NAVI旅 vol.8 ③ ~目神山~ | NAVI彦 ~つつがなき神さまめぐり~

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神社めぐりをしています。
その土地ならではのお話も、
さくっとまとめてます。

わたくしNAVI彦が、
これまで訪れた神社を
ご案内する『NAVI旅』です。

北山(きたやま)公園
東側一帯は、
甲陽園(こうようえん)
とよばれています。



甲山(かぶとやま)の南にある
陽(ひ)のあたる
一等地ということで

『甲陽園』といい、
高級住宅街だそうです。

いまでは

閑静な住宅街ですが、


開発のはじまった
大正時代には
人でにぎわう行楽地で、

温泉宿や料亭、
遊園地に動物園、
撮影所に少女歌劇まで
あったといいます。



明治以前は
山林地帯であり、

 

勾配のきつい街並みは

山を拓いた名残のようです。

明治時代まで、
甲陽園の一帯は
目神山(めがみやま)
よばれていたそうです。

 



お椀を返したような
美しい形の山は
神の山とされており、

甲山という神の山と
向かい合う

「小さいほう」の
神の山という意味で、


「め」神山とよんだのが
そのはじまりだといいます。



また、

目神山一帯は

磐(いわ)におおわれていて


磐が崩れかかっている

という意味の「めが」に
接尾語の「み」がついて、
 

「めが」「み」山とも
いうようです。



しかし、
ホツマツタヱによれば

天照大神の正后・
瀬織津姫(せおりつひめ)

天照大神の姉・
和歌姫(わかひめ)
暮らした地だといい、

女神山(めかみやま)というのが
由来ではないでしょうか?



お椀を返したような
美しい形の山は、
富士山の模型として
日本各地で祀られていますが、

ホツマツタヱによれば、
天照大神が産まれたのが
富士山の地だといい、

 

おそらくそのことが

関係しているのでしょう。

また、
瀬織津姫さまには

天照大神と
向かい合うことができる
向津媛(むかつひめ)という名もあり

甲山=天照大神に向かう
目神山=瀬織津姫というのも
ありそうです。

 

甲山のよくみえる

山頂の磐座あたりが

聖地らしく、

 

UFO目撃例まで

あるといいます爆  笑

 

 

この磐もまた、

大阪城の石垣に

されたのでしょうか?

 

割られたあとがあり、

『目』のようにも見えます。

 

山頂の目で、

目上山でしょうか照れ

 

ところでここ、目神山で、
七世紀に修験道をひらいた
役行者(えんのぎょうじゃ)は

弁財天に出会ったと
いわれています。



この弁財天が、じつは、
瀬織津姫だった

ともいわれいて、

役行者が
六甲山(ろっこうさん)に築いた
六甲修験道には、

瀬織津姫をまつる
六甲比命(ろっこうひめ)神社
磐座もふくまれています。

 



北山公園の西の
若宮(わかみや)神社、

いまでは
鷲林寺(しゅうりんじ)から
はじまるその道は、

六甲山に北斗七星のような
柄杓の形を描いている
ともいわれるようですが、

さて、どうでしょう?キラキラ爆  笑キラキラ

 

 

このルートはそのまま

多聞寺(たもんじ)まで

つづくといいますし、

 

三国岩ではなく

穂高湖(ほだかこ)あたりまで

巡るともいうようです。

さらに、
800年ごろには
空海(くうかい)と
真名井御前(まないごぜん)

甲山
神呪寺(かんのうじ)
開いたといいます。

 



真名井御前は、
京丹後の元伊勢・
籠(この)神社の出身で、

奥宮の
真名井(まない)神社にちなんで
真名井御前と呼ばれましたが、

ホツマツタヱによれば、
天照大神は恩師・
豊受(とようけ)大神の眠る
真名井の地にゆき

男の道を守りながら
身罷ったといわれています。

天照大神の眠る
真名井からきた
真名井御前が


甲山にいたというのも
おもしろい話です。



また、
真名井御前が信仰していた
如意輪観音(にょいりんかんのん)


瀬織津姫の垂迹(すいじゃく)と

いわれてます。

さらに空海は

和歌山の高野山のふもとで
ワカヒメさまを感得したといい、

ワカヒメさまの別名である
丹生都比売(にうつひめ)神社
祀られています。

そんな空海さまが、

ワカヒメの暮らした地に、

 

真名井御前とともに

寺を開いたというのも

感慨深いです。



『六甲山』という名も
瀬織津姫さまに

由来しているといいます。
 

かつて六甲山は
瀬織津姫を祀る
廣田(ひろた)神社の社領であり、

その別名である
向津媛(むかつひめ)から
向津山(むかつやま)と

呼ばれていたようです。

そこから、
向山(むこうやま)
武庫山(むこやま)
六甲山(むこやま)
六甲山(ろっこうさん)と
転じていったといいます。

 



そしてこの地に、

もうひとり、

ふかく関わるのが

神功皇后(じんぐうこうごう)です。


六甲山も甲山も
神功皇后が甲を埋めた
ことに由来しているともいい、

廣田(ひろた)神社
生田(いくた)神社など

瀬織津姫さまやワカヒメさまの

神社を創建したのも、
神功皇后だといわれています。

この神功皇后は、
住吉(すみよし)大神

加護を受けていたともいい、

この地で住吉大神
育てられたワカヒメとも
通じているように思います。

 



ホツマツタヱでは、
ソサノヲが転生して
ヤマトタケになったと
いわれていますが、

その考えでいけばおそらく、
ワカヒメさまが転生して
神功皇后になったのではないかと
ぼくは考えています。

というのを、
ここ目神山の磐座で
お話したところ、

神呪寺の鐘がひとつ
ゴーンと響きました。


 

『『『正解』』』
といわれたような
気になりましたラブ

 

もし、

目神山へゆかれるなら

神呪寺とあわせて

お訪ねください。

 

 

車道から直接、

目神山の磐座にはいれる

ルートがありますので、

とても便利ですよ。

 

車の往来には

お気をつけください。

 

 

NAVI旅 vol.8 ④ へ つづく

 

 

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☆NAVI旅vol.8 全記事リスト☆

NAVI旅 vol.8 ① ~越木岩神社~
NAVI旅 vol.8 ② ~太陽石~
NAVI旅 vol.8 ③ ~目神山~
NAVI旅 vol.8 ④ ~六甲比命神社~

NAVI旅 vol.8 ⑤ ~六甲山神社~