ピラミッドに期待していた本当の機能とは、一体なに? | 和のブログ

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今まで誰かに話そうという気にはなりませんでしたが、息子の死をきっかけに、ブログという手段で誰かに読んでもらうのもいいかと思い、はじめてみます。

 前回、あのピラミッド内、王の間にある石の箱が、少しおかしいという事を書きました。

 

 いや、そもそもピラミッドは不可解の塊でもありますが、この石の加工技術の凄まじさは特別目を見張るものがあります。

 

 この部屋は、恐らくかなり慎重に作られ、その精度は精密部品や工業製品に迫る勢いです。

 床の一部に、何かぶつけて破損したような跡がありますが、それ以外の壁や床には、傷がほとんど無いようなレベルです。

 コンクリートで作っても、この精度は厳しいのではと思えるほどに。

 そして、このピラミッド、不思議なことに、内部で「火」を使用した形跡が一切無いと言われています、要するに、火を使った時に出る「煤」が一切、壁面にも付いていないのです。

 では、一体どのようにピラミッドの内部は作られたのでしょうか、これは今現在、謎とされています。

 ただ、個人的に、この謎はそれほど難しくはない謎だと思っています、それは、現在の「3Dプリンター」を見れば一目瞭然です。

 

 つまり、私の勝手な仮説ではありますが、最初にかなり大きい精密なピラミッドの模型があって、これを積み上げた巨石一つ分の高さごとに上からスライスした状態の物を作り、計画的に下から作って行けば、明かりが無くとも作ること自体は出来ます。

 むしろ、高さがある巨大な内部の石を組み上げるには、この方法を使わないと出来ないはずです。

 これは、大仏を作る時にも使われる方法ですね。

 

 上の写真もそうですが、ピラミッドは意外と外部は破損しており、また周辺住民の使用する地下水などの影響で、少し歪み始めています。

 そんな状況にあって、この床などは、一切波打っていないわけですから、かなり計画的に内部を固めて作られたはずです。

 ピラミッドは、その内側まで全てブロック状の巨石が積まれていると思われがちですが、実は見えない部分は砂や砂利、石を埋めているだけの構造です。

 それだけに、この石の床や壁面が歪まないようにするには、相当の力で点圧を掛けなければ、石を置いてから時間とともに沈んでゆくはずなのですが、実際はそれが起こっていない、つまり、4500年経過しても歪まない設計になっているのですから、驚きです、、、実際、どのようにやっているか、さっぱり不明です。

 

 そして、前回書いて来た、あの四角い箱の角部です。

 私の予想では、これはピラミッドが作られた当時から、このような状態だったのでは、と仮説しました。

 それは、この砕けた表面が、異様に滑らかに摩耗しているからです。

 もし、この摩耗が4500年分の経年変化だとするならば、なぜ壁や床は劣化しなかったのでしょうか?

 そのような視点で、この部屋を解りますよね、周囲が一切劣化していない状態なのに、この石の箱だけが、妙に風化しているのです。

 ここで風化と言う言葉を使ったのは、この箱がここに設置される以前に、風雨にさらされた可能性があるからです。

 、、、と言うより、風雨にさらされずに、なぜこんなに破壊面がツルツルなのかが不明な訳ですから。

 

 さて、そうすると、古代エジプト人たちは、この箱をここに移設する必要があってこのようになった訳ですが、一体何のために中古の箱なんて置いたのでしょうか?

 考えられるのは、この部屋とその周囲の配置を完全に再現しなければ、その目的が果たせないから、だと思います。

 なぜなら、そうでないのであれば、この石の箱も、新しく作ってしまえばいいだけですから。

 ここに、私はこのピラミッド内部に文字が存在しない理由だと考えているのです。

 つまり、ピラミッドが完成するよりも前に、この状態の何かが既に存在し、それを完全な形で移築しなければならないために、当時の文字やレリーフなどで変化させることが出来なかった、ということです。

 もし、現在の機械や電子部品でも、後から変なものを付けたり減らしたりすれば、機能は間違いなく発揮されません。

 この部屋には、そういう融通の利かない事情のようなものを感じます。

 

 そうすると、この部屋の古代人が期待していた「機能」とは何でしょうか?

 

 これは、公式なものの中にはヒントがありません、なぜなら、上記のような視点で王の間を語られることが無いからです。

 吉村教授がテレビで「あれは石櫃ではない」と公言したのも、まあまあ勇気のある行為だと思います。

 それだけ、謎の多い王の間にあって、考古学者たちは予測で語る事が出来ない、という事なのです。

 

 では、都市伝説の中にはヒントがあるでしょうか?

 、、、これは、まあまああると思います。