わが家のREGZA・37Z1(2010年10月購入)が故障したため修理。
【故障内容】
「E202」エラーが表示されTVが視聴できなくなった。
画面表示にしたがい「青」ボタンを押してアンテナレベルを確認すると、推奨値43以上が22だった。
【状況確認】
・アンテナケーブルの確認
REGZAに接続していたアンテナケーブルを別のTV(TVチューナー付きPC)に接続 → TV視聴OK → REGZA本体の故障と断定。
・BSは視聴可能なので、地デジチューナーのみ故障と断定。
・地デジ、BSともHDDに録画、再生が可能 → 視聴用地デジチューナーのみ故障と断定。
※REGZAは地デジチューナーを3基搭載し、1基は視聴用で残り2基は録画用。
【入手部品の特定】
・ネット情報を総合すると、地デジチューナーのみの入手はむずかしそうだ。
→ 仮にチューナーだけを入手できても、故障したメイン基板からチューナーを外すことは、専用のハンダ除去器がない限り不可能
・REGZAはメイン/T-CON/電源の3枚の基板を搭載しているが、チューナーはメイン基板に実装されている。
・T-CON(タイミングコントロール)基板は映像全般を制御するようなので、地デジのみ不具合が発生することはない。
・地デジ視聴以外の動作は正常のため、電源基板故障はありえない。
・以上により、メイン基板を入手することに決定。
【故障部品入手】
・オークションサイトではメイン基板だけの販売もあったが、1枚数千円。高すぎ!!
・ジャンク品のREGZA・37Z1を購入し、メイン基板を外して交換する方法に変更。
→ REGZA・37Z1は10年以上前の製品で、その上ジャンク品なら格安に違いない。
→ 37Z1は37Z1S、42Z1、42Z1Sと互換性がある。
・メルカリでREGZA・37Z1Sのジャンク品が3980円で出品されていた
→ REGZA・37Z1SはREGZA・37Z1の消費電力を少なくした進化版。ハード的には同じ製品。
→ 故障内容は、電源投入直後より写真のように横縞表示になり、映像が出ない。
→ 故障原因はT-CON基板の故障で、メイン基板は正常なはず・・だろうという希望的推定
・以上により、ジャンク品REGZA・37Z1Sを購入。
・届いたREGZA・37Z1Sは梱包されていたこともあり、想像以上に大きてビックリ!!
【修理着手】
・ジャンク品REGZAの症状確認
出品者の申告通りの故障を確認 → 横縞模様再現
・REGZA背面の約20個のビスを外す(注:1本だけ3φ?ビス使用)
・メイン基板に接続されているコネクタを外し、基板を取り出す(メルカリ基板とする)
・故障しているわが家のREGZAメイン基板(元基板とする)と交換
【結果】
正常復帰、ビンゴ!!
めでたし、めでたし。
【重大な問題が発生】
メイン基板を交換したことにより、これまで録画してきた外部HDDにアクセスできなくなった。
→ これは録画情報がメイン基板に保存されているため。
→ 基板交換したことにより録画情報がなくなった。
※この症状はREGZAを新品に買い換えても起こる。
【HDDの録画を見るための方法】
(1)メルカリ基板に録画情報取得
一旦基板を元に戻し、HDDの録画データをNASなどDLNA対応機器にダビング → メルカリ基板に交換。HDDをフォーマット後NASの録画データをHDDに再度ダビングし、録画情報をREGZAメイン基板に記録。
(2)基板を元に戻す → 地デジの視聴ができない元の状態
(1)を取るか(2)を取るか・・?悩ましい。
【結論】
(2)を選択
録画データが大きく(2~3TB)、ダビング先のNASの容量が足りなく作業にも手間がかかるため、(1)はあきらめ(2)を選択。
せっかく修理できたのに残念。
REGZA購入が無駄になってしまった → その後、REGZAはメルカリで3000円で売却。
【放送中の番組を見る方法】
地デジチューナが故障しているため放送中の番組は見られないが、HDDに録画は可能。
このことを利用して、放送中の番組を録画しつつ追っかけ再生する。
ただし、HDDの録画準備などのため、1~2分の時間遅延が出る。
【同時放送を見る別の方法】
FireTVを利用する方法 → 次回の記事にて。