大宮さんの恋物語です。
毎日20時更新予定です。
ではでは・・・どぞ・・・。
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Side.N
「何かあったらちゃんと言ってね?ニノちゃん。」
「・・・何かって・・・?」
「ん~・・・なんか嫌がらせ?とかさ。そういうの。」
「・・・ないよ。大丈夫。」
「ニノ。相手が大野さんでも。ヤなことはちゃんとヤって言えよ?」
「・・・ヤなことなんてしないよ。おーのさんは。」
「わかんねぇだろ。」
以前。
ちょっと・・・共演者の人にヤなことされて。
って言うか・・・うん。
ちょっとスキンシップが過剰な人がいて。
あからさまに・・・ベタベタしてくるから。
それで。
ちょっと・・・ね。
現場に行くのが憂鬱になっちゃって。
相葉さんと潤君に相談したことがあった。
その時は・・・現場に二人で差し入れ持ってきてくれて。
潤君が。
その共演者に向かって。
真顔で。
「あんまりニノに触らないでくれます?ニノは俺たち二人のモノなんで。」
って言ってくれて。
そんなこと言う///?って思ったけど。
ちょっと相手がタジタジになってるところで。
相葉さんが言った。
「だからニノちゃんに触るには俺たち二人の許可がいりまーす。」
ふざけたように言ったけど。
目が笑ってなくて。
ちょっと怖かった。
相手の人は。
ハハ・・・仲いいですね・・・って言いながら。
苦笑いで・・・行ってしまって。
その後はもう・・・ヤなことされなくなった。
そんなことがあったから。
だから。
二人は・・・僕がグループを離れて仕事をするとこんな風に心配してくれる。
ありがたいけど・・・でも。
ホントおーのさんは大丈夫だから。
安心してほしい。
「え。もしかして。おーのさん許可とらなくちゃいけないの?僕に触れるから。」
「は?・・・あ。ああ。いや別に。あれはただのおどしだし。大野さんなら別にいいし。」
「そうだよ。要はニノちゃんがヤな思いをしてなければいいんだし。」
「大丈夫よ。おーのさんは。だって僕が京都まで追いかけた人よ?」
「言い方おかしいだろ///。」
「ニノちゃん///それ追いかけたんじゃなくて研修でしょ///?俺も行ったし。」
「ぁ・・・いたいた。相葉さんも一緒に行ったね///。」
「ニノちゃんおーのさんのとこ行っちゃてさ。全然一緒に遊んでくれなくて。」
「よく言うよ。自分だってヨコの家に泊まりに行ったくせに。」
「それはニノちゃんが大野さんちに泊まりに・・・」
はじまりま~す!お願いします!
スタッフさんから声をかけられる。
はーい・・・と三人ほぼ同時に答え。
席を立った。
話は途中だったけど・・・もうおしまい。
これからの収録に心を切り替える。
楽しんで楽しませて。
それをモットーに・・・僕たちはただがんばるだけ。
応援してくれる人達のために・・・ね。
誰かなぁプラスワン・・・と相葉さんが言う。
ぜってぇ俺当たってる・・・と潤君が言う。
どんでん返しあるかもよ・・・と僕が言う。
僕たちはいつもこんな感じ。
三人で。
仲良く・・・いつも一緒にいる。
なんでもオープンに話す。
そんな関係だった。
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つづく