⑤ ビットコイン サトシ・ナカモトの異常行動、彼は「未〇人」? | 和のブログ

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今まで誰かに話そうという気にはなりませんでしたが、息子の死をきっかけに、ブログという手段で誰かに読んでもらうのもいいかと思い、はじめてみます。

 ビットコインの仕組みは、その構造自体が先進的なのではありません、その他、全ての要素を包括的に考えた時、この「仕組み」には現代人では考えにくい思考過程が含まれているのです。


 だとすると、この仕組みを考えた、というか、実行した人物「サトシ・ナカモト」は、現代人ではない、という可能性が出て来てしまいます。

 しかし、前回までお読み頂いてお解りの通り、現在の「お金」と「金融」の仕組みを考えて実行してきた人々も、まるで「未〇人」のような動きを見せて来ました、それも、かなり組織的に、です。

 そうなると、どうして同じ「未〇人」同士で、お金と金融の仕組みを奪い合うのだろうか?、という疑問が残ります。
 考えられる一つとして、この「サトシ・ナカモト」と、現代の金融を考え出した人物や組織が、同一であるという事。
 もう一つは、現在の金融を構築した組織、人物とは敵対関係にある、別の「未〇人」グループがあるのでは、という二つが考えられます。
 


 仮に、どちらかだったとしても、それを証明する方法は少ないと言えます。

 しかし、サトシ・ナカモトが「未〇人」であるか否かを考察する材料は、複数あるのです。

 ビットコインを語る上で、一番大事な仕組み「ブロックチェーン」、これは以前も書きましたが、過去の取引内容を絶対に改竄出来ない優れた仕組みでしたよね。
 これが遡って改竄出来ないため、サトシ・ナカモトが最初にマイニング(閉じる)したブロックの記録は、今現在でも改竄されることなく綺麗に残っています

 まず、この最初のブロックには、一体何が入っているのでしょうか?

 ここには、何故か英国のタイムズ紙、2009年1月3日の新聞記事「大蔵大臣は、銀行を二度目の救済へ」というタイトルです。

 このタイトルが、何しろビットコインのブロックチェーンの、よりによって一番最初の言葉がこれなものですから、サトシ・ナカモトは、現行の金融に対して不満を持っている無政府主義者なのではないか、と囁かれるようになります。
 しかし、本当にそうなんでしょうか?

 私が、サトシ・ナカモトを「未〇人」と感じた一つ目は、この最初の文字です。
 私達は、この2009年よりも未来にいます、現在は2024年ですから。
 それ故に、当時は解らない事が、少し理解出来る状況にあるのかもしれません。
 その、問題の新聞記事、たしかに英国のタイムズ紙、2009年1月3日の一面記事ですが、その記事よりも大きく扱われている内容があります、それが

「イスラエル、ガザへの戦車と部隊の派遣を準備」という記事になります。

 今、あれ?、と思った方、いますよね。
 2009年1月の記事なのに、どうして現在イスラエルが行っているガザへの軍事作戦の記事が?、って。

 実は、イスラエルは2009年にも、同様のガザ進行を実施しています。
 今回同様に、ハマスは2008年11月4日夜、30発のロケット弾をイスラエルに向けて発射しているのです。
 もちろん、今回の規模とは 比較にはなりませんが、、、、、
 こうして、2008年の年末には、ガザへの空爆が開始され、この記事が掲載された2009年1月3日には、イスラエル軍は地上部隊をガザ地区に進行させているのです。

 、、、、、勘の良い方なら、この話の意味、解りますよね。

 私は以前から書いてきました、ウクライナ紛争は紛争ですが、ガザ地区への地上作戦は、うっかりすると第3次世界大戦に発展しかねない重大事件です。
 既にガザの住民は3万5千人以上が亡くなっています。
 この事実に、イスラム圏の人々は我慢できるでしょうか?

 今のところ、あのイランですら我慢しているくらいですから、恐らく現状で火種は大きくはならないでしょう、、、現状ならば。
 しかし、中東の火薬庫、何があるか解りません。
 一応、イスラエルもイランも、核兵器に関してはかなり際どい国同士。

 そうなんです、サトシ・ナカモトが最初に選んだ文字が、「大蔵大臣は、銀行を二度目の救済へ」ではなく、「イスラエル、ガザへの戦車と部隊の派遣を準備」の方を指していた場合、私達はビットコインに対して大きな誤解をしていたことになります。

 そう、彼は、第3次世界大戦を予言していたと言う事実を、ビットコインの一番最初に刻んだのだとしたら、彼は最初から、このビットコインを何に利用しようとしていたのか、ということに繋がります。
 それは、サトシ・ナカモトがビットコインを、過去一度も現金化していない、という事実からも、それは伺えるのです。
 
 そうなんです、サトシ・ナカモトは、このビットコインの考案者でありながら、1円たりとも得をしていない、、、、そんな慈善活動、有り得るのでしょうか?、

 私は、ここにもサトシ・ナカモトの時間軸に対する浮世離れを感じるのです。

 つまり、彼の時間軸は、私達とは少し違った感覚を持っている、ということです。
 思い出して頂きたいのです、ブロックチェーンを10分置きに閉じる作業「マイニング」
 これを行う人は、初期には誰もおらず、当初の間は全てサトシ・ナカモトが行っています。
 この「マイニング報酬」、当然今でも支払われていますが、21万個のブロックが生成されると半減期が来るようになっていて、一番最初に比べると、半減期はもう何回も訪れているため、報酬は相当下がっています。

 それでは、このマイニング、今現在どれくらいの価値があるか、と言えば、2024年5月現在、マイニング報酬は3.125BTC(BTCはビットコインの通貨単位)なので、1回成功すると3125万円が報酬として受け取れます。

 これだけ半減を繰り返した後の金額、それも最盛期の2021年以降の金額で、この額です。
 これを受け取るには、「閉じる」作業が必要でしたよね。
 これは、膨大なお金のやり取りが、間違いなく計算されて、記録に移し終えた最初の人が報酬を受け取る権利を貰えます、つまり、計算が早い人ほど、このマイニング報酬を受けられることになります。


 そうすると、自動的のこの競争は「計算競争」になって行く訳ですから、スペックの高いパソコンの購入合戦のようになって行きます。
 この競争が先鋭化しすぎると、一体どんな現象を生むのでしょうか?