元パチンコ店員SEのWEBデザイン・IT独学ブログ~異業種からWEBデザイナーを目指す~

元パチンコ店員SEのWEBデザイン・IT独学ブログ~異業種からWEBデザイナーを目指す~

当ブログは元パチンコ店員のSE(システムエンジニア)が異業種から将来WEB制作会社へ
就職OR副業WEBデザイナーになりたいと始めた独学記録です。
独学でWEBデザインを習得する様や日常の出来事、ITに関することを日々綴っています。

Amebaでブログを始めよう!

前回示したとおり、お客様第1号の池田氏からA氏を紹介してもらい、打ち合わせをさせてもらえるようにアポをとりました。

そこで私は予想してなかったことに遭遇します。なんとA氏からの依頼は酒田市のSDGsに関わる重要なミッションだったのです。

 

  SDGsとは

SDGsとは、持続可能な開発目標とあり、17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。(総務省「SDGsとは」より引用)
 

  観光で酒田市を盛り上げる

見出しは酒田市が掲げるシンプルかつわかりやすい目標です。

酒田市は江戸時代に北前船(日本海を航路として売買する廻船)で財を成し、「西の京都、東の酒田」とまで言われるほど栄えていた港町です。日本有数の米どころとして名高い庄内平野に隣接し、最上川による水運が昭和の時代まで行われていた場所です。

ところが、現在の酒田市は経済的な拠点から一歩退く形となり、東北出身の私でさえ会社から酒田市へ赴任を申し渡されなければどこの県の都市かもわからない状態でした。

 

そんな中、酒田市は自治体と商業、農業、漁業を問わず様々な産業に携わる人と協力して町おこしをすることに踏み切り、手始めとする取り組みがA氏が大手観光企業から身を移したDMO(観光地域づくり法人)の設立でした。

ようやくこれらが動きはじめた時に世間はコロナの脅威にさらされ、地域のランドマークとして長年商業の拠点だった清水屋というデパートも力尽きた…。

 

アフターコロナに瞬発的に対応するためには、自粛中でも認知されている必要がある。

認知されたらサービスや商品を顧客が利用、購入するための導線を張って提供する必要がある。

このようなロジックでご依頼をいただく流れとなりました。

  観光は様々な産業にリンクする

正直私は、池田氏やA氏と知り合うまで、観光という産業に意識が向くことがありませんでした。そのため、「観光」という資源やサービスについてあまり理解していなかったというか、「自分とは関わりのないもの」というバリアを無意識のうちに張っていたような気がします。

 

彼らと話しているうちに私は今まで見えるものを見ようとしていなかったんだと気づき

このお仕事を受注しました。

 

次回は2人目のお客様と本格的なプランニングをしたときの様子について記事にまとめたいと思います。

 

彼らと話しているうちに私は今まで見えるものを見ようとしていなかったんだと気づき

このお仕事を受注しました。

2人目のお客様から受注したWebサイト制作を数回に分けて書こうと思います。
制作したWebサイトは既に公開済みなのですが、今回はどんな流れで受注するに至ったかを書きます。

 

キッカケはクチコミ

結論から言うと、以前ブログに掲載した松山観光バスの池田氏のクチコミのおかげで受注が実現しました。
2人目のお客様は池田氏とご友人で、現在酒田市のDMO(観光地域づくり法人)を務めている方でした。

池田氏は昨年私が制作したコーポレートサイトを活用して、コロナ禍前ではやろうともしなかったメールやオンライン会議などで営業をしていた際、「このサイト作った人誰?」ということで目にとめていただきました。

 

私に依頼した動機

仮として今回のお客様のことを以降A氏と呼称します。
今後の参考にしたかったので、A氏からなぜWebサイト制作会社や著名なWebデザイナーではなく、私に依頼したのかを尋ねてみました。

 

・単純に自分の友人にWebサイトを作れる知人がいるのがうらやましかった

・サイト制作会社や名の知れたWebデザイナーに依頼すると金額が高くなると思った

・Webサイトは生ものだから改修や追加依頼などが頼みやすい人にお願いしたかった

・運用や保守についても相談できる人に頼みたかった

・どうすればよいかを聞くエンジニアよりもどうしたらよくなるかを提案してくれるエンジニアを求めていた

・サイト制作の打ち合わせや進め方の様子を池田氏から聞いていたから

 

私はWebサイト制作に関する営業行為を特になにもしていなかったのですが、縁があったということなのでしょうか?
クチコミが橋となり、新たなお客様からの受注につながりました。クチコミって大事ですね!!

