SS-One改造したビクセンGP赤道儀ですが、オートガイドの設定を調整し、ようやく上手くガイドできるようになりました。
連休中にも撮影のためいつもの公園に行ったのですが、うっかりフィルターを鏡筒とカメラマウントの両方にセットしてしまい、大失敗。鏡筒のドローチューブにCBPフィルターをセットしたのですが、いつ入れたのかカメラマウントにLPR-Nフィルターが入ったままになっており、二時間以上かけた撮影が無駄に。
そのため新月期になった今週末の5/10(金)、仕事から帰って即行でいつもの公園へ。今回は、設定完了したオートガイドにディザリング設定を加え、よりノイズの少ない画像を目指しました。
M63ひまわり銀河
M63の撮影は、ISO感度を400に設定し16分/枚で撮影しました。低感度・長時間露光で画質向上を図ろうと思ったのですが、結果は残念なことに。フラットが合っていないのかもしれません。
M57リング状星雲
M57は、2時から薄明が始まる3時過ぎまでの1時間しか時間がとれなかったので、ISO感度を800に上げ、露光も8分/枚で撮影しました。こちらはうまく撮れたと思います。リング中心の白色矮星も確認できました。6cmの口径でここまで撮れれば上出来でしょう。
またディザリング撮影ですが、撮影毎に5ピクセルずらすようにし、ガイドが安定してからシャッターを切るように設定しました。しかしながらガイドの波形を見ていると安定する前にシャッターが切られているようで上手く撮れているのか心配でした。結果は星像が流れるようなことはなく杞憂だったようです。ディザリング撮影によってダークを省略できるので、撮影時間を有効活用でき助かります。
撮影日:2024年5月10日(金)~5月11日(土)
時刻:23:30~3:10
カメラ:Canon EosKissX5(HKIR改造機)
鏡筒:タカハシFS-60Q
補正レンズ:エクステンダー×1.7
焦点距離:600mm(口径比f/10.0)
架台:ビクセンGP赤道儀SS-One改造機
オートガイド:SS-One AutoGuiderPro
フィルター:サイトロンCBPフィルター
ISO400、露出16分×8枚(総露出時間128分):M63
ISO800、露出 8分×8枚(総露出時間 64分):M57
ダーク:無し(ディザリング撮影)
フラット:スカイフラット3秒×50枚(Ev+0~+2)