Pretender19 | ナツコのブログ

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大宮さんの恋物語です。

 

プロローグがございますのでこちらからどぞです///。

Pretender~プロローグ1 | ナツコのブログ (ameblo.jp)

 

楽しんでいただけたら嬉しいです♡

 

毎日20時の更新です。

 

 

 

 

 

ではでは・・・どぞ///♡

 

 

 

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Side.O



「こっち向いてよ。」

「・・・。」

「・・・ねぇ・・・。」

「向かなくても。話は聞けるし。」

「・・・。」



天邪鬼だな。

頬杖ついて。

向こうを向いたままの彼。

とがった唇と。

伏した視線が見えて。

子どもみたいな仕草。

なのにその視線は艶やかで。

その・・・アンバランスさになぜか。

心の奥が少し熱く感じた。



「じゃあそのままでいいから聞いて。」

「・・・。」

「責任・・・とらせてよ俺に。」

「しつこい・・・もういいって。」

「いや。ダメだよ。」

「・・・。」

「あの夜の責任を・・・」

「じゃあさ。」



くるりっと。

突然こっちを向くと。

ついっと。

近づいてきた。

視線が合う。

下から。

挑むように俺を見上げるから。

若干あせる。




















「どういうふうに責任をとってくれるのよ。」

「・・・え。」

「責任責任って言うけどさぁ。なに。結婚でもしてくれるわけ?」

「・・・ちょ・・・///。」



声がでかい。

周りが・・・こっちを見る。

きっとわざとだ。

くそ・・・と思いつつ。

負けるもんか・・・という気持になる。



「で・・・できる訳ないだろ。結婚なんて。」

「じゃあなによ。」

「なにって・・・」

「どう責任とってくれるのよ。」

「・・・どうって・・・。」

「ノープラン?なによ。口だけじゃん。」

「・・・。」



かちん・・・と来る。

ノープランって訳じゃない。

でも。

具体的にどう・・・とは考えてなかった。

だって今日の俺のゴールは。

俺が責任をとることにYesと言ってもらうことだったから。

だからその先を考えてなくて。

突然の攻めに転じた彼に。

うまく答えがでない。


















「もう終わり。この話は。いい?」

「いや。」

「・・・だってないんでしょ?責任とる方法。」

「・・・いや・・・ある。」

「なによ。」

「・・・。」

「なに。」

「・・・。」

「なにがあるっていうのよ。」

「今。」

「・・・え?」

「今考えてる。」

「・・・今ぁ?」



あきれた・・・って顔をされる。

はぁ・・・とわざとらしく盛大なため息をつかれる。

でも。

じっと。

俺が何か言うまで・・・じっとしている。

勢いで帰られちゃうかと思ったけど。

こういうところ。

けっこう素直に聞いてくれる感じが。

なんとなく・・・わかってきた。

天邪鬼だけど。

多分本当は。

すなおないい子・・・なんだと思う。

そう思おう。

だって。

先輩のこと。

あれほど愛した子なんだから。

















そうだよ。

まだ・・・この子は。

失恋したばかりなんだ。

そんな子に。

いくら合意とはいえ・・・俺は。

男として・・・ひどいことしちゃって。

ひどいこと・・・だよな?

気持ちもないのに。

あんなことして。

・・・。

・・・。

気持ちも・・・ない・・・?

なかったのか・・・俺は・・・?

ホントに・・・?

・・・。

・・・。

この子のために。

俺は。

何が・・・できる・・・?




















「運命の人・・・。」

「・・・え・・・?」

「君の。運命の人を探すよ。」

「はぁ?本気で言ってるの?」

「本気。」

「どうやって探すのよ。」

「それは・・・。」

「・・・。」

「それは・・・これから考える。」

「・・・これからぁ?」

「・・・。」

「・・・はぁ・・・ホントノープランね。」



再び大きなため息を吐かれる。

でも。

声が優しい。

瞳が・・・さっきよりも柔らかく感じる。

あきれられたのかもしれないけど。

何て言うか。

許されたような・・・甘やかされたような感覚に陥る。

少しだけ歩み寄りを感じた俺は・・・そのまま言葉を続けた。






つづく