5月中旬、ぎゃ!もう完全に寒いんですけど、秋のはずのニュージーランドです。
私はオークランドのホテルでハウスキーピングとして働いてます。
多種多様な民族が働く多国籍な職場です。
私はお部屋係ではなくパプリックエリア担当でロビーやらジムやらスタッフエリアなどの清掃が主な仕事。
内線を持たされ、あちらこちらから「これ片付けて」「ここ掃除して」と電話がかかってきます。
ある日、内線電話に出るとGMのサムからでした。
なにぃ〜
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
ボスが直々にかけてくるなんて絶対ロクでもないこと。
「ロビーが汚れているから掃除機かけて」
との事です。
行ってみると、あらら〜
キラキラのラメやら糸くずがその辺に散らばっています。
あーあーまたか
(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
そう言えば先程カレーの国ご一行様が到着し、お抱えシェフがキッチンに調理器具を運んでいるところを見ました。
カレーの国グループは必ずといっていいほどシェフが数人付いてきて、うちのホテルのキッチンを使い自分たちのツアー客のためだけに食事を作ります。
まあ、わかりますよ。
職場にもカレー国のスタッフは多いので、毎食「これなんのお肉?」って聞きまくり。
過去記事↓
にもしていますが、
こんなメンドクサイことを毎日している彼らを見て、ランチをパパっと取ってススっと食べる事が出来ないって”大変だなぁ〜”と思ってしまうのですが、食べちゃいけないお肉を食べてしまう方が彼らにとっては一大事。
お抱えシェフであれば、間違ったお肉を出すことは絶対にありません。
逆に彼らからしてみれば、なぜビーフやポークを食べるのか理解出来ないだろうし、私は何でも食べられるけど、それが素晴しいかというとそうでもない。
馬やクジラを食べる日本にドン引きしている人も大勢います。
特にクジラは先住民族の方々にとっては神様なので、「食べたことある」など言わないほうがベターです。
多種多様な文化や習慣が入り交じるNZなので、お互いをなるべく尊重するように日々努力していますが、最近本当に増えてきたカレーの国ご一行様の傍若無人ぶりには各部署悩まされております。
詳細は過去記事↓でどうぞ。
さて、そんな彼らが汚していった場所を清掃する為、ロビーエリアに行きフロントの子に”カレーの国ご一行様は本日より何泊滞在するのか”聞きました。
彼らとの戦いには相当な覚悟が必要になるからです。
「少し寄っただけで、ココに戻るのは5日後だよ」
はぇ!?
ヽ(・ω・)/ズコー
聞けばオークランド空港から直行し荷物(お抱えシェフの調理器具など)を置きすぐに出発、ロトルアなど北島を巡ってからウチのホテルにチェックインするんだそうな。
たった数分程度の滞在でこれだけ汚せるって、もうなんかスゴイわ。
5日後戻ってきましたカレー集団。
ロビーも廊下もラメだらけのキラッキラ、そして大量の糸くず。
まあ、インドの洋服品質がどんなもんかってのは正直知らんけど、これだけ糸くずが落ちてるってことは服に相当ダメージがあってもおかしくはない。
洋服すべてがほつれてポロリしてないか、かえって心配になりました。