大宮さんの恋物語です。
プロローグがございますのでこちらからどぞです///。
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Pretender~プロローグ1 | ナツコのブログ (ameblo.jp)
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毎日20時の更新です。
ではでは・・・どぞ///♡
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Side.N
運ばれてきた焼きそばを。
慣れた手つきで・・・取り皿に分けてくれる。
同じ男なのに。
こういうとこ・・・自然と当たり前のようにやってくれる感じがちょっと新鮮。
箸の使い方がうまい・・・て言うか。
手・・・指がキレイだな・・・なんて。
場違いなところに目が行く。
焼きそばを・・・口に含むと。
ふわっと広がる青のりの香り。
うん・・・おいしい。
なんかもう。
僕・・・折れちゃったし。
意地張るのも疲れたって言うか・・・。
つんけんするのも疲れちゃって。
責任とってもらうことを認めたら。
もう・・・なんか。
心も体を脱力した。
「なんか・・・あなたって・・・。」
「・・・ん?」
「頑固だよね・・・けっこう。」
「・・・そうでもないと思ってるけど・・・。」
「頑固よ。自覚した方がいい。」
「・・・。」
僕が言い切ると。
ちょっとだけ・・・口をとがらせた。
その顔が・・・なんか緊張感なくて。
そんな顔するんだ・・・て思ったら。
ちょっと笑いそうになった。
ノープランのくせに・・・って。
言おうとしたけど。
ちょっとしつこいな・・・て思ってやめた。
「君も頑固だよ。」
「・・・え~頑固じゃないよ。」
「頑固だよ。」
「どういうところがよ。」
「・・・なかなかひかないところ。今だってやっと折れてくれたし。」
「それはこっちのセリフでもあるんですけど。」
「・・・確かに・・・///。」
ふっと。
笑う。
ああ・・・なんか。
こんな笑顔初めて見たかも。
って言うか。
なんか・・・この人。
本気で・・・僕の運命の人を探してくれようとしているみたい。
僕もわりと・・・自分のペースがあって。
もういいって何度も言って。
話を終わらせようとしてるのに。
押し切られた。
もうさ。
なんでそんなに責任とりたがってるのかわからないんだけど。
頑固すぎてもう・・・言うこときかないから。
僕の方が折れた。
って言うか・・・昨夜。
この人は自分で「運命の人は俺かも」と言っていたけど。
その記憶はホントにないんだね。
まあ・・・うん。
それくらいの思いだったってこと。
ただの軽口。
ただね。
責任を取る・・・と必死で僕に言うこの人を見てると。
ちょっとだけ。
胸がチクリと痛む。
嘘ついちゃってるから。
・・・でも・・・悪いのは僕じゃない。
だって。
覚えてない方が悪い。
・・・よね・・・?
僕は・・・別に。
何かしてもらおうなんて思ってないから。
だから・・・もういいって言ったのに。
合意だからって言ったのに。
全然引き下がらくて・・・。
合意ってところもなんか突っ込まれて。
考えた末に出た答えが「ノリ」だなんて・・・ポンコツすぎる僕。
この人も・・・納得してなさそうだったけどそこはなんとか押し切った。
運命の人・・・見つけるって言ってるけど。
そんなの。
簡単に見つからないってことくらい・・・僕にだってわかる。
本気で見つかるなんて思ってない。
つづく