暑さはんぱない
ということで外出が危険な日は涼しい部屋で読書なんてのもいいのかもしれません。
読書感想文がどうだこうだではなく、夏休み中に実際に行く旅行や体験と同じように、読書を通じて、作品の中でさまざまな疑似体験をしながら、思いを馳せ自ら考えることで、豊かな人間性を磨けたら最高ですよね
そこで、入試頻出作家の最新作や近年の入試で使われた作品を数回に分けいくつかご紹介いたします。
初回は私の好みで恐縮ですが、重松清さんの作品から
あまりも素晴らしい作品が多いのですがその中から最新作を含めて3点ご紹介します。
青字は《書籍紹介》より引用
笑いながら泣いてて、 心の中では、もっと泣いてた。
出張先から帰れなくなり、幼い娘と毎日画面越しに会話する父親。
3年前に母を亡くし、新しいママと初めて迎えるお盆に戸惑う少年。
母の都合で転校をくり返しながら、ミックスルーツである自分へと向けられる言葉に悩む少女。
いじめを見て見ぬふりしていたことを、偶然出会ったおじさんに言い当てられてしまった中学生――。
ままならない現実を生きる人たちのさみしさを、ちょっとフシギなやさしさで包み込む、11の物語。
大人が読んでも心温かくなるのが重松作品の特徴。来春の中学入試で使われそうな匂いもぷんぷんします(笑)受験学年でない子どもたちにも読んでほしいな。お子様が中学受験で頑張ってるお母様やお父様にも読んでほしい。
小学六年生のユウたちは、先生から厳守するよう言われたルールを体育館裏でこっそり破る――。中学校入学式までの忘れられない日々を描いた書下ろし作品「反抗期」ほか、宇宙人への自己紹介について頭を悩ませる「星野先生の宿題」などの小説、早稲田大学のゼミでの思いをつづった「夜明けまえに目がさめて」など、「作家」であり「せんせい」である重松清から、今を生きる君たちにおくる6篇。
国語教科書収録作「カレーライス」をはじめとする、教科書や問題集でおなじみの九編の名作集。教科書で読んだ物語は、あの日の学校にタイムスリップさせてくれる。給食の味が、放課後の空気が、先生や友だちの声が、よみがえってくる――。学習教材にたびたび登場する著者の作品のなかから、「カレーライス」「あいつの年賀状」「もうひとつのゲルマ」の文庫初登場三作を含む九つの短編を収録。おとなになっても決して忘れることはない、子どもたちの心とことばを育ててくれた名作集。
名作揃いでぜひ読んでおきたい1冊です。国語教科書収録作の「カレーライス」や「卒業ホームラン」「バスに乗って」という過去の超頻出作品など9篇収録。
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素晴らしい夏休みを!