Nコンブログ【NHK全国学校音楽コンクール合唱ファンブログ】 -489ページ目

『いのちのいっちょうめ』―元気いっぱい、笑顔いっぱいの演奏を期待したい小学校の部課題曲

平成22年度NHK全国学校音楽コンクール小学校の部課題曲
いのちのいっちょうめ
作詞:里乃塚玲央、作曲:横山裕美子

※3/31現在、公開されていませんが、いずれアップされると思います。


「発表!Nコン2010課題曲」ですが、
再放送が明日ですので、
見逃した方はぜひ。
ラストチャンスではないと思いますが。


今日は今年の小学校の部の課題曲を。
小学生の「はじめて」に着目した詩で、
素直にいい課題曲だと思うので、
あまり語ることがないのですが。


作詞の里乃塚さんについては、
先日ご紹介 しましたね。
曲は、12/8拍子なのですが、
そういうのを考えずに
素直に口ずさんでみると、
口ずさみやすくないですかはてなマーク
練習のときだけでも、優等生はやめて、
思いっきり左右にみんなで揺れながら
歌うとこの歌、いい感じに
仕上がるんじゃないでしょうか。
そういう歌の原点みたいなもの
(歌の一丁目というべきはてなマーク
をこの曲には注いで欲しいです。
それが作者の意図でもあると思います。
きっと審査員の顔も緩むことでしょう。
そうさせることのできた学校が
金賞であって欲しいです金メダル


「ウー ワーッ エーッ オーッ」
の部分ですが、初演のような振り付けは
自然に出てくる団体でない限り、
つけないほうがいいかな、と思います。
狙いすぎるとちょっと醒めてしまうかも。
地声もアリだと思います。
私はそっちを期待したいです。
難しいかなはてなマーク


ちなみに私が一番好きなフレーズは、
「いのち いのち いのちのいっちょうめ
ほんとうのきみが 住んでる場所さ」
という部分です。
ここを小学生たちがどう歌ってくれるか、
ちょっと楽しみですニコニコ
初演はこの部分のアルトが負け気味でしたが、
ソプラノは少し抑えて添える感じでもいいかもはてなマーク


にしても、NHK東京児童合唱団は
歌がうまいですねぇ合格
技術はどうかわかりませんが、
課題曲にしっくりくる演奏なんです。
なので、ここ数年はNHK東京児童合唱団の
初演が一番好きだったりします。
最近流行りの大人びた苦しそうな歌声や
作りすぎた表情が苦手なので、
そう感じるのかもしれませんガーン
と、また苦言が出てしまいましたが。
気分を害されたらすみません汗


ということで、小学校の部、
昨年の審査講評でも言われていましたが、
課題曲の名演に期待していますひらめき電球
作者の「元気いっぱい 笑顔いっぱい」
という意図を忘れないでください音譜





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図書館にふらりと、合唱CDを漁ってきました(笑)~広瀬量平作品集・三善晃作品集・月光とピエロ

この前、市立図書館に足を運び、
合唱関連のCDをいくつか入手ニコニコ
図書館ってスゴイですねひらめき電球
貴重そうなCDや本がいっぱいです。
借りたCDは、3枚CD



日本合唱曲全集
「海鳥の詩」(広瀬量平 作品集)

Nコンの課題曲「海はなかった 」(S50高)
が収録されています。
八潮高等学校の演奏よりも
さらに濃厚な演奏です。


前年の課題曲「ともしびを高くかかげて」
と比べて大幅な路線変更でしたが、
平穏無事に愛や友情を
歌い上げるのではなく、
もっと身近な現実の中から
切実に歌われるべき歌を、
と欲した人たちがいたことにより、
この曲は企画されたのだそうです。
詩は、重い鉛色の海を前にした
若者たちの思いが歌われています。


多くの団体に受け入れられ、
今でも歌い継がれている人気曲ですよね。
ただ、この歌に歌われている
「閉ざされた未来」や
「飛べない青春」が共感されるのは、
作曲家としては単純に喜ぶわけにもいかず、
複雑な思いをしたそうです。


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日本合唱曲全集
「三つの抒情」(三善晃 作品集③)

Nコンの課題曲「麦藁帽子 」(S61中)
は立原道造さんの詩が題材ですが、
飯沼信義さん作曲のものでした。
三善晃さんが作曲したものも
あるということで、借りてみました。
同じ詩が題材なのですが、
やはりまったく違いますね。


