コクランのマスクのメタ解析論文において、

編集長が何と言おうと、

著者は「マスクに効果が無いと言える」と書いている。

 

 

 

2023/01/30

 

 

 

 

 

コクランのRCTのメタ解析論文で効果無し

 

 

・2023年1月、マスクに効果は認められなかったとする

 RCTメタ解析論文公開

 

・何十年もインフルエンザや新型コロナなどの

 呼吸器系疾患に対するマスクRCTで、

 効果が認められないのだから、効果は無い

 

・「結論は出ていない、今後の研究が必要」というのは、

 現実を認めたくない人の詭弁

 

・ 少なくとも、害もあるマスクを推奨してよい理由にはならない

 

 

 

「結論は出ていない、今後の研究が必要」というのは、

「効果があるという結果が出るまで続ける。

 その間は効果があるかどうかは不明であって、

 効果が無いと結論できない」

と言っているのに等しく、

つまり「効果が無い」と言えるタイミングは、永遠に来ない。

 

 

 

 

 

 

 

・SOARES-WEISER 編集長は、

 コクランレビューが誤解を起こしたとして謝罪

 

・この決定は筆者らに知らされてなく、

 筆者らはコクラン幹部に苦情することを決めている

 

・編集長が何と言おうが、

 何十年分のRCTメタ解析で効果を示せてないのだから、効果無し

 

 

 

 

リスクバイアス図

 

 

・43のRCT論文のリスクバイアスを評価。以下例

・AIELLO2010は、どのようにランダム化がしているか分からない

・AIELLO2010は、ランダム割付が被験者や研究者に隱蔽されず

・AIELLO2012は、ランダム化の手法が書かれている

・AIELLO2012は、ランダム割付が被験者や研究者に隱蔽

 

 

Aiello氏の論文が2010年と2012年とあり、

これは今の後の解説でも重要な役割を果たすので、

例にとって、ここではコクランでどのようなバイアスの評価となっているか、

上に少し解説しました。

Aiello論文、それ自体については別途、解説します。

 

このようにRCT論文ごとに質を評価し、

質の高いものだけどメタ解析に組込みます。

 

AIELLO2012は質が高いという評価となりメタ解析に組込まれていますが、AIELLO2010は評価が低くメタ解析には組込まれていません。

この判断は、他のRCTメタ解析論文を読む上で重要な情報となるので、

強調しておきます。

 

 

 

 

 

メタ解析のフォレストプロット

 

 

・インフルエンザやコロナ感染症では、

 AIELLO2012 の Risk Ratio は 1.10 (95%信頼区間 0.88〜1.38)

 

・マスクの方が10%悪く有意差無し

・その他の論文も纏めて解析した結果は 0.95(0.84〜1.09)と、

 マスクの方が5%良く有意差無し

 

・AIELLO2010は組込まれず、

 AIELLO2012は全体に対するWeightは19.8%

 

 

 

AIELLO2012 の論文では、

インフルエンザやコロナ感染症の様な症状では、

Risk Ratio は 1.10 (95%信頼区間 0.88〜1.38)となっており、

マスクの方が10%悪く有意差無しと読めます。

そして、その他の論文も纏めて解析した結果は、

Risk Raito 0.95(0.84〜1.09)と、

マスクの方が5%良く有意差無しということになります。

また、AIELLO2012は、

全体に対するWeightは19.8%となっています。

 

 

 

繰返しになりますが、前述の通りAIELLO2012は組込まれていません。

AIELLO2012論文は、それ単体でマスクの有効性は示せておらず、

全体の19.8%としてメタ解析に組込まれています。

強調しておきます。

 

 

 

マスクは感染予防に効果がないことが証明される

コクランレビューから/The JIMMY DORE Show

したたかな ワレンスキー氏

感染対策で失うもの

マスク社会に戻してはいけない

米国医師外科医協会(AAPS)、マスク義務化に抗議

マスクで、発がんや内臓損傷に

無意味なマスクの復活