ご訪問ありがとうございます。

8歳と6歳の姉妹とマレーシアに教育移住をしているういういです。娘達は英国式インターナショナルスクールに通っています。


昨今は子どもの早期英語教育について「ダブルリミテッド」などの心配をする記事をよく読みます。真相については私は素人なのでわかりませんが、実際に自分の娘たちに2ヶ国語教育をしてきた経緯と、マレーシアの多言語事情を絡めて、私なりの感想を書きたいと思います。


そもそも、日本のような単一言語の国家は実は世界を見渡しても少ないんですよね。大きなくくりでいうと、アフリカ大陸の国々はほぼ公用語を設置しています。なぜかというと、多数の民族がそれぞれの言葉を話すので、統一する言語が必要だからです。英語、フランス語、スペイン語、アラビア語、ポルトガル語が話されています。


私の住むマレーシアもそうです。主にマレー系、中華系、インド系の 3民族で構成されています。学校もその 3種類あり、それぞれの家庭が選ぶことができます。違う民族の人と話すときはマレー語か英語で話します。マレー語が公用語ですが、英語もほぼ皆話せます。よって、マレー人は皆中国語、英語、マレー語が話せます。

同じ中華系マレー人であっても、家庭では英語で会話する人、中国語で会話する人など様々です。よって、一番強い言語もそれぞれです。以前、次女が通っていた幼稚園の先生(全員中華系マレー人)にお話を伺ったところ、中国語が強い先生、英語の方が強い先生など様々でした。また、その 3ヶ国語+福建語を話せる先生もいました。ご家庭が福建ルーツだそうです。しかし、福建語だと世界に通用しないのでご家庭では主に英語を話し、北京語を習える中華学校に通っていたそうです。


以前にアメリカで知り合った友人はプエルトリコ系アメリカ人でした。彼女が生まれる前におばあちゃんとお母さんがプエルトリコから移民としてアメリカに渡り、私の友人はアメリカで生まれました。おばあちゃんとお母さんはスペイン語しか話せません。したがって、彼女は学校に行くまではスペイン語のみで生活していました。義務教育が始まって初めて英語を使い始めたそうです。

彼女は完璧なバイリンガルでした。どっちの言葉が強いか聞きましたが、どちらの方が苦手、というのもないようですし、混乱するということはそもそも概念として存在しないようでした。


これらの理由を踏まえて、私としては早期英語教育をしたことによって将来的に不利になるほどの弊害はないのではないかと思います。

一時的に発達が凸凹になることはあるでしょう。我が家の長女も、幼稚園に入るまではかなり英語が優位でしたが、幼稚園に入った途端、びっくりするほど日本語が発達しました。いくら家庭内で英語を頑張ってもどんどん日本語が優勢になっていきました。リアルな学校の影響は子どもにとって大きな学びであることを実感しました。


また、本当に日本語がマズイな、と思ったらバイリンガル教育はすぐにでもやめることができます。その日から一切英語コンテンツを利用しなければ、小学生くらいの年頃でしたらすぐにリカバリーできるでしょう。


正直、日本人の家族のもと、日本の幼稚園、保育園、小学校に通っている限り、日本語を脅かすほど英語が優勢になることは残念なことにほぼ聞いたことがありません。むしろどうやったらその環境で英語を優位にできるのか知りたいくらいです。



日本の中だけにいると2ヶ国語話者というのはとてもハードルの高いことのように思えますが、一歩日本の外に出ると、そのハードルがすごく低く見えるようになります。

コロナも落ち着いた今、たくさんの外国人が来日しているようですね。日本にいながらも国際感覚に触れる機会が増えることを心から願っています。


今日も最後までご覧いただきありがとうございました。




長女はこの教材で小1で英検3級を取りました↓↓

ディズニー英語システム

 


我が家の姉妹が大好きなシリーズ↓↓


 

 



 

 



イベントバナー