三門、新緑、青空…崇福寺のRGB(色の3原色)が冴え渡ります

三つ入り口があるので「三門」
扁額の「聖壽山」(しょうじゅさん)は
あの隠元隆琦禅師の揮毫(きごう)です!
この字、飾らず素朴で読みやすいなぁ(^-^)
達筆もカッコいいけど、こんな誰でも読める字が好きです☆

↑不許葷酒入山門(ふこくんしゅにゅうさんもん)
…は匂いの強いお野菜やお酒を持ち込んではダメと言う意味で、
僧たちには精の付く食物はダメだったんですね






↑松本 無存師による歌碑(左)
同じ黄檗寺院の滝の観音のお坊様だったとの事。
1908年 小田原生まれ。
商人であり、俳歌人。昭和の「一茶」とも呼ばれた方。
長崎を訪れ黄檗僧となる。

↑10年位前の帰省の時にも来たのに、さっぱり記憶喪失です

その頃…長崎学を勉強していなかったから
宗教施設に入るのがとても嫌だったからかな

もちろん神社も教会も八十八ヶ所も観光するのが嫌でした。
それが今では…


↑はい!
こちらは国宝
第一峰門
です



(だいいっぽうもん)
RGBが脳に直撃…



…もうね、今じゃ住みたい(笑)
「第一峰」の聨額(れんがく。入り口左右の漢文の額と併せてこう呼びます。)は隠元と共に
黄檗三筆に数えられる
当寺の5代目即非(そくひ)禅師の揮毫。

漢字で書くと「蝙蝠」
「蝠」が「福」と同じ発音で縁起がいいそうです♪
こちらを「ハロウィンの飾り?」と聞かれた事があります

そうそう崇福寺は年中ハロウィンで…♬
って、そんな訳なかやろう~(*´▽`*)

福岡県では「博多塀」と言われ楽水園や
櫛田神社で見られるそうです。
楽水園のホームページではこちら崇福寺と
もう1つの唐寺「聖福寺」にもあると書かれていました。
わたしは前回のヘイフリ坂の途中の
26番霊場でも同じような塀を見かけました。
豊臣秀吉公ゆかりの技術だそうです♪
でも福岡県の塀はもっとキレイだったな

ネットで見ただけですが…。

↑そしてこちら、隠元さんが伝えたと言われる
木魚の原形

「かいぱん(魚板ほかの呼称あり)」
叩いて時刻を報せます

(こちらの物自体を隠元さんが持ち込んだわけではありません)
こう言うの長崎の料亭青柳にもありましたよね(TV情報)

あちらは板のお魚でしたが


↑中国の建築様式や
飢饉の時、施粥(せじゅく)した大釜も!

↑そしてなんと国宝2つ目

大雄宝殿(ご本堂)です

う~ん♪長崎のRGBとは崇福寺の事を言うんですね

(何ソレ
)


聨額「海西法窟」の揮毫は千がい禅師。
この写真、我ながらキレイに撮れたかも

お天気が良すぎたお陰ですけど

↑釈迦如来がご本尊です!
見えにくいけれど「世尊」は
黄檗三筆即非禅師。
即非禅師は、諫早市の愛宕山の肥前鳥居の扁額も揮毫しています
🖌️

建物も他にも色々あって
まさに中国へ行った気分になります☆
やっぱり再訪してよかったなぁ

しかも駐車場無料でした!
崇福寺はガイドブックにも載っているけど、載っていて当然ですね~

さだ まさしさんのお姉さんの
佐田 玲子さんのお店です♪
店内はさだまさしさんの歌がのんびり流れ
玲子さんはとっても気さくに声をかけてくれて
人見知りのわたしも楽しく過ごせました

あっ☆デザートのカスティラミス
は

甘党の方は必食ですよ

こってり、甘い、にがい、ひんやり、常温
味覚が大忙しなのに最後はお口の中で大団円

…です
