Summer Splash! 13 | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

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大宮さんの恋物語です。

 

あちらからの移行分です///。

 

楽しんでいただけたら嬉しいです♡

 

 

では・・・どぞ・・・///。

 

 

 

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その夜。

叔父さんの家にでも行ったのか。

夕食の時から・・・和と潤はいなくて。

部屋にも来なくて。

俺は。

雅紀と翔君と三人で。

トランプをしていた。

ちょっと飲みながら。

つまみながら。

トランプをしていたんだけど。

自然と。

就職の話になって。

初給料が入ったら三人で絶対に飲もう・・・って。

そんな話をしてて。

お互いの会社の話を。

ちょっと・・・していた。

ずっと。

4年間一緒にいた俺達。

バラバラの職種について。

それぞれの会社で働き始める。

新しい環境で。

新しい友人とか上司とかできて。

そう。

いつまでも一緒って訳にはいかないよね・・・と。

あの。

和の言葉を思い出した。

友人として・・・仲間として・・・は。

いつまでも一緒は一緒なんだけど。

ずっと同じようにはいられない。

それは。

当たり前の事なんだけど。

そう思うと。

やっぱり寂しく感じる。

こんな夏も。

もう・・・この先ないのかと思うと。

今が。

とても大事な時間に感じる。













「智いる?」


急に。

ノックもせずに。

潤が入ってきた。

その声と雰囲気とでわかる。

なんか。

怒ってるって。


「・・・どしたの?」


雅紀が能天気に声をかける。

翔君は。

俺と同じように・・・潤の不機嫌を見抜いたのか。

若干。

緊張したように見えた。


「今日さ。」


雅紀には答えずに。

すぐ俺のそばに来て。

立ったまま俺を見降ろして言う。

っていうか。

ちょっと怖いんですけど。


「和と海に入ったじゃん。」

「・・・。」


声を出さずに。

コクン・・・と頷く俺。

っていうかもう。

何を言われるのか・・・びびっちゃって。

声がでない。

若干。

後ろめたさを感じているのは。

・・・。

・・・。

なぜなんだろう。

何も。

悪いコト・・・していないはずなのに。

して・・・ないよな。

・・・。

・・・。

うん。

してない・・・と思う。

多分。


「それ。」

「・・・。」

「和から誘ったってホント?」

「・・・。」


いや。

嘘です。

俺から誘ったし。

っていうか。

誘うも何も。

無理矢理・・・だし。

でも。

そんな事。

言える雰囲気ではない。

雅紀も翔君も。

海へ誘ったのは。

俺だって知ってる。

なのに。

何も言わないのは・・・やっぱり。

潤が怖いから・・・だと思う。

さすがの雅紀も。

何も言わずに黙っていた。


「和がさ・・・そう言ってるんだけど。」

「・・・。」

「ねぇ・・・ホントなの?」

「・・・。」


若干イラついたように言う潤。

俺は・・・どう答えたらいいのか。

なんで。

和はそんなウソを?

でも。

・・・。

・・・。

多分。

和が誘った・・・って。

そういう事にしといた方が。

きっと・・・いいんだ。

だから和は。

そう言ったんだろう。















「・・・ぅん・・・。」


できるだけ小さな声で。

でも・・・首を少しだけ斜めに振ったのは。

ひそやかな俺の・・・嘘をつく事への若干の抵抗だった。


「和は。」

「・・・。」

「俺以外と・・・海に入った事なんてないんだけど。」

「・・・。」

「なんで智と入ったの?」

「・・・。」


聞かれても答えられない。

だって。

海へ誘ったのは俺だし。

っていうか。

それこそ・・・本人に聞けばいいのに。


「今日の休み・・・智だけだったからじゃない?」

「・・・。」


翔君が。

ナイスな助け舟を出してくれる。

そうそう。

そう言うことにしておけば・・・いいんじゃん。

物理的に俺としか無理だったって事にしておけば。

イロイロと丸く収まる。


「そうだよ・・・和さぁ・・・きっと海に入りたかったんだよ。」

「なぁ雅紀・・・そうだよなぁ!」

「うん・・・そうそう!」

 

雅紀が・・・その話にのる。

場の雰囲気を和らげようとしてくれているんだけど。

いっこうに。

潤が。

笑わない。

っていうか。

俺の事・・・軽く睨み始めた。









つづく