喫煙者とバイク乗り | ひきこもり、お遍路へゆくAmeba版

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自身のアルコール依存症や引きこもり、アダルトチルドレン問題により、生き方を見直す切っ掛けを手に入れ、その舞台に四国八十八ヶ所の遍路を選んだ男のブログ

ずっと書きたかったことに、喫煙者とバイク乗りについてがあります。


短い話なのでサッと書くと、


バイクに乗っている時に前の車が窓を開けながらタバコを吸っていると、その煙がモロに後ろのバイクへ来るという当然の話です。


本当に真横で吸われていると言っても過言では無いほどに嫌な思いをしています。


喫煙者の皆さんに注意しても意味が無いだろうし、それは権利だし、


ただ恐らく、そういう事実を夢にも思っていないだろうから、知ることによって変わる世界があると思って書いてみました。


本当に真横で吸われていると感じるほど、そのまま後ろに来ますよ(いや、煙の所に後が行く感じかも)。


と言う俺も逮捕された11年前までは喫煙者であり、一緒に子供が車に乗っていてもタバコを吸うし、ポイ捨てが当たり前な最低な人間でした。


現在、アルコール依存症と診断されており、酒もタバコもギャンブルも牢屋に入ったその日から断っておりますが、


依存症で有名なアルコール・ギャンブル・違法、合法、市販、処方などの薬物よりは距離のあるタバコの依存症者を見ていても、


やっぱり人としての何かが欠如していると感じることが多いです。


あくまでも依存症は生き方の病気(本人の人格の問題ではない)であり、生き方、つまり考え方や感じ方に歪みが生じております。


依存症を“刺激”として見る癖をつけてみてください。


あくまでも“何らかの刺激に依存し過ぎている”だけで、それがたまたまアルコールなどだっただけの話です。


そして何故“刺激”が必要なのか見つめてください。


俺の場合、激しい疲れや身体や心の不調、または孤立感など感じた時が炭酸飲料など刺激物がとても増える時期です。


何故炭酸飲料なのかと言えば、その炭酸による刺激(痛み)が虐待育ちの俺の自傷行為に当てはまるからであり、


だから俺はアルコール依存症と診断されながらもビール以外は一滴も飲めませんでした。


つまり俺はアルコールに依存していたのではなく、自傷行為に依存していたのです。


今はその“刺激”も、旅行などで色んな風景を見たり経験をする“刺激”や、バイクに乗って風やスピードを感じる“刺激”へと変わっております。


俺は13歳から31歳までの18年間を喫煙者として過ごしました。


その間タバコをやめようとした数は数知れず。


今となってはメリットしかない禁煙と、デメリットだらけの喫煙の差を自ら体験しておりますので、是非とも禁煙を勧めたいと思っておりますが、


ひろゆき氏も以前言っていた通り、喫煙によって解消されていたストレスと言うものもあり、


例えばアルコール依存症と診断された人が我慢で断酒した後にストレスから癌の再発を繰り返すことも頻繁に見かけるので、無理に止めることが健康だとは俺は思いません。


しかし、少ない断酒家のなかにも、折角苦労して酒を断って新たな人生を進み始めたのにタバコで命を落とす人が余りにも多く、


ここから見ても喫煙者の未来は十中八九、苦しむことになるでしょう(付けを払う因果の世界)。


タバコをやめたお陰で一番嬉しいのは、寝起きの口や胃の不快感から解放されたことでしょうか。


他にも色々健康になったのでしょうが、少しずつゆっくり取り戻す健康なので、変化に気付きにくいものでは無いでしょうか?


お金に関しても、恐らくあのまま吸っていたら月2万円の出費になっていたと思います。


それを今では投資に充てられておりますし、それが少しずつ良くなっていく未来への希望となって日々の生活を支えている気がします。


11年×12ヶ月×2万円=264万円と、意外と禁煙による節約は少ないですが、


当たり前の話、このお金で楽しんだり、健康に使うのも良いのでは無いかと思います。


俺の禁煙歴は今回の禁煙12年目の他に一度だけ半年の禁煙に成功したことがあります。


禁煙に失敗した回数は100を超えると思いますが、半年で終わった禁煙は意思の力で無理して行った為、酷い便秘や体調不良に悩まされましたね。


今の断酒や断煙は、やりたくてやっているので何ら不快なこともありませんし、本当に断つ意味に気付かされた後には“我慢”という文字はありません。


酒もタバコもやめるのは実に簡単なことです。


あらかじめ言っておきたいことは、全ての人が酒やタバコをやめる必要はなく、


幼少期の家庭環境に恵まれた人や戦争経験者以外、一部の例外を除き依存症にならないと思っているのでやめなくて良いです。


ただ、恵まれなかった人は必ず、どんな形でか依存症に苦しむことになるのでやめた方がよく、


その簡単にやめる方法とは“やめないといけないことを理解”することだけで良いのです。


実は依存症者にはとても優秀な人が多いです。


有名大学や高校出身者が多く、それは発達障がいや、親が当てにならない家庭環境がそうさせたのでしょうが、低学歴でも優秀な人が非常に多いです。


そんななか、歪んでしまったエリート達が色々な屁理屈を捏ねて飲酒を継続するための持論を述べます。


その時、中学一年までしか学校に行っていない俺はこう言います。


「俺は頭が良くてよかった。酒をやめないといけないことを理解できた」


勿論、エリート達への嫌味でごさいます。