バイク保険の話 | ひきこもり、お遍路へゆくAmeba版

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自身のアルコール依存症や引きこもり、アダルトチルドレン問題により、生き方を見直す切っ掛けを手に入れ、その舞台に四国八十八ヶ所の遍路を選んだ男のブログ

この上無い“無知”なのに自分は人より優れていると他人を見下し、


それにより低すぎる自尊心を保ち、牢屋と精神病院まで落ちた俺ですので、


“知識”の大切さをとても感じています。


その事を精神病院のベッドの上で気付き、愚かな自分に直面させられ、その時たまたま開いた本の、


“無知の知”


という言葉に出会ったのは、今でも衝撃であり、それと出会うための失敗だったのかもしれませんし、


そこから俺の目に写る世界が様変わりしたのは言うまでもありません。


その世界を簡単に表すとしたら“常に疑っている”という表現が当てはまるかもしれません。




しかし、その知識の重要さを例えば100という数字で表すとしたら、せいぜい10程度だと思うのです。


と言うのも、知識とはその先に行動がないと、いつまで経っても“経験”にはならないと思うのです。


今はインターネットにより膨大な知識に簡単に触れることが出来ますが、


それと同時に他人と比べ、失敗を恐れる時代ですので、


早い話、知識に溢れた幸せな時代ではなく、


頭でっかち時代という不幸な時代に思えます。




知識に経験が伴うことにより、自分が『知っている』と思い込んでいたことが、


より奥深く、


更に奥深く、


もっと奥深い意味があったことを知り、


本当の知識へとなると思うのです。


資格に対してもそうであり、“資格を持っていること”が重要視されることは仕方がないことなのかもしれませんが、


実際、資格を持っているのは、良くてスタートラインに立った状態だと思うのです。


ネット上で調べのものをしてみても、その文章をよく見てみると、他サイトで書いてあることをそのまま書き写したものばかりで、書き手の経験が伴っていない。


言葉の独り歩き、実に間違った情報がまかり通り、書き手の利益が優先されております。




例えば“聞く”と言うことに関しても、多くの人が人の話を音として聞くことは出来ると思います。


聞き流すとか、適当に相づちをうつとか、そんな感じです。


しかし“聞く”と言うのは、心や頭で聞くとこと出来ますし、


その先に行動が伴うことも“聞く”と言えます。


歌にしてもそう、リズムや音色が好きなのか、歌詞が好きなのか、アーティストが好きなのか、それによって全く違うものとなります。


果たして自分が今、どの段階にいるのか。


まずは相手の話を聞ける人間なのか、


一応、音は拾うことを心がけているのか。


考え方が違う相手の話も一旦聞き入れて、自分の頭や心で精査して、取り入れたり、やっぱり『違う』と捨てたり取ったり出来るのか。


「バカになってやってみろ」と言われる通り、一旦、言われたことを経験してみようと行動を起こせるのか。


本当に痛感しているのは、


人の話や勧めを聞いたり行動してみたりすると言うことは、


自分の知らない世界(知識)を経験することだと思います。


「この本、凄く良いから是非とも読んでみて」と、


こう言われて本を読む人は殆んどいないと思います。


人から勧められた本ほど興味を惹かないものはない。


しかし、ここで既に自分に無意識の色眼鏡がかかっていることにすら気付いていない自分がそこにいる。


人が、自分の知らない世界(知識)を勧めてくれたのに、


井の中の蛙な自分が囚われた好み(自分だけの世界)で、その勧めを捨ててしまう。


結局、自分で選ぶ“好み”って自分の狭い世界の中のものなんですよね。


そこにいる限り、今の自分の枠の中しか生きれない。


言い方を変えると、その枠から出られない。




前置きがなげーよ。




さて、去年4台あったバイクの2台を処分して、


残る2台の内1台はビーニャさんので、


俺のバイクは去年3回も乗らなかったと思います。


とは言え、保険や税金も払っているのです。


俺は自動車保険は対人対物無制限が当たり前だと思ってます。


しかし、自分のボロい車(バイク)や、自分のボロいボディーには全く保険をかけないか、かけても雀の涙程度しかかけません。


