僕らの日々 80 | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 

 

大宮さんの恋物語です。

 

毎日20時更新予定です。

 

ではでは・・・どぞ・・・。

 

 

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Side.O



「大騒ぎにならなくてよかったね。おーのさん♪」

「ん。」

「いい子たちだった。」

「固まってたね。俺とニノ見て。」

「デート中だったから。遠慮してくれたのかもね。」

「・・・ん・・・///。」

「溶けちゃうから。早く帰ろ?」

「・・・ん。」



心配が杞憂に終わって・・・ほっとした。

彼女たちを見つけた時は。

ちょっと緊張したけど。

理解のある人たちでよかった・・・と思う。

それにしても。

デート中なんて・・・。

さらには・・・ベルクをよろしくね・・・と。

あの場ではっきりと彼女たちに言えたニノを。

ホントすごいな・・・と。

尊敬する///。

 



「ん?なぁに?」

「いや。何でもない・・・///。」



じっと見つめていたらしい///。

俺は・・・何でもない・・・とそう言うと。

軽く駆け足でホテルへ入った。


















もう遅い時間なんだけど。

ロビーにはまだ人がいて。

中には・・・ベルクのツアーバックを持っている人もいた。

俺とニノは。

軽く目を合わせ。

でも・・・急いでロビーを抜けると。

エレベーターに乗りこんだ。



「見つからなかったね///。」

「ちょっとあせった///。」



笑いあう。

エレベーターの中で二人。

クスクスと笑いあう。

なんか。

楽しい。

コンビニに行って・・・アイスを買っただけなのに。

少しの刺激と緊張があったけど。

終わってみれば・・・ただただ楽しいだけで。

いやちょっと・・・スリル・・・のような。

適度なドキドキもあったけど。

まあ・・・無事だったからこんな風に笑いあえるんだけど。


















部屋へ戻っても。

ニノはよほど楽しかったみたいで。

おーのさんちょっとあせった顔してたよ・・・なんて笑いながら。

二人並んで・・・ソファに座ってアイスを食べている。

さらにニノは。

まさか大阪で。

2人でコンビニ行くとは思わなかった・・・と言い。

まあ言い出しっぺは僕だけどね・・・なんて言いながらまた笑う。

クックッ・・・と。

体を揺らして笑うニノ。

なぜかぴったりくっついているから。

ニノの揺れがダイレクトに感じられ。

俺も・・・かすかに揺れる。



















ああ・・・もう。

なんかわかった気がする。

 

この・・・心の底から湧き上がるウキウキした感情。

 

そう。

ニノと一緒ならきっと。

なんだって楽しいんだ。

一緒にいるのがニノだから。


こんなに俺は。

楽しいんだ。

 

・・・。

 

・・・。

ねぇニノ。

 

2人一緒なら・・・さ。

 

いつまでもきっと。

 

こんな風に・・・楽しくいられると思うんだ。

ニノ。

俺は。

俺は・・・さ。



「ニノ。」

「・・・ん?」

「・・・。」

「・・・。」

「・・・アイス。交換しないの?」

「ぁ・・・する///。」



何か。

言おうとして・・・やめた。

今のこの状況は。

俺にとっては考えられないくらいの幸せな状況で。

だから・・・これを。

壊してはいけない。

映画のための・・・二人の生活で。

そのおかげで今があるってこと。

忘れてはいけない。

疑似恋愛も。

ちょっと今・・・忘れていたけど。

ニノとそう約束をしたんだし。

 

・・・。

 

・・・。

撮影も折り返しを過ぎた。

ニノとのこんな時間も・・・いずれ終わりがやってくる。


















やめよう。

楽しい気分が台無しになる。

今を。

ニノと今を・・・楽しみたい。

 

俺にとっては奇跡みたいな瞬間なんだから。

俺は。

交換したアイスを・・・食べ始めた。

ニノチョイスの二つ。

今後きっと。

俺は・・・このアイスを見るたびに。

今日のことを思い出すんだろう。

隣で「おいしいね。」と言って笑うニノを。

 

ニノの笑顔を。

思い出すんだろうな・・・と。

そんなこと思いながら。





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つづく