
谷瑞恵さんのサンドイッチシリーズは3冊発行されていますが、本書はその1冊目(2019年発行)。
★4
大阪の靫(うつぼ)公園内にあるサンドイッチ専門店で、常連客やお客さんたちが織りなす、サンドイッチを巡るドラマの数々が描かれています。
おもな登場人物は、お店を経営する清水笹子ちゃん(笹ちゃん)と蕗子ちゃん(フキちゃん)姉妹。
看板ネコのコゲ、常連客の小野寺さん、お店に食パンを納入する川端さんなど。
本書はグルメが題材ながらも、”謎解き”も含まれているので、読み飽きしないのが特長です。
たとえば、買ったばかりのタマゴサンドをゴミ箱に捨てたのは誰が何のために?とか、子どもの頃父親がコロッケを半分にして、コロモの方だけくれたのはなぜ?など・・。
”たかがサンドイッチ”でこれだけのストーリーができることに驚きます。

たぶんそれは笹ちゃんが、
「店へ来た人がサンドイッチを食べたとき、いつかどこかで食べたような、ほっとするような気持ちになってほしい」
と作っているからなのでしょう。
また、フキちゃんがいうように「サンドイッチって再会を手伝える食べ物」だからかも?
サンドイッチの魅力は、
「いつかどこかで食べたもの、知っている味、なつかしい料理、そんなものを食パンにはさむと、それだけで料理の見た目が変わり、ふだんの味がちょっとよそ行きになる」
ところ。
第5話の黄色いリボンと黄色いカレーの思い出は、ほっこりする素敵なお話でした♪
ところで、本書で初めて知ったのですが、タマゴサンドといえば、関西では玉子焼きが一般的だそうです。
そうなんだ~。
【メモ】
「AI」表記の画像は、生成AI(ChatGPT、Gemini、Copilot)で作成・加工しました。



