今日も天使たちは地べたを這いずる
皆さん、おはこんばんちわ
『今日は誰かがどうしても生きたかった明日であり、死んでも迎えたくなかった明日である』
幼い死神です
さて、先日のことになりますが
時々このブロクを見てくれている人からこんなことを言われました
『最近、ライトノベルのレビュー少ないっすね』
………確かに!!
いやはや、これはなんという不覚!!
記事を見返してみたところ、確かにここ数回に渡って漫画作品のレビューが続いていました
特に意識していた訳ではありませんし
かといってラノベを購入していなかったわけでもありません
いやはや、気づきませんでしたよ
まぁ、だからというわけではありませんが
今回は最近購入した作品の中で気に入った作品がありましたので
是非紹介したいと記事を書いてみる次第です
発売から二週間くらい経ってますし
最近話題の作品なのであちこちでレビューを見ることが出来ます
なのでほどほどにスルーしていただければ幸いです
さて、その作品がこちら
『86-エイティシックスー』
作:安里アサト
イラスト:しらび
メカニックデザイン:ⅠーⅣ
第23回電撃小説大賞「大賞」受賞作
「86-エイティシックスー」です
まぁ、とりあえず
あらすじどうぞ
【あらすじ】
サンマグノリア共和国。
そこは日々、隣国である「帝国」の無人兵器《レギオン》による侵略を受けていた。
しかしその攻撃に対して、共和国側も同型兵器の開発に成功し、辛うじて犠牲を出すことなく、その脅威を退けていたのだった。
そう――表向きは。
本当は誰も死んでいないわけではなかった。
共和国全85区画の外。《存在しない"第86区"》。
そこでは「エイティシックス」の烙印を押された少年少女たちが日夜《有人の無人機として》戦い続けていた――。
死地へ向かう若者たちを率いる少年・シンと、遥か後方から、特殊通信で彼らの指揮を執る"指揮管制官(ハンドラー)"となった少女・レーナ。
二人の激しくも悲しい戦いと、別れの物語が始まる――!
「大賞」受賞作ということで幼い死神も購入していた一冊であります
それからついつい積んでしまって少し経ったとき
CMのかっこよさと、じわじわ出てきた「良作」との話題を前に読み始めた次第です
てなわけで時間も経っていますし、読んだ人も多いでしょうから
軽く書いていこうと思います
さて、読んだ最初のイメージですが
ただ『なにもない』ということ
ただただ腐敗した国家の中で
人間として扱われるモノと否人して扱われるヒト
作品の印象として「絶望感」を感じることもありますが
ただ、彼と彼女の見てきた世界、見ていた世界があまりにも異なるせいで
彼の感情も彼女の思いも『すれ違っている』と感じます
死んでいくのが当たりまえの日常と
死ぬことすら考えていなかった彼女の世界
だから「かみ合っていない」
だから何かの出来事を伝えられてもどこか別のことを語っているように見えてしまう
それぞれの「物差し」が異なっている
だから各々が考えていることがどれほども合っていない
ただ、そんな中でかすかに感じた絶望感が色濃くなっていくのは中~終盤にかけてです
あっさりと、淡々と登場人物が死んでいく
もうそれが当たり前だと、日常であるというように死んでいく
そして主人公の一人でもある『シン』の正体が明らかになっていく場面
彼の過去にあるどうにもならない事
彼が持っていた、持ってしまっていて持っていなければならなかった特殊な体質
そんな彼を知りながら物語を読み進めると
読み手の気持ちとしては沈んでしまう場面があります
だから、彼女はそんな世界に疑念を抱けたのだろうか??
