創業以来販売してきました精油ですが、このたびイギリスの輸入元の会社が販売を終了することとなり、弊社でも在庫限りで取り扱い終了とすることとなりました。理由としましては、各国からの精油の仕入れ価格の高騰、輸送コストの高騰により、続けていくことが困難になったためとのことでした。また弊社ではさらに円安による仕入れ価格高騰が続き、継続は困難と考えました。大変高品質の希少な精油で誠に残念ですが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
この精油は、私が独立起業するきっかけとなったプロダクト。もう20年以上ものお付き合い。偽物が多い香りの世界だけれど、このアロマは、品質には妥協せず、原料植物の産地を厳選、農薬や除草剤化学肥料が一切用いられていない植物のみ使用、世界中のプロのセラピストより高い評価と信頼を得ていたものでした。香りも別格でした。
精油というのは、花や葉、果皮や樹皮など抽出された芳香物質なのですが、原産国というのが世界中さまざま。それを集約してアロマの精油として販売していたイギリスの会社と取引をしていたのですが…その会社も、インフレと貿易コストの高騰で泣いていたようです。
そして輸入する側の弊社も、このところの円安にもがいておりました。そのため販売価格の変更(値上げ)も行ったのですが、アロマの精油1本買うのに3000円4000円ってさ、買わないよね?いくら高品質でも。・・・これ以上円安になったら無理やなと思っていたところでした。
アロマは私の原点です。
出会いは33歳ぐらいだっけな。アロマで起業しようとネットで(当時はyahoo.uk)でアロマを探しまくった。探して探して片っ端から取り寄せて試香して、香りがとにかく素晴らしかったその会社と交渉しました。
取り扱い開始!HPも作って販売開始!アロマサロンに紹介のDMを送り、固定客も付いてきたある日…
「ハーイRie!日本のある商社さんとソール契約結んだから、Rieに売るのはコレが最後ね♪」って
冗談じゃない、なんじゃそれ!と、そこからまた交渉しまくり。ソールなんてアナタたち損するからやめなさい、ディストリビューター契約にしたら?とかなんかとにかくメールを送りまくっていた。
そしたらおじさん根負けしたのか、同じ品質の別ブランドを私に譲ってくれた。HPを作り直しそこからまた輸入販売再開したのです。
化粧品を始めてからは、アロマの販売はかなり減ってしまったけど、アロマテラピーのブームの頃はなかなか売れていたし、多くのセラピストさんが、ここのじゃなきゃダメと選んでくれていたなあ…
おじさんが東京に来たこともありました。
ご夫婦で!
私は得意になって、銀座のお鮨屋さん(リーズナブルなとこ!)に連れて行きました。
過去、一応米系の会社に勤めていた私は、ご飯もてなすぐらいの英会話はお安い御用のはずだった。けど英語での仕事を離れてかれこれ3年は経ってた。自分でもびっくりしたんだけど、口から英語が全く出てこない…おじさんと奥様とマグロの握りを前に、イエーイ!マグロ!マグロ!イエーイ!しか喋れなかった笑
今は翻訳アプリがあるからいいね♪
そうそう、私は起業をした後も、なかなか会社を辞められず、兼業でサラリーマンを続けていたんです。当時売り上げは月商100万はゆうに超えていたと思ったな。アルバイトさん雇ってこなしていました。小さい子供を抱えてたし、自動的にきちんと振り込まれるお給料やボーナスを捨てることができなかったのです。
「なんで高給取りをやめて、ひとり親で子どもがいるのに、自営を始めたのか、あやしい、ほんとはすごい利益でてるの、隠してる」と、独立早々税務調査も入ったほど笑。
転機となったのがアロマの書籍出版だった。
これでもう独立してもいいだろうと、自分の可能性をやっと信じることができ、会社をやめ独立しました。なかなか慎重だったね~。
アロマが大好きで、
私の原点にもなっているから、
化粧品のブランド名はアマルディアだけど、社名は今でも株式会社ナチュールアロマテラピーです。
それももう変えるタイミングが来てるのかな…
たくさんの思い出の詰まったプロダクトだけど、これにて終了。
コロナを境に、さまざまなことに区切りがついた時代だなあと思いました。
これまでアロマをご愛用下さった皆様ありがとうございます!アマルディアの製品にもこのアロマは配合されてます。ホワイトアクアゲルのローズオットーや洗顔アロマクレイウォッシュのラベンダーアルパイン。本当に美しい香りで、それらは他のアロマに変えることはできません。化粧品用は今後も取引をさせてもらえることになっているので、ご安心ください♡
残り在庫僅かとなっていますが
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私もお気に入りの数本はしっかり確保しました