運転で1時間ほど走り座喜味城に到着した。

途中、何ヵ所か自衛隊のようなものを見掛けたが、あれが普天間基地や嘉手納基地なのだろうか?

俺がお腹のなかにいた頃に親父が勤めていた那覇駐屯地らしき場所も見掛けた。


思ったより今日は暑くは無く、それでも汗を掻きながら座喜味城へ歩く。

既に「うぉー!」である。


今まで幾つも見てきた日本の城とは明らかに違う琉球の城。

日本の城より石垣に力が入っている印象で、曲線なのがとても不思議に映る。

角が尖っておらず、日本の城で見られる算木積みは見られない。


この門も日本の城には見られないものだ(似たものはある)。

(美しい日本語でナレーションが入っておりますので音量に注意してください)


丁寧に楔まで打たれている。


初めて体験する琉球の城。

この門を抜けた先がどうなっているのかワクワクしながらトンネルを潜った。


「うわー!」っと一人なので大きな声を出して喜んだ。

予想通りの曲線の石垣に囲まれた空間。

まるで石垣のドームにいるような感覚。


更に奥があったので向かってみるが、奥に続く門の脇には何やら昔は門で無かったような痕跡が残っていた。


一番奥の本丸と呼んでいいのか、曲輪(郭)そんな空間から石垣の上に登れたので、石垣の上からの景色を堪能する。

(美しい日本語でナレーションが入っておりますので音量に注意してください)




入り口の脇にあった通路が気になったので行ってみると行き止まりだったが、何の意味があったのだろう。

(美しい日本語でナレーションが入っておりますので音量に注意してください)




初っぱなから度肝を抜かれた琉球の城。

早速だけど予定している残りの2つが楽しみで堪らなくなった。

因みにどの城も世界遺産となっている。

初日からウンザリして帰りたかった沖縄とだが、最終日に意外なプレゼントが残されており、本当に今日はレンタカーを借りて良かったと感じている。

やはりこの世は表裏一体、トレードオフ。

この事実も無知の知と同じく、精神病院の中で自分と向き合うなかで気付かされたことであるが“失って得る・得るから失う”という実にシンプルなものだ。

それにしても沖縄の交通事情は渋滞といい予想していたより悪い。

そんな中でのレンタカーの自由さとクーラーで快適な空間は本当に有り難いと思う。