この世界には『人間の理性や感情よりも優先されてしまうもの』があり
人間たちのあまりに低すぎる理性の天井には思わず目を背けたくなります
負の側面は全てが当然のことであり
「中の人間」と「外の非人」はどうしても交わることが出来なかった
そんな歪な現実が実現された世界の中で彼と彼女が繋がってしまう
そんな意味では、一味違う「ボーイ・ミーツ・ガール」と言えるかもしれませんね
SFのようであっても、それを担う物語ではない
淡々といろいろなものを失っていく中で
どんどん這い寄ってくる死と絶望の足音
そんな最後の一文まで
触れたら切られてしまうような危うさを持ちながら
触れたら切れてしまいそうな危うさも持ち合わせる物語です
さて、幼い死神個人の楽しみ方としては
読了後、裏表紙に達したら是非とも
本をひっくり返して表紙を見ていただきたい
彼女はその手を差し伸べることしか出来なかったし
彼はその手を下ろすことが出来なかった
差し出された手と
傷つけるための手
そんな対比が個人的に良い読後感をもたらしてくれました
自己満足なのかもしれませんし、もしかしたら違うのかもしれませんが
個人的にはそこに『センス』というものを感じた気がします
今後、続刊が出るのか不安な終わり方ですが
この1巻だけでもきれいに物語は閉じられています
興味を持ったら是非とも読んでみる事をおススメしますよ
では、今日はこの辺で
また次の記事でお会いましょう
PS:
「ゼロの使い魔」の最終巻読みたい
僕らはプラスチックを食べている
皆さん、おはこんばんちは
『朝ラーメンが平気』
幼い死神です
さて、最近
「飯マンガ」がブームです
ちょっと前に遠くの本屋に行ったところ
「読めばお腹が減る『ご飯系』漫画」
とそれ専用のコーナーが作られていてびっくりした次第です
まぁ、幼い死神とて前回の記事で
「飯マンガ」をレビュー(笑)しているので人のことは言えませんね
てことで、そんなブームに乗って
幼い死神の昨日月曜日のご飯を見返してみましょう
ぶっちゃけ思い出すのが難しかったです
幼い死神も歳をとったものです
仮名:幼い死神
性別:男性
年齢:20代後半
職業:医薬品業界系会社員
備考:月曜金曜は一週間で最も忙しい
7:00 朝食
炊飯器にしゃもじをつっこむと「ざりっ」っという鈍い音
ご飯が炊けていなかった(予約してなかった)
急いで冷凍庫にある『レンジでエビピラフ』をチン
ご飯をよそる前にと、
すでに醤油とからしをぶち込んでいた納豆はラップして保存する
13:00 昼食
お客さんから頂いたお菓子を昼食にする
しかもそれが
『ホールケーキサイズのシュークリーム』というぱねぇ食べ物
その場にいた四人で四等分する
17:30 夕食
月曜日は遅番のため会社で早めの夕食
だが疲れすぎ+忙しい+昼飯が腹に残ってるためコンビニに行けない
以前おやつに買ったけど食べるの忘れて仕舞いっ放しだった
「雪見だいふく」を食べる
食べられるかと思ったら
半分食べたあたりで「ちょっと来て」と呼び出し
何故かそのまま40分経過
『ちょっと』と思っていたので
冷凍庫に入れなかった雪見だいふくが溶けた
雪見だいふくを「啜る」という新境地に至る
21:30 帰宅・夜食
みかん一個
多分、漫画にしても売れませんね
皆さんもご飯はしっかり食べましょう
さて、今日買ってきたのも「飯まんが」
さっそくいきましょう
『将棋めし』
作:松本渚
将棋監修:広瀬章人八段
さて、個人的に「良作」と思った飯まんが
「将棋めし」です!!
作者は「松本渚」先生!!
将棋ファンとしても有名ですね!!
というかぶっちゃけ
将棋マンガ描かせてもらえないから
流行りの「飯まんが」とドッキングさせよという編集からの圧力を感じる
しかも将棋監修は広瀬八段!!
史上初の大学生でのタイトル獲得
A級のガチプロじゃないですか…………
先生何やってんですか…………
最後の棋譜解説とか
素人にはちんぷんかんぷんレベルですし………
ちなみに幼い死神は読み飛ばしました
まぁ、お話はこんな感じ
簡単に言うと「棋士ごはん」ですな
(そのまま
ニコ生なんかを見てると分かりますが
意外と棋士の先生方が食べる「ごはん」って注目されることが多いのですよ
スレでも話題になりますしね
まぁ、ぶっちゃけ
『事実は漫画よりも奇なり』を堂々と行くエピソードも多数あるので
どっちが漫画なんだか分からんことも多いですけどね
さて、この作品に出てくる「めし」は
ガッツリ系が多め
対局中にとんでもないカロリー消費するという
棋士の先生方に合わせたのか
はたまた主人公が女性ということからか
ガッツリ系がメインですね
まぁ、実際には結構「うどん」とか
軽めに済ませてる先生方も多い気がしますが気にしません
個人的に『丼もの』が食いたくなってくる作品ですね
しかも「うな丼」とか「かつ丼」
自分で作れない訳ではないですが
やっぱりこういうのはお店で食べたいですね
幼い死神は
蕎麦チェーン転でかつ丼食べたり
うどんチェーン店で天丼食べたりするのが好きです
さて、話がずれましたが
対局中のご飯って結構性格出るというか
チョイスが面白いんですよ
作品読む前は
ぶっちゃけ「どっちかが添え物になってるだけ」と思っていましたけど
『食事』でも争う
『食事』が対局に影響する感じ
がとても魅力的でした
だから個人的にはこの作品は
『勝負めし』とでも銘打ちたい
「美味しい」だけでは終われない
食事に『勝ち』と『価値』を求め続ける
棋士の食事を楽しんでいただきたいと思います
では、今日はこの辺で
また次の記事でお会いしましょう
食うか喰われるか弁当
皆さん、おはこんばんちは
『媚びるは恥だが役に立つ』
幼い死神です
さて、突然ですが
画面の前の皆様には『思い出の曲』はありますか??
