不妊治療に来られるかたのほとんどは、子宮筋腫や卵巣・チョコレートのう腫、子宮内膜症・・・等何らかの婦人科疾患があります。
婦人科疾患になるには、心理的要因も大きく関わってくるのですが、ここでは体の事だけを書かせていただきます。
婦人科疾患は、冷えと血液の汚れが主な原因ですので、これも骨盤内の血流を良くして、酸素と栄養たっぷりの新鮮な血液が行き届く様になると、自然と消えていきます。
そのため、病院では手術しか方法はないと言われた大きな腫瘍でも、うちに来られて半年~1年で消えている方も数名いらっしゃいます。
が、逆に汚れた血液のままに血流だけがよくなると、腫瘍はもともと『血液浄化装置』であるために、余計に大きくなったりもします。
先ずは血の質改善が先決ですよ!
もう一つ、『人工授精』や高額の『体外受精』をされる方もいらっしゃいます。
器質的な問題で、それしか方法がない場合は別ですが、自然妊娠できる可能性が残っている場合は、そういう人工的な方法はお勧めできません。
はっきり言って、『自然妊娠が出来ない方は人工授精や体外受精しても妊娠出来ません』
逆に『人工授精や体外受精で妊娠出来た方は、それをしなくても自然妊娠出来ていた』のです。
昨日の話を思い出していただければお判りいただけると思いますが、体を変えずに、血流もホルモンバランスも悪いままで、受精卵がまともに育つ訳がありません。
不妊治療で一番大切なのは、『赤ちゃんにとって、居心地のいい母体作り』ですよ!
それをせずして、妊娠する事ばかりに重点を置いているから、せっかく無事に着床できても育たずに悲しい想いをする羽目になるのだと思います。
よく『当院では昨年、100人中15人が妊娠に成功しました!当院の妊娠成功率は15%です!』と言う様に『妊娠の成功率』と言うのを見られる方も多いと思われますが・・・本当の出産成功率を知れば、本当に低い確率でしかないのがおわかりいただけるはずですよ!
何故、『出産』でなく『妊娠』なのか?
何故、『回数』でなく『人数』なのか?
例えば、一人の方が5回、体外受精を試みました。
最初の4回は着床せずに、5回目で着床成功!
しかし、その数週間後に育たずに流産・・・
これでも1人が体外受精をして1人が妊娠に成功・・・となり、この場合の妊娠成功率は100%となります。
着床成功率は20%、出産成功率は0%なのに・・・ね((+_+))