みなさん、お久しぶりです。
気が付けばあっという間に歳月が過ぎていき、半年以上もブログをほったらかしにしていました(;´・ω・)

さて、ブログを放置している間私はなにをしていたのかと言うと、年度内で2度目の転勤。そして、転勤した先がかなりカオスな状態に陥っていており(この話は後程小出しにしようと思いマス…)、新規に受注したコーポレートサイトをコツコツ制作しながらデスマーチに突入!!
なんとかそれらが落ち着いたので、今こうしてブログを再び書いています。

SEとしての2021年度の振り返り

プログラミングスキルが錆びついていた

SEに復帰してまず圧倒されたのが、開発言語やフレームワークのアップデートに伴い、書き方が変わっていたり、以前はいちいち記述していたものがフレームワークのエンジンで自動実装するから不要になるなど空白の時間に起きていたIT技術の進歩です。
たった2年しか離れていなかったのに、ここまでガラリと変化があるとは思いませんでした。
10行くらい書いていたものが1行にまとめられるなんてこともざらにあって、コードを読み解くのに一苦労しました。
便利になったなぁと感じる一方で覚えることが膨大になり、ますますJAVAというプログラミング言語は習得するのが難しくなってしまったように思えます。

 

人材不足は改善されていない

コロナ禍の影響やSDGsによりITに対する一般的な見方は見違えるほどよくなりましたが、業界的にはここ1~2年で改善されることはなく、むしろ仕事量に対するSE人口の増加が見込めないので、まだまだSEの人材不足は続きそうです。

 

WEBデザイナーとしての2021年度の振り返り

成果:コーポレートサイト2件

副業WEBデザイナーとしての成果はコーポレートサイトを2件受注しました。

1件はこのブログで紹介したMKグループ様のコーポレートサイト、もう1件は情報を整理しながらブログに投稿するつもりです。


来年度の目標

SEとしての目標

JAVAのスキルアップ、PHPの習得

WEBデザイナーとしての目標

受注件数を1件でも上げる!!

みなさんお待ちかねの実際に公開しているコーポレートサイト第2弾の実物をブログに掲載させていただきます。
あらかじめ、お断りさせていただきたいのですが、今回はこの場を借りて先日制作に携わった
コーポレートサイトおよび、顧客企業の宣伝させていただきます。

今回のお客様 池田新 氏


まずはコーポレートサイト制作のご依頼をくださったお客様であり、飲み友でもある池田さんに
について少しだけご紹介させていただきます。
大学を卒業後、武者修行のために大手観光事業会社に就職。そこで添乗員として実務経験を積む。
その後、地元の山形県酒田市へ戻り創業者である父親の経営する(現)MKグループ 松山観光バス株式会社へ。
添乗員、バス運転手、観光プランナー、運行管理者などの役割を務め、現在は…

MKグループ 松山観光バス株式会社 専務取締役
MKグループ 松山観光タクシー有限会社 代表取締役
MKグループ 湯の浜エアポートタクシー有限会社 代表取締役
MKグループ 余目タクシー有限会社 代表取締役

これらすべてを兼任する経営者です。
MKグループの創業者である父親の池田一喜氏が地域密着型の観光バス事業を興して30年余り…。「車が好き」という得意分野を活かしながら「地域社会に貢献する」という目標を実現するため、創業者の池田一喜氏は一代にして観光バス事業をはじめ、タクシー、レンタカーと多角経営に取り組みました。

依頼主の池田新氏はそれらを支えつつ、かつて添乗員や運転手、観光プランナーとして実績を積んだ経験を活かし、観光プランの提供、ロケバス事業、タクシーによる観光など新しいサービスを考案しながら積極的に情報提供のIT化に取り組んでいます。

創業者の池田一喜氏を攻めの初代とするならば、依頼主の池田新氏はいわゆる守りの2代目。

MKグループが訴求したいこと


(1)エナジー効果によるサービスのクオリティ向上
グループ各社、業務提携する会社と相互に連携することでエナジー効果が生まれ、サービスのクオリティが向上する。業務提携や事業継承したことで人的、物理的なリソースが増加したこと以外にも介護車両のような特別な設備や新しいサービスを提供できることを伝えたい。

(2)安全管理を徹底していること
従業員に対し安全教育や講習を毎月行っている。
万が一、重大な事故や強盗などの事件が起きることを想定して、管理体制やガイドラインを
作成していること。新型コロナ感染予防対策は公表するべきだと考えているので、必ず掲載
してほしい。

(3)提供するサービス
他のタクシー会社と差別化をはかるため、庄内ガイドドライバー(タクシードライバーによる庄内観光ガイド)、観光タクシー(タクシーによる旅行)、ロケバスをプッシュしたようなサイト構成にして欲しい。

要望に応えるためにやったこと


私はサイト構成を考案しているときにデパートの経営戦略を取り入れました。
みなさん、イオンモールや三越などのデパートをイメージしてみてください。
イメージとしては5階建てのデパート。

最上階 レストラン、ゲームセンター
4階  婦人服と子供服
3階  紳士服、本、ホビー
2階  生活雑貨、家電
1階  食品売り場、日用品

この売り場の配置について真剣に考えたことはありますか?
実はこの売り場の構造は、階数が低いほど購入頻度が高く、なおかつ女性が自然に多くの商品を目にするようにできています。

