Pretender20 | ナツコのブログ

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大宮さんの恋物語です。

 

プロローグがございますのでこちらからどぞです///。

Pretender~プロローグ1 | ナツコのブログ (ameblo.jp)

 

楽しんでいただけたら嬉しいです♡

 

毎日20時の更新です。

 

 

 

 

 

ではでは・・・どぞ///♡

 

 

 

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Side.O




「運命の人。見つけたいでしょ?」

「そりゃぁ見つけたいけど・・・。」

「・・・ね。だから。その手助けをするよ。」

「・・・。」

「・・・ね。」

「・・・例えば?」

「ぇ・・・例えば?」

「そう。例えば。どんなことするつもりよ。」

「んっと・・・あ・・・あぁ・・・出会いの場を・・・広げるとか。」

「僕美容師よ。お客さんとか・・・あと大会で他の美容師とか。出会う機会多いけど?」

「でも。」

「・・・?」

「見つからなかったんでしょ?今まで。その中では。」

「・・・。」

「だから・・・そうじゃないところ・・・別のフィールドで・・・とか。」

「例えば?」

「・・・。」



例えば?とばかり聞いてくる彼。

でも。

・・・そう。

気づく。

さっきよりも若干前のめりになってるってことに。

俺を。

責める・・というよりも。

頼って聞いてきてるような。

そんな感覚。


















「わからないけど・・・でも。」

「・・・。」

「これまで行かなかったような場所とか。そういうところへ行ってみるとか?」

「・・・どういうところ?」

「・・・ごめん。今は思い浮かばないけど・・・。」

「・・・。」

「考えるよ。」

「・・・。」

「考える。」

「・・・。」

「だから。とらせてよ俺に。責任。」

「・・・。」



なんかもう。

どうしてここまでこじれたのかわからなくなってきた。

そもそも合意。

その場のノリ。

暴力もふるってない。

一夜限りだけど・・・。

もしかしたら彼は自暴自棄になってたかもしれないけど。

とにかく合意。

さらにはもういいって言ってくれている。

忘れるから・・・とも言ってた。

どっちが被害者とか加害者とかない。

何て言うか・・・いうなればケンカ両成敗的な?

いや・・・ちょっと違うか。

でも・・・とにかく合意なんだ。

だから。

俺が責任とる必要なんて・・・ないんだろう。

なのに。

どうしてこんなにも必死なのか。
















もう。

よくわからなくなっていた。

罪滅ぼし?

うしろめたさ?

先輩への忖度?

よくわからない。

けど・・・でも。

とにかく俺が納得できていない。

そう。

俺が納得できていないんだ。

男として。

ヤり逃げは・・・ダメ。

ただ。

その思いだけだった。

・・・その思いだけ・・・だよな・・・?

運命の人。

彼の運命の人は俺かも・・・と。

あの夜。

一瞬思ったことを思い出す。

へんなこと・・・考えてたな。


















しばらくの沈黙。

じっと一点を見つめている彼。

心理学とか・・・詳しくない俺でもわかる。

どう返事をしようか・・・と。

きっと心が行ったり来たりしているんだ。

俺は・・・もう。

彼がどうあっても自分の考えを曲げるつもりはなくて。

だから・・・断られてもまた食い下がるだけだし。

堂々巡り。

同じことの繰り返し。

それに気づいて。

折れてほしい。

はぁ・・・と。

ため息をつく彼。

心が決まったのか。

つい・・・と顔を上げると俺を見た。


















「わかったよもう・・・じゃあ探して。僕の運命の人。」



よっしゃ。

心の中でガッツポーズ。

これで・・・俺は。

罪滅ぼしができる。

ほっとする・・・一安心だ。



「探すって言っても大変だと思うけど。」

「いや探す。約束するよ。」

「とりあえずどうすればいいの?」

「・・・え・・・。」

「あなたとどこか。行けばいいの?」

「・・・あ・・・ああ・・・うん。ぁ・・・次いつ会える?」

「次は・・・。」



スマホを指の先で。

こんこん・・・と叩くようにしながら操作する彼。

互いに平日休み・・・特に俺は不定休だから。

休みの日とかじゃなくて。

これくらいの時間ならいつでも大丈夫・・・と言ってくれる。
















俺も。

この時間なら店が終わった後に来られるから。

とにかく。

どこに行って何をしたらいいのか。

考えなくちゃ。

そう思いながら。

とりあえず次会う日を決めた。

そのあと。

じゃあとか言われて。

帰るのかな・・・と思ったら。

お腹すいた・・・って言うから。

焼きそばを頼んだ。

まだ。

俺と一緒にいてもいいらしい。

・・・よかった。
 








つづく