脳の異常現象?、順番が逆、考えるよりも信号が先に出ているメカニズム | 和のブログ

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今まで誰かに話そうという気にはなりませんでしたが、息子の死をきっかけに、ブログという手段で誰かに読んでもらうのもいいかと思い、はじめてみます。

 前回までは、人間の脳が、世の中を変えてしまう力がある、というお話しをしてきました。

 では、具体的に人間の脳が、現世の物理法則を超えてしまっている証拠のようなものって、無いのか、というのも気になるところです。

 

 で、結論から言ってしまえば、、、、あるのです。

 

 まず、人間の脳と身体の関係です。

 

 これは、私自身、今でも事実を疑う内容でもあります。

 人間は、自分で意思決定するよりも前に、脳はその判断を下している、というこのとなのです。

 

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 俄かには信じがたいですが、もっと極端な例を挙げれば。

 私達が手を動かすには、まず自分が腕を動かしたい、と考え、脳が腕に電気信号を送り、腕が動く。

 当たり前の話です。

 しかし、この当たり前が、実はそうではない、というのです。

 

 人間が体を動かす仕組みは

 脳から電気信号が送られる、自分が体を動かそうとイメージする、腕が動く、、、、

 

 あれ?、

 

 逆じゃない、と思われるかと、、、 

 でも、これで正解なんです。

 先に出ちゃっているんです、脳から電気信号が。

 つまり、自分が動かそうと考えた時には、脳から先に信号が出ているってことなんですよね。

 

 何だそれ?、って思いませんか。

 

 この辺から、脳の物理法則を超えた実体が見えてきます。

 

 私は、この事実だけなら、計測上の誤差なども疑うのですが、実は別の側面から、これら事情を予測していたのです。

 

 それが、武道やスポーツなどで起こる一瞬の判断になります。

 これは、とある人が、格闘技のチャンピオン同士(競技は違うようです)の会話を聞いていて、何を言っているのかがさっぱり理解出来なかった、というお話しです。

 チャンピオン同士は、自身が決め手となる攻撃を仕掛ける時の、特徴について「そうそう」と言いながら意気投合していたのだそうです。

 それは、相手に絶妙なパンチが入る時の共通点らしいのですが、一般人には解らないものの、やはり最高のパンチを出せる二人には、共通して理解出来ることのようでした。

 

 これが、何を示しているのか、私はテレビを観ていて直ぐに気付きました。

 それは、格闘技、特に打撃系全般に共通する内容なのですが、自分が攻撃を受ける際、それが嫌だと感じることで、高度にそれを避けたい、避けないと死んでしまうと追い詰められた時に、恐らくは脳の中で時間遡上が発生するだろう、と予測していたのです。

 

 要するに、、、、人間は追い詰められれば、普段は一瞬しか遡れない時間軸を、もう少しだけ遡って対応することが出来るのでは、と。

 

 そりゃ強い訳です。

 なにしろ、時間を遡って、相手が何をするのかが解っていれば、それを回避すれば良いのですから。

 

 そうすると、あらゆる武術や打撃系スポーツは、この分野を鍛えれば最強じゃないか、と思われると思います。

 しかし、それは少し考えが性急すぎます。

 なぜなら、脳をそこまで追い詰めるには、心身の鍛錬があってこそ、脳がその力を開放するからです。

 では、脳が解放されたあとなら、筋肉や身体的能力が及ばなくても、相手を倒せるのか?、さすがにそんな訳ない、と普通は思うのです。

 、、、考えてみてください、最初からそう言っている武術とかって、ありますよね。

 

 力で敵を倒すんじゃない、って。

 

 Gozo Shioda Docu Aikido - YouTube

 

 そんなエピソードを放映したテレビ番組なんですよね。

 この番組では、塩田剛三氏の演武の映像ですが、これを見て、これが単なる肉体鍛錬の賜物では無いことに気付かれると思います。

 金魚鉢を8年間見続けた、、、など、不思議なエピソードも多い中、私は塩田氏が、ある種の勘に秀でていると感じます。

 それは、武人としてのセンスです。

 

 この探求心、恐らくご自身でも気付いていない可能性があります。

 この番組内では、何故塩田剛三氏が合気道を始めたのか、について描かれています。

 それは、合気道をやっている人ならば知らない人はいない「植芝盛平」氏です。

合気道のテクニック

 この老人と刺しで勝負した塩田氏が、あっさり負けてしまう所から、弟子入り、、、、となるのですが、、。

 

 この植芝盛平氏、この人の演武も、神がかっていて、ほぼ相手に触れることなく、相手の攻撃を誘導し、相手の力だけで投げ飛ばしています。

 普通、あの投げ飛ばされるように見える動きは、投げられた側が行う行為、つまり、投げられているのではなく、自分から飛んで、ダメージを軽減させているのです。

 なので、派手には見えますが、自分の力はあまり使いません。

 ところが、この塩田氏や植芝氏の投げ方は、力点をどこに置けば相手が飛ぶかまで計算しつくされているように見えます。

 そして、相手がどのタイミングで力をかけて来るか、先に知っているかのように。

 

 何しろ、人間は脳で動けと司令する前に、電気信号が流れているのですから、その信号を先にキャッチしてしまえばよいのです。

 そして、そのキャッチするタイミングすら、相手より先に感じ取れば良いのです。(金魚鉢の訓練は、これを修得するためのものですね)

 

 え、何だそれは、と思いますよね。

 そこまで行くと、電気信号の話ではなく、未来予知の分野になってしまうのでは、と。

 

 、、、未来予知、、。

 

 そうなってくると、この話は少し毛色の違う話になってしまいます。

 そして、私はこの人自身、何かそう言った類の何かと関係がある、と感じていたのですが、、、案の定、あの物凄い未来予知能力を持った人物との接点があるのです。

 

 私は、未来予知には何種類か方法があって、そのうちの一つに「未来の何者かの力によって、見せてもらう方式」について、以前ここで書いた事があります。

 それはヒトラーや出口王仁三郎氏の方法がそれに似ている、とも。

 

 そして、この大本の指導者である出口王仁三郎氏、それはとんでもない正確な予想で、現在を言い当てている、と。

 お気付きですよね、この出口王仁三郎氏の元に入信して学んだ一人に、合気道の開祖でもある、植芝盛平氏もいたのです。

 その時のエピソードがこのように書かれています。

 

 

「出口王仁三郎(18711948)から, 「合気じゃといわれ,また惣角先生にも話をもっ ていったらよかろう」といわれたことにある,と いう(合気ニュース編,2006,pp. 1112).だが,この合気の意味が何であったかについての言及は,出口,盛平,武田の残した史料には見られ ない. 盛平の甥である井上鑑昭(19021994)注9)は 1917年,東京で大本教を知り信仰に入った.盛平は 2 年後の1919年に綾部で出口と会い,翌 1920年,綾部に移住し,出口の下で大本教の信仰に入った.井上も,合気は出口王仁三郎が命名したものであるという(合気ニュース編,2006, pp. 4546)」

 

 そうなんです、「合気道」の名付け親でもあるんですね、この出口王仁三郎氏は。

 

 そうなってくると、この合気道、元々は柔術からスタートしていても、恐らくは全く異なる方法を取り入れているように感じます。

 

 多少の「未来予知」に近い、何か法則や方法を使っているように感じるのです。

 

 このように、スポーツや武術の中でも、実はこの「脳」が物理法則を超えて、少し時間超越してしまう理屈を理解して、活用している人達がいるのです。

 

 では、この脳の特異現象、特定の武道家だけの特技なんでしょうか?