星組『BIGFISH』③ | 平凡なOLが3000万円貯めたお話。

平凡なOLが3000万円貯めたお話。

短大卒業後、一般事務職に就職。
特別なスキルは何もなく、預金残高がじわじわ増えていくのが密かな楽しみです^^

貯金のハナシとコスメ、些細な日常をテーマにした記事がメインですが
今は宝塚歌劇団の魅力に取り込まれているため関連記事が多めになっています(笑)

 

 

 

観劇感想の続きになります ニコニコ

過去記事はこちらからご覧ください 下矢印下矢印

 

 

 

 

自分が思ったことや感じたことを

ただ備忘録的に書いています。

 

セリフやエピソードに関しても

曖昧で正確でない可能性もあります。

ご容赦くださいませ。

 

 

 

コメディ要素が強い

 

 

父と息子の物語というと

何だか単調なお話なのかな、という

感じがちょっとするんですが・・・

 

全然そんなことない!

 

本当に一部分だけなんですけど・・・

映像化もされない作品なので

備忘録もかねてちょっとだけネタバレ。

 

 

コメディ要素というと

現在東京大劇場で公演している

月組「Eternal Voice」も

わりと強めなんですけど・・・

 

個人的には星組公演の方が

テンポがよくて聞きやすかったです。

 

月組公演の方は役者同士が

声を合わせたり、上から被せるシーンが

多かったせいかやや前のめりに

感じる部分も少なからずあったので。

 

 

 

1幕 第2場ヤングウィルの寝室のシーンで

この頃、エドワードは仕事が忙しく

あまり家にいなかったんですけど・・・

 

「パパ、試合を見に来なかったよね」

「お前がホームラン打つのを見てたよ!」

「僕、今日サッカーしてたんだけど」

「あんなものはスポーツじゃない!!」

 

子どもを傷つけまいとフォローのつもりが

辻褄が合わなくて藪蛇になる・・・

ここのテンポがすごく良くて面白いです!

 

 

本を読んでとせがむヤングウィルに

「なんだこの本は!
 こんなものより本当の話をしてあげよう」

「パパ、本・・・読めるよね?」

 

実際に本も読んでみせるんですけど

時代を間違えて息子にツッコまれたり

登場人物の名前が難解なので

「なんでもっとわかりやすい名前にしない!」

と、本に対してイラついていたり・・・

 

このシーンはエピソードが満載でした 爆  笑

 

 

 

お父さんから聞かされた人魚の話が

「人魚は泳ぎを教えてくれたんだろ?」

ジャ「違うわ、あれは愛の話よ」

ジャクリーン(星咲)が

「もう!お義父さんの話、聞いてた!?」

って、めちゃめちゃ怒ってると

ウィル(極美)が

「(妊娠による)ホルモンの影響かな?」

と、ジャクリーンに聞こえないよう

茶化すシーンもなかなか面白かったです。

 

 

第2幕 戦争に行ったときの話を

ヤングウィルとその友人たちに話すときに

空想シーンでサンドラ(詩)が出てきて

「あそこにいるのはお前のママじゃない?」

「パパの話の中出てくる

 綺麗な女の人は全部ママになるんだ」

空想と現実が入り混じったシーンでした。

 

因みに、このシーンは

礼さんが珍しく軍服姿でカッコいい!ラブ

 

 

マチソワで観劇されている方が

私が観劇した日は多かったみたいで

1回目よりも2回目の方が

笑い声が大きくなっていました チュー

 

 

 

1回目と2回目の相違点

 

 

たまたまマチソワで観ていたので

気付いちゃったんですけど・・・ キョロキョロアセアセ

 

 

2回目のジャグリングが下手

私の観た回では瑠羽らいとさんが

ジャグリングをしていたんですけど

1回目はとても上手だったのに

2回目はとんでもなく下手でした アセアセ

 

1回も成功せずに失敗していたので

ソワレだけを観た人には

ジャグリングだときっと伝わってない えーん

 

・・・とはいえ、やり直せないので

碧海さんがそのまま芝居へ繋げてた ニヤリ

 

 

ボールが跳ね返ってくる

エーモス(碧海)が狼男だとバレてしまい

エドワード(礼)がボールを舞台袖へと

とってこい、という風に投げるんですけど

1回目はちゃんと奥へ転がっていったのに

2回目はセットに当たって戻ってくる びっくり

(ボールを投げるシーンは映画版にもアリ)

 

碧海さんは自らボールを拾って

自分で舞台袖へと消えていきました 爆  笑

 

 

セットのスイセンが丸見え

中央に青い階段状のセットがあり

その中に黄色のスイセンが隠れています。

 

1幕のラストのプロポーズで

あの映画版でも印象的だったシーンを

再現する素敵な場面なんですけど

 

見えてるよ、スイセンが びっくり

 

第13場の開始から見えていたのと

1回目のソワレではちゃんと閉じてたので

「これ、見えてちゃダメなやつだ」

というのはわかっても閉じられない アセアセ

 

でも、舞台上のジェンヌさんは

動じずに演技を続行されていました 爆  笑

 

 

 

 

礼さんの演技力と歌唱力

 

 

礼さんはほぼ休みなく出演するため

メイクを直す暇はありません。

 

そのため壮年期、青年期、少年期の

演じ分けを衣装と小道具が頼りですが

それを感じさせないところに

礼さんは演技も上手いなと思いました。

 

壮年期はしゃべり方もゆっくりで

青年期はいつものハツラツとした感じで

少年期は動きと表情で表現してました。

 

特に、1幕 第8場~第9場のシーンで

舞台上でカツラを取る早変わりがあって

壮年期から少年期へ移行するときの

表情、声色、動きの表現が見事でした!

 

 

礼さんは声は低音が出ていますが

もともとかなりの童顔なので

壮年期の演技は厳しいと思ってたのに

そんな心配は全くの杞憂でした。

 

星組では美稀さん、輝咲さんが

そうした役を演じられるのが得意ですが

かなり美稀さんの寄せた声色で

違和感なくてビックリしました!びっくり気づき

 

 

 

ドンプライス(蒼舞)に

ボッコボコに殴られるシーンがありますが

直近でも「1789」「RRR」で

散々殴られて、蹴られてきただけあって

 

殴られるの上手すぎる笑い泣き

 

こんだけ毎公演で虐げられる

トップスターもなかなかいなさそう 爆  笑

 

「宝塚おとめ」の特技の欄に

鞭で打たれようが歌い続ける

とあり、思わず笑ってしまいました!

 

 

サンドラ(詩)に向かって

「こんなの何でもないよ」みたいな感じで

微笑みかけるのも原作に忠実で素敵です。

 

 

 

歌はどれも聞き惚れてしまうのですが

2幕 第6場「終わり方」のシーンで

姿は壮年のエドワードなのに

声は青年の頃の若々しい張りのある声で

全力で歌っている姿に心が震えました。

 

 

姿は年月とともに変わってしまっても

 

その内側にあるものは

何も変わってはいない

 

この歌にエドワードの集大成が

込められているような気がしました 照れ

 

 

次回ラストで役者別の感想を書きます 鉛筆