皆さん、知ってますか?
現在、公的年金(国民年金や厚生年金など)を受給する為には、基本的に年金保険料を25年(300カ月)分以上払わないといけない。
私もなんとか苦労の末、300カ月の納付を果たし、今年からの受給資格を満たした。
でもね、来年の10月からは10年(120カ月)の納付でOKになる。
当然、ゴールに達した場合の受給額を比較すれば25年分より減るだろうけど、
とにかく幾らかのお金は死ぬまでもらえる訳だ。
これでいわゆる「無年金問題」に関して言えば、解決に一歩近づいた。
更にその前哨戦として、通常は2年前までの未納年金の納入が認められるんだけど、今は10年前までの保険料まで拡大適用されてるのだ。
但し、それは来年の9月30日まで。
また、65歳未満の人に限られる。
だから、今まで年金保険料をまるっきり払ってなかった人も、来年9月までに10年分払えれば翌日10月1日から受給資格を得ることができる。
※受給資格を得るだけで、その日から受給開始される訳ではないよ。
それでかろうじて「無年金」は回避できる。
でも、全然払ってなかったら、10年分総額で、200万円近くなるのではないか?
ま、それでも理論上はそういう人たちが救済される機会になり得る時限付特例措置だ。
また、今回の改正に伴って「遺族年金」などいろいろなオプション、仕組みが同時に変わるのだろうが、まずは基本を押さえておきたい。
次に、これは年金に不信感の強い若い人に、保険料納付を促す狙いも当然あるだろう。
先日私が経験したように、年金基金や企業年金は今後いとも簡単に解散の憂き目にあう可能性が高い。
確かにそれを踏まえれば、この公的年金の10年分、若者たちも何が何でも頑張って、その受給資格を勝ち取ることを検討してみてもいいのではないか。
10年分満たしたら、そこでまた考えればいいと思う。
今までは何としても25年分、走り抜けなくてはダメだったが、この制度なら10年後に自分の将来の見積に応じて加減ができるでしょ。
今の制度は最低でも25年以上の納付が求められ、さらに望めば40年分まで納付し受給額を上乗せすることが出来る。
確か、それも65歳になるまでの話、ということだと思う。
だから今の制度では50歳近くならないと、そうした納付期間の調整は出来なかった。25年分か、それ以上か。
要するに25年分に達するまでの人生は、年金を諦めてその時に楽をするか、何とか将来の受給を目指して25年分まで払い続けるかの二択しか無かった。
まあ、無事仕事にありついて、大過なく勤め続けられればいいのだけれど、それが難しいこのご時世だからね。
そして時折、年金役人の不祥事や、年金財政の状況が報道されれば不安になり、その間ずっと迷いながらの納付になるよね。
本当に厚労省社会保険庁は罪深い。
とは言え、これを「政府の年金制度維持を意図した小手先の改革…」と、斜に構えて見過ごすのは非常にもったいない。
今、払える環境にあるのなら、取りあえず納めていた方が良いように思える。