一応幼い死神にも「思い出の曲」なるものはあります
当時、幼い死神はその曲ををものすごく気にいっており
高校三年間聞いていたと言っても過言ではないでしょう
高校生の時、幼い死神は他の人よりも少々遠い場所から通っていました
そのせいで電車を降りるもの友人の中では最後でした
その、最後の駅区間で聞いていたのが
「思い出の曲」なのです
その曲は5分くらいの曲なのですが
降りる駅一歩手前
電車のドアが閉まった時に再生ボタンを押して聞き始めると
曲が終わるちょうどその瞬間に降りる駅で電車のドアが開くのです
そんな何ともちょうどいいぴったりな曲だったのです
電車の時間って正確なので、それほどズレることもありませんしね
しかも、その曲の最後のフレーズは
『明日も晴れますように』
当時は意識することもありませんでしたが
今思えば、幼い死神はこの曲で一日を締めくくっていたような気がします
そんな思い出の曲を
いつも1000曲超をランダム再生して作業用BGM専用機と化している
当時のiPodがつい先日偶然にも再生した
聞いたとき、なぜだか知らないが
『ジン……』と何か心に込み上げてくるものがあった
「音楽の力」
そんなものを信じてはいませんでしたが
あの曲はいつの間にか幼い死神の心に根付いていたようです
そんな曲だが、実は対して有名な曲じゃない
結構前のゲーム音楽なのだが、それが歌われたゲームも
当時のレビューもゲームシステム自体はパッとしなかったのを覚えている
まぁ、
ビジュアル面はパーフェクトと言っても過言ではない
むしろパーフェクトである
幼い死神は今でも夢に見る
だから、その曲はこの記事では紹介せず
心の中にしまっておこうと思う
その方が、また思い出したときに感慨深そうだからである
ちなみに、歩いているときは
「ポルノグラフィティ」の『うたかた』という曲を聞いていた
あの曲のテンポと幼い死神が歩くリズムが同じなのだ
実に歩きやすい
そして「ポルノグラフィティ」は幼い死神が唯一
新曲が出るたびにCDを購入しているアーティストである
いつかライブ行ってみたい
さて、今回買ってきたのはコチラ
さて、今幼い死神に対して
「あっ……」という思考を持った画面の前の皆さん
ちょっと待ってほしい
さて、昨今「食べる」系の作品が実に増えた
アニメにラノベ、漫画も様々だ
ぶっちゃけ面白くない作品も多いが
中にはとても気にいっている作品も多い
最近本屋では
「めしばな刑事 タチバナ」を良く立ち読みしている
まぁ、そんなことはどうでもいい
この漫画のタイトルは「ろりめし」
そう「ろりめし」だ
そういうと妄想たくましい皆さまは
『「ロリが食べる」または「ロリが食べられる」んでしょ???』
とか考えていると思う
だがそれは否!
断じて否!!!
この「ろりめし」の『ろり』は
『幼女』という意味の『ろり』ではないのだ!!
『ろんりーめし』!!
つまり「ろりめし」の『ろり』は「ろんりー」
「ひとりで」の『ろり』なのだ!!!
…………でも小学五年生がご飯食べるから
ある意味「ろり」が食べる「めし」でも合ってるな………
前 言 撤 回 !
『「ロリ」が「めし」を食べる』だよ!!!
まぁ、冗談はさておき
この作品は
大人になりたい小学五年生の主人公「しいな」が
大人たちに交じっていろんなお店で『ひとり飯』をする作品です
食べるのは、学校の昼休みの「おひるごはん」
カレーに始まり立ち食い蕎麦、うな丼、肉じゃが
ちゃんぽんにラーメン、ハンバーガーそして牛丼
まぁ、飯描写が良いかどうかはさておき
めしチョイスが個人的に良いです
最近の飯漫画はメニューやら食べ方やら
なにか付加価値をつけようと蘊蓄垂れ流したり料理をしたり食べたりすることが多い
しかし、この作品に登場する料理は実に安心感がある
まぁ、小学生がその辺の大人に交じって「おひるごはん」なのである
そんなに突拍子もない料理は出てこないだろう
だからなんだろう
ちょっと大人びた「安心感」というか
ほっとする感じがする
料理も、女子小学生も
見ていると期待と安心感が入り混じるものだが、その感覚に近い
そしてこの安心感は話数にも表れる
この作品は『1巻完結』なのである
次を期待することもなく、次の作品に移れる
そう、これは「おひるごはん」と同じだ
ひるごはんが終わっても、その事を覚えている事は少ない
午後にはまた仕事やら学校やらが待っているからだ
確かにそこにあって
振り向いた時にはその事を忘れている
確かにそこにあったのに
振り返る事すら忘れている
確かに味わって楽しんだはずなのに
時間が経てば興味はまた別の対象に移っている
そう
「おひるごはん」は
『女子小学生』に似ている
だから、きっと次の「おひるごはん」は
ひとりじゃない
では、今日はこの辺で
また次の記事でお会いしましょう