Nコンブログ【NHK全国学校音楽コンクール合唱ファンブログ】 -186ページ目

最近よく検索される課題曲「海はなかった」についてのあれこれ。

Nコン on the Web のiPhone版が

なかなか直りませんね。

中高は相変わらず音声のみで。

早く修正されるといいのですが。

メニューとバナーのリンクにも

ハイライト当てて欲しいなぁ。

・・・と期待して。

 

 

話は変わって、最近の検索トレンド。

なぜか「海はなかった」が

毎日のように検索されてます。

「海はなかった」といえば、

前年の「ともしびを高くかかげて」と

対照的な課題曲でした。

作曲の広瀬さんの文献を読むと、

「ともしびを高くかかげて」の高校生像への

反発から生まれた課題曲といっても

過言でもないかもしれません。

両曲ともギター伴奏もOKでした。

(作詞・作曲の経緯は以前の更新

参考にしてください。)



この課題曲は公害に荒れる海を

描写した課題曲でしたが、

どこかのサイトで詩中の「羽の墓標」は

「海を奪われた鳥の死を意味する」

と説明してありましたが、

なるほど~、と思いました。

タイトルの「海はなかった」という

フレーズも非常に印象的。

八潮(S50)や安積女子(S61B)の演奏も

表現や解釈の違いがあって楽しめます。

八潮の若さみなぎる歌声と

安女の洗練された歌声、

どちらも優勝校だけあって、

学校の個性がはっきりしています。

過去の課題曲を後の世代の学生が歌う、

こういう企画またやって欲しいなぁ。




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【Nコン2012】iPhoneやiPadにも対応したNコンon the Webが公開されました

今年は若干遅れ気味だった
2012年のNコン on the Webが
ようやく公開されました。
予想通り、今年の公開分から
スマホやタブレットにも対応に。
ますます便利になりました。
スマホ・タブレット対応は
当面2012年のみとなるようで、
それ以前のものは非対応のまま
かもしれません。
なお、2008年と2009年分に関しては
今月末で公開終了が告知されています。

昨年以前のものはわかりにくいですが、
最下部のリンクから視聴できるようです。



※2012年版はスマホ・タブレットでも視聴可
  
  
公開直後でまだ不具合があるようで、
iPhoneで視聴すると、
中・高学校が音声のみだったり、
トップページでon the Webの
メニューバナーがやサイドバナーが
無効になってしまっているのが
修正されるといいのですが。
 
 
公開は例年は地区大会から
情報が順次公開されていましたが、
今年は全国→ブロック→地区の順で
公開されるとのことです。




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小倉尚継合唱作品「あいや節幻想曲」と「三味線師匠のひとりごと」を探る

 

小倉尚継・作曲「あいや節幻想曲」のコンクールでの歴史

 

 盛んに歌われる「あいや節幻想曲」

今年、西条小が銅賞を受賞した「あいや節幻想曲」についてあらためて調べてみました。

 

近年では小沢小の2年連続銀賞も記憶に新しいところです。
関東甲信越銅賞のカリタス女子中の演奏も久々に抜けの良い女声合唱での「あいや節幻想曲」を聴けた気がします。

 

全国1位になった学校のみ調べてみると…(調べ漏れもあるかもしれません)

 

 

「あいや節幻想曲」で1位になった学校

  • 昭和63年:八戸市立根城中学校(Nコン)
  • 平成5年:佐賀市立呼子中学校(全日本)
  • 平成10年:神戸市立港島小学校(こどもコン)
  • 平成15年:長崎南山小学校(こどもコン)

 

地元青森の学校だけでなく、西日本の学校にもよく歌われているのが面白いところかもしれません。

東北の歌を西日本の子どもたちがものにする、そういう面白さも評価されているのかもしれません。

 

また、コンクール映えがする楽曲ではありますが、合唱の基礎ができていない学校が取り上げると、厳しい演奏になってしまうこともあります。

 

 

 「あいや節幻想曲」の誕生と流行歌になるまで

この「あいや節幻想曲」は女声合唱組曲「陰旋法民謡による三つの女声合唱曲」中の「あいや節」を縮小したものとのこと。

 

 

▲昭和47年の青森西高校による「あいや節」(指揮:小倉尚継先生)
※これが初演という説がありますが不明です。

 

 

根城中が「あいや節幻想曲」で全国金賞を受賞したことをきっかけに、全国の学校で盛んに歌われるようになります。

 

 

▲昭和63年の根城中学校合唱部による演奏

 

 

ちなみに作曲の小倉尚継さん自身も青森高校の教員時代に、Nコンでは昭和54年に東北優秀賞、平成2年に全国銅賞等を受賞しています。

※当方が調べた範囲でわかるもののみ挙げています。

 

 

▲平成2年の青森高校合唱部による演奏(指揮:小倉尚継先生)


 

昭和63年の根城中の演奏について小倉さんが以下のコメントをされています。  
 

この曲は津軽民謡あいや節の持つ、もの凄いエネルギーの躍動感と郷愁を基調とし、暗く沈んだ出稼ぎ事故、それを振り払うネブタ囃子の爆発を織りまぜたものです。

 

根城中の生徒達は、この曲を実に見事に歌い上げてくれたのでした。

まっすぐで洗練された歌声と、野性的なかけ声との使い分けがすばらしいのです。

美しさに凄みが加わった合唱と言ってもよいでしょう。

 

こんな表現をしてくださる先生と生徒のみなさんに、脱帽し感謝しなければいけません。

あの歌唱力は研ぎ澄まされた表現力と言ってもよいと思います。

 

(「青森県音楽資料保存協会サイト」より引用)

 

昭和63年の根城中は3年生が4人だけ、規定人数ギリギリの部員数という危機的な状況にあった年で、多少の荒さも許される楽曲を、ということで選曲されました。

かえってそれが難曲志向だった中学校の部で、郷土の歌を堂々と歌い上げる姿が高評価につながったようです。

 

 

 「三味線師匠のひとりごと」

今年銀賞を受賞した住吉小の自由曲「三味線師匠のひとりごと」も小倉尚継さんの作品です。

平成15年に福木小も歌って全国銀賞を受賞しています。

 

 

▲平成15年の福木小学校合唱部による「三味線師匠のひとりごと」

 

 

この楽曲は25分ほどある「津軽の糸」を4分程度に編曲した楽曲だそうで、盲目の津軽三味線奏者・高橋竹山さんが子どもから青年になり、演奏家としての気構えを確立していく過程を歌った歌なのだそうです。

 

高橋竹山さんが特別出演し、作曲の小倉尚継さんがトップテナーとして参加している演奏があるので、ぜひご覧になってください。

 

 


▲「津軽の糸」(ブルービーバーズ & 高橋竹山)

 

 

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