夜明け前。 -118ページ目

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楽しいこと。刺激的なこと。ぬくもり。愛。どれもこれも、お手軽な価格でコンビニに置いてあったら、本当に苦労しないね。って、毎日今日はどれにしようか。ってうきうきしながらコンビニに行くよね、って話してた。アルコールなんか飲まずに真顔で。2月の晴れた青い空を見上げながら煙草を吸ってた僕ら。




















  夜明け前。










見上げた先には、桜の木。もう蕾がついてた。すぐそこまで来ているのかもしれない春に、まだ去り行かない冬と、毎日物憂げな君。そして、何かを欲してる僕。手が、届かないって、もがいたり喚いたり子供みたいに、だだでも捏ねてみたって、与えてくれるわきゃ、ないんだよね。
















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すぐ隣にある肌の温度が、なかなか感じる事が出来ないっていうジレンマ。そして、きっと本当に求めている温度はすぐ隣なんかにはないってことなのかもしれないなって、そんな風に想ってしまう僕もいる。それでも僕は、こうして過ごしている。そんな僕を、自分でも軽蔑してしまうんだ。


















  夜明け前。









真夜中の、葛藤。












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また、4月が来るよ。今年も。


































  夜明け前。































1年って、あっちゅーまで、1日なんか、本当、わけのわからないまま過ぎていくって君は言う。僕は、ちゃんと、ここに居て、ちゃんと、毎日を消化してきたんだ。君の想いの半分もわからぬままに。わかってあげたい。って、想うけど遠くじゃ何もできないね。ごめん。