見よ!佐久市の地域猫の発展
佐久市の地域猫対策(TNR=trap捕獲して・neuter不妊去勢して・return元の場所に放つ)が始まって10年になるそうです。
倉吉市も野良猫の不妊去勢手術助成金制度が始まって10年になる。でも、まだまだ、何かが足りない。私たちがものすごいエネルギーを使っても…💧
このポスターが、佐久市の市役所ホールに掲示されていると聞きました。
命の大切さを、また、弱者の側に立つ姿勢を、純粋な子供達は学んでいます👏
佐久市では、環境政策課へくる電話は、毎年クレームばっかりだったのに、今期は1件もなくなり、野良猫にご飯をあげているんだけど、増やさないよう手術をしたい、やり方を教えて欲しいとか、ボランティアを紹介してほしいなどと言う前向きな相談ばかりだったそうです。
苦情ゼロ!
弱い立場の側に立てば、世の中、平和になるのです
鳥取県中部を平和な町に変えていくぞー💪‼️
餌やり禁止で、住民トラブルは増えたという歴史
鳥取県中部で、TNR活動をやり始めて、25年ぐらいの月日が経ちました。
鳥取県倉吉市で、野良猫の不妊去勢手術の補助金制度が2014年に制定されて、10年になりました。
すべての市民に、野良猫の不妊去勢手術に助成金が出ることを周知されないまま、毎年毎年、多産な猫が子猫を産んでは、多くの命が自然淘汰で亡くなってます。
野良の過酷な環境で、生存率から一定数の増殖を繰り返していると感じている。私たち猫じゃらしも、昨年の41匹の現場と46匹の現場を経験すると、昨今のフードの良さや、住宅街とは違う田舎ののどかな環境も、サバイバーとしての野良猫を増やしてしまっているのだと感じずにはいられない。
私たちが、毎日死に物狂いで駆け回っているのに、まだ、『餌やり禁止』の看板を掲げている町がある💢
(2022年秋撮影)
いまは、エサをの後に「むやみに」とテプラ打って、貼り付けてあるらしい…💦
この手の、餌やり禁止政策を1980年ごろから環境省や、地方の行政機関がやり始めてから、野良猫の苦情が増えたのです!
この1980年代というのは、キャットフードが普及した時期です。野良猫への給餌が容易になり、野良猫が増えたという年代でもあります。
そこに環境省はじめ行政機関から発された『餌やり禁止』というフレーズが猫に関心のない多くの人々〜猫を嫌っている人々の意識として定着してしまった。
確かに35年前ごろ、『市報くらよし』の中にも「野良猫に餌を与えないでください」と確かに書いてありました!
おしゃべりの中で、友達のお父さんが野良猫にシーチキンを与えてると言ったので、すかさず「えっ?市報にも餌をあげてはいけないって書いてあったよ。」と言ってしまった私。猫に対して心を閉ざし、野良猫の存在にも心に蓋をしていた時代です。
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日本国民というものは、全員右に倣え!で、行政機関が言ってることにみんなが従う風潮がある。
例えば、コロナ禍のマスク😷!
2〜3年前、マスクをしてない人は『非国民扱い』でしたよね。
巷には『マスク警察』と言われる自主防衛の輩も現れて、マスクを着用してない人に注意したり、わざわざ追いかけていって、暴力を振るったり…
これと同様で、行政が『野良猫に餌やり禁止』としたら、『餌やり』してる人を極悪扱いをし始めるのが日本人。ご近所全体で、なんなら自治会総出で餌をあげてる人を非難して、村八分(的な扱い)にしてきたという歴史があります。
そうなると、当然、保健所や市役所や町役場には、野良猫に餌をあげてる不届き者がいる、とりしまって!とか、餌をあげないように注意して!と苦情が一気に増えた。そんな歴史があるそうです。
そこで、1996年、日本で初の『地域猫』という事業を行政として開始された黒澤泰氏に続くこと、2〜3年後には、猫じゃらし前身の『くらよし動物愛護会』(明確な名前もなく仲間で活動)はもうTNRに着手していた。当時は自費を投じての活動です。
繁殖しては、人間に虐められてしまう野良猫を、なんとか減らしたい!また、飼い猫を不妊去勢せずに増えてしまったら山や川に捨てる人がいるから、犠牲となる猫を減らしたい!そんな思いで、鳥取県内のあちこちを飛び回っていたそうです。
活動開始から25年、倉吉市野良猫助成金が創始されて10年、それでも、まだまだ住民の中には、TNR(捕獲器で捕まえて、不妊去勢手術して、元の場所にリターンする)に対して助成金がある事も知らなければ、餌だけあげていることは無責任な状態であることさえ気づいてない人間もいる。
行政機関の周知の方法がまだまだ足りないのです!
また、職員さんは、野良猫対策に対して、正しい知識を持って対応できる熱血スーパー公務員になっていただきたい‼️
4月になり、今年度いよいよ始まりましたネ
鳥取県中部は、行政・ボランティア・住民の三者協働で、今年度もやるぞ〜⭐️って、ボランティアの立場では、そう思ってますので、よろしくお願いします🙇♀️
命の大切さを学ぶ
不妊去勢手術は、命を粗末にしている、なんなら、猫を抹殺する手法と言えるのではないか?と、心配している人がいます。
でも、そうではなく、不妊去勢手術した方が、命を大切にしていることになる。それがわかるには、全体像を見る力がないと、わかりづらいのかもしれません。
私たち、ボランティアグループ猫じゃらしは、年間に500匹程度の野良猫の不妊去勢手術のお手伝いをしています。
その現場で、産まれてきている子猫の頭数を把握することがよくありますが、ねずみ算じゃなくてねこ算式に、猫は増えるのです。
(環境省パンフレット もっと飼いたい? より)
この繁殖力を考えれば、誰もが納得がいく手法だと思います
飼い猫は不妊去勢手術して!
野良猫に不妊去勢手術して、餌をあげて!
また今年度も、新たな野良猫不妊去勢の助成金予算が組まれています。
出産ラッシュになる前の、1〜2月に不妊去勢手術をやってしまいたいのに、予算がないからできない‼️
そんならジレンマを通り過ぎての4月です。
まだ産んでないなら、間に合います!
野良猫ママンには申し訳ないけど、わざわざ不幸になるための命を産み落とさせるわけにはいかない!
そんな気持ちで、猫じゃらしは、猛烈な勢いでスタートダッシュをしております!
野良猫を見かけた。野良猫に餌をあげてくださってる方を知っている。なんでも良いですので、鳥取県中部管内で、TNR活動を活発にして参りますので、情報提供をよろしくお願いします🙇♂️
譲渡会情報
4月は、通常通り、第1日曜日、第3日曜日です。
5月は、第2日曜日、第4日曜日となります。ご注意願います。