これをWEBページに取り入れると…
トップページ(広く浅い情報を掲載)

グループ概要、サービスのメインページ

グループ各社、サービスの詳細

という構図になります。
階層が深くなるにつれてあてるスポットライトの範囲を狭くするようにしています。
こうすることで、ユーザーがサイトに滞在する時間を長くするとともに、それぞれのユーザーの温度感に対応することができます。

さあ、それではご覧ください。
こちらがみんさんお待ちかねのMKグループのコーポレートサイトです。
よろしければアドバイスや感想などをお聞かせください。

MKグループ ホームページ

「WEBサイトはできあがったら終わり」なんて思ってはいませんか?
WEBデザイナー視点で想定した通りに画面の遷移ができ、キャッチーなヘッダ画像やバナーを作ったとしても合格ラインを決めるのはあくまでお客さん(顧客)です。いくらカッチリした企画書や設計書をお客さんに提出したとしても実体があるのとないのとではお客さんの受けるWEBサイトの印象には差があります。
「せっかく作ったのに文句を言われるのは嫌だ」、「設計時点で指摘がなかったから対応しません」なんて冷たいことを言うWEBデザイナーさんもいるようですが、私は思っていたとしてもそういうことを態度や言葉にだしてはいけないと思っています。
自分もお客さんも「伝え方」のプロではないという認識で余裕を持ってサイト制作を行い、世界に自分が作ったWEBサイトが出回る前にお客さんと最終確認を行う意味で受け入れテストは納品前に必ず行うようにしています。

 

従来までの受け入れテストのやり方

私の経験上、受け入れテストは、システムエンジニアがお客さんの会社や子会社まで出向き、そこでPCのセットアップをしたり、サーバーを立てたりという動作確認兼運用可能な環境づくりをシステムエンジニアが行って、お客さんと一緒に画面を操作しながらリアルタイムに修正要望を聞きながら反応を見て、修正依頼を自社に持ち帰って対応するというのが私の持つ受け入れテストの流れでした。
この受け入れテストのメリットは、リアルタイムに顧客から修正要望を聞けること。同じ環境で動作させることにより、認識の統一が顧客ととりやすいこと。手順書などのドキュメントを用意しなくても済んでしまうことでした。
デメリットは顧客とスケジュール調整をしなければならないこと。顧客のいる場所を往復することによる、時間や労力が制限されてしまうことです。顧客側にとっても出張費を支出したり、自分もしくは他の人を担当者として時間を奪われるといった一時的な生産性の低下が見込まれます。

 

受け入れテストもリモートで

けっこう前から上記のデメリットを解消するため、ITリテラシーの高い担当者や企業はリモートによる受け入れテストの段取りややり方を独自に確立していました。しかし、去年から猛威を振るう新型コロナ感染対策、緊急事態宣言によるテレワーク推奨によって同じ場所で同じ仕事をすることが常だった人々が強制的に自宅やパーソナルな環境で作業をしなければならない状況に陥ったことで、ネットや電話によるリモートのやり取りが重要視される起点となりました。
恐らく、従来のやり方であれば4時間程度で済みそうなことも電話でうまく伝えられなかったり、手順書の作成や設定状況の確認などが発生し、結局4日間もかかってしまいました。
私にとってもよい経験で、ついつい使ってしまうIT用語を「それってなに?」、「これってどういう意味なの?」と質問されることによって、手順書の書き方や説明能力の不十分さを痛感しました。
手順書は「誰が読んでもわかるように」、「丁寧すぎるくらいがちょうどいい」というポイントを押さえておけば、電話での説明やメールでの回答も減らせたと思います。

 

やっぱりあった修正点

いちおう依頼主のチェックを受ける前に動作確認テストを行っていたのですが、ケアレスミスを拾い切れていなかったり、表示内容に関する指摘が何点かありました。依頼主である池田さんは私がひとりで作業をしていたことに気を遣ってくれて、わざわざ依頼主本人と社員さんの2名体制で受け入れテスト時の確認作業をしてくれていました。大変ありがたいことです。
このとき挙げられた指摘事項は以下のとおり。
(1)地名のおくり仮名
(2)観光地の画像の差し替え(わざわざ依頼主が市の観光協会に問い合わせて画像を入手してくれた)
(3)横文字のカタカナ表記
(4)ヘッダ画像と本文中画像の比率
(5)ページの追加

 

コーポレートサイト制作のフィードバック

今回のWEBサイト制作は特に急かされることもなく、のびのびと設計~実装までの作業が行えたのでメンタル的なストレスがほぼありませんでした。また、依頼主たっての希望で極力対面でのやりとりを少なくし、電話かメールの顔の見えない状況で説明をしたり、ヒアリングを実践してみてリモートワークによるリアルタイムなビジネスモデルで実際に案件を対応をした経験が最も大きな収穫でした。
次回の記事ではいよいよ公開したコーポレートサイトを紹介します。