三善さんの方がメルヘンチックというか、
視覚的な美しさを前面に出している感じです。
飯沼さんの方は主人公の内面的なものを
前面に出している感じがします。
聴き比べると面白いです。


----------

合唱名曲コレクション44
「月光とピエロ―Around SingersⅢ―」

男声合唱では古典ともいえる
Nコンの課題曲ともなった
秋のピエロ 」(S59高・男)
の別の団体の演奏も聴いてみたくて
借りてみました。
最近、男声合唱がツボなので、
借りてみて正解でした。
アラウンド・シンガーズ の演奏は
とてもいい演奏で、ぜひとも
生で聴いてみたいです。
廃盤のCDなので、これは収穫でした。



ちなみに、東芝のCDなのですが、
100枚以上になれば再プレス可能なんだとか。
どうにか100人集めて、合唱名曲コレクション39

も欲しいなぁにひひ




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『いのち』―Nコン2010高等学校の部課題曲(谷川俊太郎/鈴木輝昭)の感想をあらためて

平成22年度NHK全国学校音楽コンクール高等学校の部課題曲
いのち
作詞:谷川俊太郎、作曲:鈴木輝昭

(2010.3.29現在では公開されていません。)


私が今年一番注目している課題曲、

高等学校の部の「いのち」

作詞の谷川俊太郎さんの詩の朗読まで

聴けるという贅沢な初演を観て感じた

私の思うこの曲のポイントをあらためてひらめき電球



(1連目)---------

ヴォカリーズ(スキャット)から
はじまります。
私は“躍動しはじめた、いのちの叫び”
と捉えています。
どれだけハーモニーを鳴らせるか、
合唱団の腕のみせどころです。
そして突如、駆け抜けるような
旋律がはじまります。



象の足元(大)と一匹のアリ(小)、
太平洋(大)とイワシの群れ(小)、
地球上の様々ないのちが
大小の対比で表現されています。
コンクリの割れ目に咲く花、
大空に輪を描くトビ、
力強い地球上のいのちたち。



この部分、カメラが地球上を
フラッシュバックのように
スピーディーに駆け巡り、
その光景を捉えている感じと
私はイメージしています。
臨場感や緊張感みたいなものを
表現してくれるのを期待しています。




(2連目)---------
フラッシュバックのように
地球上の表情が映し出された後、
曲調が変わり、背中合わせのような、
いのちの不思議な循環(混沌)の中に
いることに私たちは気づきます。



いのちがいのちに“奪われ”るときも
いのちはいのちから“生まれ”
いのちがいのちと“争う”ときも
いのちはいのちと“むすばれ”ている



ことを。

暗くなりすぎず、明るくなりすぎず、

表現して欲しいです。



(3連目)---------

ここから谷川さんの主張(メッセージ)部分です。
ホモサピエンス(“知恵のあるヒト”という人間の学名)
という以前に、ヒトも1連のフラッシュバックで
映し出されたいのちの躍動の中にいる
無数のいのちのひとつであることが
まず主張されています。
そのいのちの土壌が生き物を育む地球であり、
今度は私たちへとフラッシュバックは向けられ、
曲調も1連のようにスピードがアップします。



ひたむきに地を蹴るいのち
ひたむきに夢見るいのち



谷川さんはこの歌をうたう
高校生たちに最後にフォーカスを
当てたのでしょう。



いま響くこの歌声も、
みんないのち いのちをうたう



と君たちが今歌っている美しい歌声も
いのちのひとつなんだ、
と締めくくられています。
この部分、歌っている自分たち自身と

重ねてイメージすると表現しやすいと思います。

ただ、模範演奏でも息切れして
ブレてしまっている団体もあったりと、
頑張って表現して欲しい部分ですね。





----------
壮大な課題曲です。
鳥肌ものです。
私もぜひ歌ってみたいです。
このレビューを書いている間でも、
“いのち”というフレーズが
何度も登場しています。
何度も登場しているということは、
どれも同じ表情であっては曲が
ベタっとしてしまいます。
注意して欲しいですね。



鈴木輝昭さん作曲なので、

初演の団体も苦労していましたし、
難解で苦しむことも多いと思うのですが、
難易度といった表面的なことよりも、
この曲の命が何かを感じて欲しいですね。
それでこそ課題曲なんだと思いますひらめき電球
全国の高校生のみなさん、

名演を期待していますニコニコ





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