旅の最後は山火事で終わったーソロ旅NZー | ちょこっと、つぶやいてよろしいでしょうか。

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海外生活28年、現地でのオモロ苦労話や、時々する旅話をつぶやいています。

5月上旬、だんだん寒くなってきました秋のニュージーランドです。

 

 

2024年2月、少々遅い夏休みを取りNZ東海岸をやんわり縦断旅してきました。

 

旅っ記続いてます∠( ゚д゚)/

 

旅の日程はコチラ↓からご覧くださいっ。

 

旅9日目は、最後のクライストチャーチ歩きを満喫します。

 

フランスムードを味わえる町アカロアから帰るバス車内、車窓フェチのワタクシはずっと車窓を楽しんでおりました。

 

 

 

最初は、不思議な雲だなぁ〜と思って写真を撮ってました。

 

すると!

Σ(゚Д゚)

 

 

車内のあちこちから緊急事態を知らせるサイレン的なものが聞こえてきました。

もちろん、私の携帯も鳴ってます。

 

慌てて見ると「クライストチャーチのなんとかって場所で山火事が発生した」とな。

 

ぎゃー!!

((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

土地勘がないのでパニックです。

隣の席に座っている人に聞いてみたかったけれど、警報すら鳴ってない観光客。

 

なんとか何か情報がわからないかと、窓の外に目を向けると、

 

 

 

バスは今まさに、真横を走行中でした。

 

すんごい燃えてる

(; ・`д・´)

 

 

 

結構街に近いようです。

 

消防車やらポリスカーなど沢山走っていきました。

 

 

ドライバーさんからは山火事に関して特に説明はなかったので、バスターミナルで降り、

 

 

ここにもウォールアート

 

近くにあるスーパーマーケットで買い物をしながら、最後の街歩きを楽しむことにしました。

 

 

 

 

エイボン川

この川がクライストチャーチを美しく魅せていると思います。

 

 

 

追憶の橋は何時の時間帯に見ても情緒があります。

 

 

 

近くには2011年の地震以降に建てられてたと思われる飲食街。

ちょうどチャイニーズニューイヤーの時期だったのでランタンなのかな。

 

 

 

 

旅の最後には地図も持たずただ街歩きをするのが恒例なので、適当にブラブラします。

 

 

先ほど見た山火事はまだ燃えてた。

 

 

 

おっ!これはっ!!

NZの5ドル札になっている世界で初めてエベレスト登山に成功したエドモントヒラリーさんのウォールアート。

亡くなった2008年にはオークランドで国葬でした。

 

生きている間にお札にデザインされた唯一の方です。

 

 

 

 

クライストチャーチはあちこちにウォールアートがあるので、それを見つけるのが本当に楽しいです。

 

 

と、

 

 

面白いオブジェを発見。

 

落書きの多いオークランドでもおなじみのスプレー缶です。

そのスプレー缶にアート😂

 

 

 

これは、あのキャラクターでは!?

 

 

2011年2月22日、カンタベリー地震発生。

私はNZに住んで21年目になりますが、その間に起きた一番大きな災害です。

 

日本の方を含め多くの方が犠牲になりました。

毎年2月22日、地震が発生した時刻から1分間、ニュースの呼びかけもあり黙祷します。

 

街の中心部がほぼ壊滅し、その後ゆっくりと復興しています。

 

当時の様子は”クエイクシティ”で見られます。

 

過去記事↓でどうぞ。

 

 

壊滅した街の中心部は新しく生まれ変わり、それを見るとキレイに洗練された復興への喜びと同時に無くしてしまった街の情緒や犠牲になった方への思いが湧いてきて、複雑な気持ちになります。

 

2011年から13年経っているけれど、クライストチャーチには当時の傷跡が残っている。

震災から完全に復興するには20年以上必要だと言います。


 

そしてクライストチャーチにはもうひとつ、痛ましい事件がありました。

 

過去記事↓

 

テロ犯の動機は「世界で最も差別がなく平和で美しい街でテロを起こしたかった」

 

同じNZ国内でもオークランドとはまた違って、とても美しい街とだけ感じるけれど、この街になるまで色々な苦難があったんだな。

 

 

 

 

 

ん!?ゾウ!?

なぜ街のあちこちにゾウ。

 

少々の疑問を残し、最後の街歩きは終わりました。

 

つづく。