僕らの日々 4 | ナツコのブログ

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にのちゃんが大好きです。
かわいい大宮さんを愛でております。
大宮さんのお話(腐です///)なども書いております///♪

ヘッダーアイコンはあみんさんよりお借りしております♡

 

 

大宮さんの恋物語です。

 

嵐さんのとある曲をモチーフにしております。

 

タイトルは7話時に変更させていただきますね。

 

毎日20時up予定です。

 

ではでは・・・どぞ・・・。

 

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Side.O




「ニノのとこは?ライブ。」

「まだ決まってない。」

「そう・・・でもやるんでしょ?」

「そのつもりでいるよ。潤君なんてもう構想ねってるし。演出の。」

「・・・ああ・・・すごいよね彼。」

「そうなんですよ監督。すごいんですうちの潤君///。」



うちの潤君・・・という言い方に。

少しだけ・・・心がざわつく。

実はニノも・・・グループで活動をしている。

俺がデビューした1年後くらいにデビューしたニノ。

今名前が出た松潤と。

それから相葉君と・・・三人組で。

ヴィントというグループ名で活動している。

ヴィントは・・・ドイツ語で「風」と言う意味だとういう。

この三人もまた・・・個性豊かで。

元気な相葉ちゃんはバラエティ。

驚くほどイケメンの松潤は・・・主にテレビの演技仕事と舞台演出。

そしてかわいい(?)ニノは・・・主に映画の演技仕事と。

それから・・・音楽が好きで。

作詞作曲なんかもしている。

ライブではピアノやギターを弾く時もあって。

そんな・・・気持ちよく楽器に触れている時の姿は・・・ホントかわいくて。

いつまででも見ていられた。



















「見てみたいな・・・ニノ君のライブ。」

「監督是非♪ご招待させていただきます。」

「・・・ありがとう。」

「おーのさんも一緒に。ね?」

「・・・ああ・・・うん。」

「いつも来てくれるもんね。東京でライブあると。」

「・・・そう・・・だっけ///?」

「そうよ。」



そうだっけ?とは言ったけど。

記憶があいまいな訳じゃない。

ニノのライブは・・・無理やり時間を作ってでも見に行っているから。

ニノが言う・・・いつも来てくれる・・・の言葉は合っている。

でも。

ここでそれを肯定すると。

ニノへの気持ちがばれてしまうようで。

それはちょっと恥ずかしいから。

だって毎回行ってるし。

なんなら・・・ちょっと無理してでも。

例えば3daysとかあれば3日間とも行ったりしていたから。

でもそんなのばれたらひかれそうで。

だから・・・ライブに行くのはたまたまであって。

意識しているわけではない・・・という風を装う。

って言うか・・・俺がいつも行ってるってこと。

ニノが認識していた事実に・・・ちょっと驚く。


















逆にニノは・・・俺のライブには来ない。

って言うか・・・俺だけじゃなくて誰のライブにも来なくて有名だった。

いつか・・・その理由を聞いてみたい。

ニノにはニノなりの哲学があるんだろう。

それを・・・聞いてみたかった。

なんだって・・・ニノのことは知りたい。

教えて欲しい。

だって好きなんだから。


















お姉さんが・・・お料理を持ってきてくれる。

焼き魚に添えられているのがウニのソースだと聞いたニノが。

チラ・・・と俺を見るから。

俺は。

無言で皿を差し出した。

それを受けとると。

デザート用に置いてあった自分のスプーンで。

そのウニのソースを丁寧に掬い取り・・・俺の皿へと移すと。

そのまま。

スプーンごと俺に皿を返すから。

俺は。

俺の・・・使っていないデザート用のスプーンをニノに渡した。

ニノはウニが苦手だ。

さらに言うと。

ちょっとでも嫌いなものが触れたスプーンは使いたくないっていうタイプ。

梅干しも苦手なニノ。

ご飯の真ん中に梅干しが乗ってた弁当の時は。

赤く染まった周りのご飯ごと俺に渡してきた時もあった。

こういうとこ。

ホント昔と変わってなくて。

頬が緩む。

めまぐるしく・・・自分を取り巻く環境が変わりゆく中で。

変わらないこの感じが・・・俺が求めていたものだと気づく。

こうして。

ニノに会うと・・・すごく安心する。

俺が俺でいられる。

いていいんだって思える。


















「ホントに・・・仲がいいんだね二人。」



一連の動作を見ていた様子の監督が。

しみじみと・・・俺たちに言う。

確かに・・・仲はいいと思う。

特に・・・先輩後輩の関係で。

これほど遠慮のない関係もそうそうないと思っている。

そこは・・・うん。

そう思われて・・・ちょっと嬉しい。



 

 

つづく