渡辺繁一のブログ -64ページ目

渡辺繁一のブログ

演出の効果を設計する

また、あいつがやってきた。

最終日の現場入り時間は24時、翌朝まで8時間程仕事して、帰社した後資料を作成、夕方に持って行く

予定だったのだが、明け方4時ごろにトラブルが発生、その想定外のトラブルをシューティングしていく
内に、現地での施主検査時間がどんどん迫ってくる。

機械は遅々として結う事を聞いてくれない。

そんな状況で睡眠不足もどこかに飛んでしまい、必死で問題解決を検討する。

まるで、映画のクライマックスシーンのように完成の寸前でその悪魔は微笑むのだ。

また、あいつがやってきた。

こんな時、パニックになると期待する結果を得る事は困難になる。

こんなとき僕は信じる力を発動する。「問題は絶対に解決可能である」

腕時計の秒針の音が聞こえるのはと思えるほど頭がクリアーな状況になる。

周りに工事の爆音がしようが、ロックコンサートのバックヤードの中でも

いろんなギャラリーから罵声を浴びようが・・・・・

頭をクリアーにする。答えは自分の中にあるのだ。

8時。瞬間的に答えが降ってきた。

どんな問題があったのかを忘れるほど簡単に扉が開いた。

今度はあいつに勝つ事ができた。


創造的な問題解決方法は優先順位の明確化、目的の明確化が常のなされていることが肝要である。
あいつがやってきた時に足をすくわれない為だ。たとえ、睡眠不足で瞬間、気を失っても正気にもどった時は正確に仕事に戻れる。そんな強力な意識が必要だ。

リゾートウエディングの舞台裏を追うテレビ番組があった。

そのなかでインパクトを与える為のか?

あるいは、パフォマンスなのか?

厨房の料理長が、スタッフの作った料理について、激怒しているシーンがあった。

お客様への心配りに欠けている点が憤慨している理由である。

たしかスクランブルエッグの火の通す加減と、量の問題について

「卵一個のスクランブルエッグで嬉しいか?」といような事をいってた様に聞こえた。

「こんなにお客様の為に真剣に料理の事を考えてもらってる。」というイメージを作るための

誇張である事を望んでいる。



テレビ制作側の過度の演出である事を望むのだ。

でないと、番組で紹介された施設のイメージが悪くなってしまう。

「結婚式の舞台裏でもめ事が起こってる。」お客様の為のとはいえこんな話、

誰が聞いても嬉しくならないと思う。

もっと別の表現方法があったのではないかと少し残念に思う。



本当にそう考えるのであれば、作る前からどんな朝食をつくれば喜んでもらえるか?

そんな事を料理長がスタッフに指導するだろう。


怒りのエネルギは凄まじい、それを光線を浴びせられた人は一瞬で心の豊かさを失う。


事故があった時にその事を真摯に受け止める事で、

次の大きな事故に対する意識と行動がうまれると思う。

担当者レベルでも意識はものすごい場合でも、その事を様々な人に伝えることが

われわれの社会では難しくなっているのではないかと思える。

ビックスピーカーの発言が代表であるかのように聞こえることがあるが

実際は、現場で文句も言わず黙々と作業や研究を必死になって行ってきている人たちひとり一人

の仕事の求心性にその仕事の目的、ビジョンを魅せることができれば、

問題に取り組む意識に変化が発生する。

そのなかで「この状況はまずい」「こうしなければいけない」

という強い方向性や情熱のようなものがうまれるのではないかと考えている。



危機管理に関する意識を肌感覚、潜在的な意識として落とし込む。

簡単に言葉で書いてしまったがこの部分が一番大事な部分。

ゆっくりと、しっかりと時間をかける必要があるだろう。


危機に関するマネージメントの感覚を育てるという感覚である。


どういう風にするべきか?という質問に

どういう風に感じたか?が大事になってくる。

危機を感じるようになるまで繰り返し学ぶ事が必要だと思う。

その感覚があることで、自分とは全く関係が無いと思われる事故の事例から多くのことを

スタディできる力が身に付くと考える事ができる。
相手が自分に対してどういう事を期待しているか?

この情報が解れば、仕事はしやすい、それを満足させる

サービスや、情報や、リソースを相手の提供すれば良い。

そうすることで相手(顧客)の満足度がアップする。

難しいのはそれがはっきりと解らないからだ。

それと、それがわかったとしても本当にそれに対応するリアクションをしてもいいかどうか

迷いや葛藤が発生することかもしれない。

何となく気恥ずかしい。と感じてしまうと、行動にもそれが表れる。

中途半端だと、気持ちが通じないのだ。

いや、中途半端な気持ちが通じるのだ。

本当に顧客の事を思って、こうする事がその人にとってふさわしいと感じる事で

それが自然なリアクションとなってくる。
自分が自分がと勢い込んでできる仕事はたかだか知れているものだ。

プロジェクトの進行が今一遅い、

メンバーの動きが今一だ。

やってもらいたい事がメンバーに伝わらない。

プロジェクトで一人だけが忙しくなり周りが見えなくなり空回りする。


これは、2つ理由がある。

1.メンバーのやる気とやり方のリソースが不足している。

2.自分自身が相手に正確にやって欲しい事をきちんと伝えきれていない。

要は「ちゃんと伝える」ことを理解する事が必要なのだ。

「この仕事はここまでの事をして、この様な事(結果)を私はあなたに期待をしている。」

お互いの理解が得られない場合は、具体的に言葉で表現する事が良いだろう。

当たり前の事が驚くほど解釈違いされている事に驚くはずだ。