建国記念日を挟んだ2月最初の三連休です。再来週は金曜日が天皇誕生日の三連休ですね。年度末は仕事の繁忙期なので、例年休日出勤になることが多いのですが、今年は久しぶりにゆっくりと過ごすことができました。私もいい歳なので、月間残業時間が労基違反になるような働き方は勘弁してもらいたいです。馬車馬のように働くのは若手社員に任せて、「働かないおじさん」になりたいものです。
さて、この連休は新月期にあたるので、10日の晩から11日の未明までいつもの公園に撮影に行きました。今回は、FS-60C鏡筒にエクステンダー×1.7を装着し、焦点距離600mmで撮影を試みました。
F値が10になるので、露光時間を延ばすかISO感度をあげる必要があるのですが、まずは露光時間を延ばして撮影しました。ISO800で12分間の露光をかけましたが、結果は、星像が伸びてしまい駄目でした。やはり一軸オートガイドで12分は長すぎるようです。続いてISO1600、6分間で試しましたが、これも星像が伸びてしまいました。結局、ISO3200、3分間で撮影することに。焦点距離が長くなると一軸ガイドでは厳しいようですね。
画像処理は、銀河の腕の部分をあぶり出そうとすると、恒星が飽和しきってしまい白く塗り潰したようになったので、レベル調整は控えめにしました。口径60mmでは、系外銀河は厳しいですね。
M81渦巻銀河
M82不規則銀河
撮影日:2024年2月10日(土)~2月11日(日)
時刻:23:50~2:10
カメラ:Canon EosKissX5(HKIR改造機)
鏡筒:タカハシFS-60Q
補正レンズ:エクステンダー×1.7
焦点距離:600mm(口径比f/10.0)
架台:高橋製作所V-1
モータードライブ:K-ASTEC AMD-1Z
オートガイド:SS-OneオールインワンガイダーV2(一軸ガイド)
フィルター:サイトロンCBPフィルター
ISO3200、露出3分×42枚(総露出時間126分)
ダーク:3分×42枚
フラット:スカイフラット3秒×50枚(Ev+0~+2)
ステライメージ9によるコンポジット・画像処理