今年40歳になり、身体の変化にとても苦しんだ一年、それは未だに現在進行形の話でありますが、


きっと来年もバイクに乗る元気は戻らないでしょう。


しかし、


それでも訪れる保険の更新日。


で、結論から言うと、



通常、一万円以上かかるバイク保険を2100円で更新しました。

今まで対人対物無制限だったのを、対人1000万のみにして、この金額です。

いや、大切なのはここからなんですよ。

とてもいい関係性を築かせていただいている保険屋さんが、こう言ってくれるのです。

「乗るようになったらいつでも声かけて下さい。その日から対人対物無制限に戻しましょう。乗らないのだからそれまでは気にせず節約してください」と。



数年前に、こう言う話をYouTubeで見たことがありました。

自動車保険に辛口で、正しい意見をくれる某バイクショップ店長さんが、

「保険屋に乗る日だけ電話かけて保険変えて貰えますよ」とか、

ここは記憶が曖昧なのですが、うちみたいに何台も所有している場合も、

「乗る日に、乗る方のバイクにかけ直すことも出来ますよ」と(つまり1つの保険でいい)。



で実際、俺は、

バイクを乗るようになるまでは、等級を維持するために最低の保険をかけて、

乗るようになったら電話一本でその日から以前の状態まで戻すということが出来ると“経験”したのです。

と、言う話でしたまる



ついでに、

安さが売りのネット自動車保険についてですが、俺は反対派です。

今まで5回だっけ…?交通事故を経験している俺も『安いから』と言う理由でネット自動車保険に入っていたことがありました。

しかしですね、

事故起こしても電話でやり取りするだけの、何もフォローしてくれる所じゃなかったんですよね。

誰もがCM等で見たことのある大手ですよ。

事故を起こすとかなり精神的にダメージを受けるんですよ。

これは事故を何度も経験して鍛練を積んでいる俺でも一向に耐性がつかないものです。

そんな状況のなか、フォローも無しに、会話する相手は現場も見に来ていない、何処に住んでいるのかすらわからないオペレーターなんですよ。

わかります?

事故とか、保険のプロじゃなくて、

電話対応のプロ?なんです。

彼らの仕事は、出来る限り金を出さないようにして電話でやり取りをして、金さえ払えば終わりな関係なんです。



しかし、やはり対面の保険屋は違いました。

入院する俺に何度も会いに来てくれて、沢山の知識を教えてくれ、それを武器にします。

結局、あの時俺は納得のいくバイクや身体の修理代や慰謝料をいただくことも出来たし、

休業補償も色んな所から貰った記憶があります。

100万とかそんな大金ではありませんが、『こんなに補償して貰えるんだ』と感じた記憶があります。

何より、事故を起こしての数ヶ月は精神的に落ち込む中、何度もフォローしてくれて本当に助かりました。

そして、忘れていけないのは、

例えば、三井住友海上という会社の保険に入っていたとします。

これはあくまで例であり、俺が入っている保険という意味で、勧めているわけではありませんが、

そことは別にもう一人の仲間が俺にはいたのですよ。

それが、今回のバイク保険の提案をしてくれた保険代理店(と言うのかな?)の人でした。

この人にも本当にフォローして貰えた。

何度も申し上げますが、保険がおりるような状況と言うのは、とても大変なことが起きたと言うことです。

そんな時、仲間が一人でも多いことがどれ程助けになるだろうか?と言うことです。

数ヶ月前の大きな台風で実家が少し被害にあいました。

その時もフォローしてくれたのは保険代理店さんで、

こう言う表現しか出来ませんが、実家は少し美味しい思いを出来たと思います。



貧乏生活で無駄を見直し、自分で出来ることは自分でやる俺でありますが、

この保険に関しては、と言うより、

この保険代理店さんにはケチることはありません。

結局それが、かけた保険に見合う(それ以上のことも)ことになり、

全くの無駄にはなっておりません。

因みに、アルコール依存症と診断されている俺ですが、

基本3ヶ月間の入院が必要とされるこの病気も…モゴモゴ。

これに関しては、それ目的の人間が多すぎますので詳しく書きたくもありませんが、

現実を申し上げると、100人入院している内の大多数は、病気を治したいのではなく、保険がモゴモゴなんです。

そして、

金より大切な命を落としていきます。




いや、年末だぞ、そんな話題しかねぇのかよ。