夜明け前。 -192ページ目

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じっくり、ゆっくり、手間をかけて。恋愛と、一緒だって言ってたっけ。毎日、毎日手をかけて、気持ちを込めて、優しく。って、言ってたっけ。そう、9月1日の今日。僕は人生初の糠漬け記念日に、なったんだ。









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8月最後の金曜日の夜は、雨だったっけ。






逢いたかった。逢いたかった。待ち合わせの場所で、言葉よりも先に唇が、そう動いた。眼と眼が合った瞬間に。改札口は待ち合わせの人が沢山居た。その中で、僕は君を待ってた。君が来たのは、僕が到着して少しだけたった時だった。どの方向から来るのか、想像しながら、どんな洋服を着てるのか、想像しながら、まず最初にどんな言葉を発するのか、想像しながら僕は、待ってたんだ。珍しく傘なんか持ってさ。丁度僕らが待ち合わせした時間は、雨なんか降ってなかった。会社を出た時だって降ってなかったのだけど、どうしてか僕は傘を持って向かったんだ。電車の中で、ちょっと邪魔だな。なんて想いながらそれでも僕は、傘を持ってた。たまには、傘、持ってる僕も良いような気がしたから。





雨の音と、遠くで聴こえる野球観戦の声援を、僕らは聴いてた夜だったっけ。





逢いたかった。逢いたかった。君に、逢いたかったんだ。このまま二人だけの時間が永遠に続けば良いって本当に願う程に。眠るのだって、もったいない程に。一瞬でも、君の温もりから離れたくない程。逢いたかったんだ。言葉なんかに出さなくたって伝わってた。君も、僕も。逢いたかったんだ。本当に。













また、逢いたくなっちゃったよ。想い出す度、逢いたくなる。もう、逢いたくなっちゃったよ。








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言葉を綴る事が、好きな僕。言葉遊びが好きな、君。