2022南山中学校女子部の入試 | 教育・受験のミカタ

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2022年度

中学受験入試問題分析ビックリマーク

最終回は南山中学校女子部

(学校HPより)

 

カエル以下、西塾資料より南山中学校女子部の22年度入試を分析していきます。

 

教科ごとの分析

 

トラ国語
宝石赤難易度

今年は、説明文と物語文一題ずつの出題。「大人と子どもの考え方の違い」や「母親になってから理解する親の気持ち」など、少し想像しづらい状況を思い描いた上で本文を理解させる問題が多いが、7割前後の得点は必要。


宝石ブルー傾向

出題傾向は変わらず。論説のテーマは人間としての常識・教養を要求するようなテーマになっていることが多い。相手を思いやる気持ちや未来に向かっての希望など、キリスト教精神に則る出題内容。物語文は女性が作者のものや入試に出やすい作者のものから出題される傾向にある。選択問題は2つまでは簡単に絞れるが、迷う問題がいくつかあって、そこが勝負!記述問題は文章構成力が要求される。文末指定や誤字、脱字の厳しいチェックも必要。
宝石緑対策

論説的文章では、抽象的でわかりにくいテーマの文章にも取り組み、問題を解くだけではなく、一般的な考えと筆者の考えの違いをしっかり把握する。物語的文章では、文章中にないことを付け加えて想像する(深読みする)と間違えやすいので、主人公の立場を把握して、どういう思いを抱いて行動しているかを書いてあるキーワードから組み立てる練習をする。常に語句の意味を辞書で確認し、自分に落とし込むことで語彙力をつけていきたい。

 

黒猫算数
宝石赤難易度

前年は合格者平均が110.2点と低かったが、22年は隔年現象で159.2点と極めて高かった。作図問題も近年になく解きやすく、全体的に難問もなく点数のとりやすい問題が多かった。

合格者平均159.2点と不合格者平均118.1点=50分で4問の差。

宝石ブルー傾向

1は計算問題が5問で昨年と変わらず。2の速さ、グラフの特徴、3の場合の数、4の数の性質、5の文章題、6の回転体と円錐の性質は比較的理解しやすい。7のフラクタル図形、8の水そうの問題は面積図の応用が必要。
宝石緑対策

問題文に書かれている内容・意味を十分に理解させてから問題を解かせるケースが多いので、過去問では、問題文の意味や流れを丁寧にノートに書きまとめておく練習が有効。計算問題の5問は毎日の計算練習を積み重ねれば正解できる。作図は垂直二等分線、正三角形の書き方など基本的な作図はきちんと練習しておく必要がある。

 

牛社会
宝石赤難易度

大問4題で構成され、地理、歴史、公民の3分野から満遍なく出題された。前年の受験者平均点は115.3点、合格者平均点は143.2点。今年はやや易しかった。図表、グラフを読み取った上で、知識を使って解く問題が多い。
宝石ブルー傾向

基本的な知識を駆使して解くことを必要とする問題が多いが、近年は、地形図を読み取る問や、グラフや表からデータを読み取り、それを元に考えて解く問題が増加。また、今年は家庭科の教科書からの出題があった。
宝石緑対策

誤りを含む選択肢があればどこが違うかを常に吟味する。問題文中に解くためのヒントや、明らかな誤りを含むものもあるが、問題文・選択肢の文が長く、最後まで集中して読む力が必要。学校の教科書や、テレビや新聞等のニュースで出てくる語句をチェックした上で、記述練習を多く積んでおく。常に様々な分野へ興味を持ち、理解することが要求される。

 

コアラ理科
宝石赤難易度

合格者平均点は昨年140.3点から127.9と下がり難易度が若干上がった。昨年より生物・地学分野が多く出され相変わらず思考力と文章読解力を問われる問題が多かった。

宝石ブルー傾向

生物分野のメダカやヒトの誕生、植物の成長などで呼吸に関する問題が多かった。水や空気の利用では全体の25%程度出題されている。地学では「天気に関する問題」が出された。科学分野は、ものの燃え方に関する問題も出されたが全体的に基本的な知識を問われた。
宝石緑対策

小学校の教科書内容は全て理解して頭に入れておく。小学校の理科の授業やその準拠ドリルをこまめに使ったり、1年を通じて季節ごとに起きる現象やそのときに話題になったことをまとめたりするのも良い。そういった土台の上で塾のテキスト、過去問に取り組む。家庭で季節ごとの行事等も含めた日常の生活を教えていくことも重要。

 

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2022入試問題分析

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