僕らの日々 3 | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

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一つ前に「ゆずれないよ 誰もじゃまできない」の記事がございます。

 

大宮さんの恋物語です。

 

嵐さんのとある曲をモチーフにしております。

 

タイトルは7話時に変更させていただきますね。

 

毎日20時up予定です。

 

ではでは・・・どぞ・・・。

 

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Side.O

 



ニノは。

同じ事務所の後輩で。

デビュー前の・・・いわゆる研修生の頃からの知り合いだった。

どうして親しくなったのかは・・・よく覚えてないけど。

初めて会った気がしなくて。

最初からナチュラルなため口で。

でもなんか。

何でも許せたんだ。

研修生の頃・・・俺が舞台の仕事で京都へ行っていた時も。

ずっと・・・毎晩電話で愚痴を聞いてくれていて。

勉強のためにって・・・何人かで東京から京都へ俺の舞台を見に来た時は。

みんなホテルに泊まったのに。

ニノだけは俺のアパートへ泊まった。

ピザ取って一緒に食べて。

全然仕事の話とかしなくて。

ただただ一緒にテレビ見て。

意味のない歌を口ずさみながら二人。

笑い合った。

次の日・・・朝からニノの希望で京都観光させられて。

なんか・・・グダグダしている間に時間があっという間に経っちゃって。

結局清水寺しか行かれなかったんだけど。

でも。

かき氷食って・・・真っ青になった舌を見せ合ったり。

あっという間に食っちゃった湯豆腐がすごく高くて。

店を出た瞬間顔を見合わせて笑っちゃったり。

なんか。

2人一緒にいるだけですごく楽しかったんだ。

そう言えばあの時。

子どもながらに漠然と思ったんだよなぁ・・・。

価値観が同じってこういうことかなって。

ニノと一緒にいてそう感じたこと・・・今思い出した。
















その後・・・夜にみんなと一緒に俺の舞台を見たニノ。

舞台が終わってからも・・・一人だけ別行動して俺とラーメン一緒に食って。

みんなより遅く・・・最終の新幹線に乗りこんだ。

そのニノを。

駅で・・・ホームで見送るはずが。

なんか・・・どうしても離れたくなくて。

帰したくなくて。

発車のベルが鳴り響く中俺は。

手を伸ばして・・・ニノを引きずり降ろしたんだ。

は?って。

え?って。

びっくりするニノに。

もう一晩泊まっていけよって言ったら。

チョーわがままなんですけど///って。

すごくすごく可笑しそうに笑って。

けっこうジャイアンだよね・・・と言う。

それからすぐに。

ぁ・・・歌の上手いジャイアンね・・・なんて言い直すと。

自分が言ったことがおかしいみたいで新幹線のホームで笑いが止まらなくなったニノ。

口元を腕でおさえて笑うニノの。

上目づかいで俺を見るニノの。

そのニノの笑顔を見た時に。

ああ・・・俺。

ニノを好きなんだ・・・って自覚したんだ。

マジでガチで。

ニノに惚れてるんだって・・・そう気づいた。

そこから長い長い片思い。

ずっとずっとニノは・・・俺の心の中心にいて。

それは今も。

現在進行形で続いている。


出会ったこともキセキだけど。

こうして今。

同じフィールドに一緒にいられることも。

大きなキセキだと思ってる。




















「おお・・・着いたね。おつかれさま。」

「ぁ・・・監督。おつかれさまです。お待たせしてすいません。」

「いやこちらこそ。疲れてるとこ悪いね。」

「・・・いえ・・・。」

「乾杯し直します?お姉さんにビール頼みますね。」



立ち上がると。

隅にあった電話で・・・お姉さんを呼ぶニノ。

こういうところ。

ホント・・・気が利くから助かる。




















乾杯をして。

しばらく・・・他愛もない話。

今日は俺のライブがあったから。

その話とか・・・して。

ビールを飲みながらおいしい食事を食べていた。

監督は。

うちの事務所の子と仕事したことも多い人だから。

そういう・・・先輩や後輩の。

演技仕事の話なんかも聞いて。

楽しく話をしていた。


.

 

 

つづく