夜明け前。 -165ページ目

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まだ咲き始めた桜。繋いだ手。エンジン音。潮の香り。横顔や、指先。苺jamとブルーベリーjam。果てなく続く渋滞と進みすぎた時間。柔らかな頬。乾いた喉。富士山の見える方向。見えない富士山。笑い声。約束。mirror 越の視線。記憶の断片を辿るといつも、行き着く先に君が居る心地良さが、僕を包む。三月最後の週末も、ありがとうがいっぱいだった。そして、愛が、溢れかけていたんだ。僕らの、3月。










  夜明け前。

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  夜明け前。





切り過ぎた爪と携帯電話。僕と君の合図と、20度の空気。読みかけの本と封を開けたばかりの煙草。世界一君が好きだ、なんて居えないけれど、何よりも君が好きだ。am/6059に近づくと僕はそわそわしてしまう。君の一日が動き出す時間。僕は毎日、時計を見つめ、君を想う朝を過ごす。君の後を追うように。君の一日は少しでも僕の一日とが繋がりますように。3月の暖かい朝にそう、想ったんだ。








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  夜明け前。











これだけ僕を独り占めしてて、それでも僕をまだまだ欲する、君ってやつは本当に困った人だ。