CP+2024に行ってきました。 | 80's Bicycle ~ねこりんの日記~

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猫と輪のブログです。

三連休の二日目は、晴天に恵まれました。

 

 

そんな穏やかな休日に横浜のみなとみらいで開催中の『CP+2024』に行きました。目指す展示は、天文機材関連のブースです。

 

サイトロンジャパンのブースです。

ここでは、開発中の鏡筒と赤道儀が注目の展示品でした。

 

 

鏡筒は純国産で口径75mm、焦点距離375mm、F5、光学系にSD・EDレンズを使用した屈折式望遠鏡です。既製品では、RedCat71(口径71mm、焦点距離348mm、F4.9)が競争相手といったところでしょうか。このクラスの鏡筒では海外製の優れた鏡筒がたくさん発売されていますが、海外製に負けない国産鏡筒になってほしいものです。

 

 

そして、波動歯車ギヤを使用したポータブル赤道儀です。コンパクトな赤道儀ですが積載可能重量は20kgで、赤道儀本体重量も10kgあります。波動歯車ギヤの赤道儀も既に海外製が各社から発売されていますが、この波動歯車方式は従来のウォームホール・ギヤの赤道儀にとって代わり、主流の方式になってきているようですね。

 

このほか、サイトロンブースでは、スカイウォッチャーやアスカーの鏡筒がたくさん展示されていましたが、スカイウォッチャーの太陽用鏡筒が気になりました。太陽撮影もいつかやってみたいです。

 

続いて、ビクセンのブースです。

ビクセンでは、昨年発売されたVSD90SSをメインに開発中の新鏡筒がたくさん展示されていました。

 

 

VSD90SS(口径90mm、焦点距離495mm、F5.5)です。ビクセンのアストログラフのフラッグシップモデルです。

 

 

こちらは、VSD90SSの弟分的な製品でVSD70SS(口径70mm、焦点距離385mm、F5.5)です。ちょっとずんぐりむっくりなデザインですね。年内発売を目指して開発中だそうです。

 

SDE72SS(口径72mm、焦点距離432mm、F6)です。この製品は、ビクセンのオンラインストアのみで発売されているSD60SSの姉妹機といったところでしょうか。減速微動装置が標準装備されているところがいいですね。

 

 

SDP65SS(口径65mm、焦点距離360mm、F5.5)です。見た目がタカハシのFS-60Cみたいで、スペックも似ています。現行機のFL55SSの後継機といったところでしょうか。

 

その他、Kenkoの星景写真用のピント合わせツール「ナイトフォーカス」が興味深かったです。バーティノフマスクの模様をフィルターに印刷したような作りで、20mm~50mm程度の短焦点レンズに使用できるそうです。装着は、一般的なフィルターのようにねじ込み式ですが、マグネット式に変換できるコンバージョンリングも用意されるようです。

 

今回、印象に残ったのは、国産の写真用鏡筒が充実してきたところでしょうか。中華製鏡筒のラインナップの多さには、まだまだ敵いませんが、かの国は不動産バブル崩壊と人口急減による衰退が顕著になりつつあるので、これを機会に国産品の逆転を期待したいものです。

 

おまけ

FUJIFILMのブースでチェキプリンターでプリントしてもらったM3球状星団。けっこう綺麗にプリントできるんですね。自分のスマホに保存していた画像から選んだのですが、アンドロメダ銀河を保存しておけば良かったな。